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ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】

1980年代のニューヨークで生まれたブレイクビーツは、ドラムソロのブレイク部分をサンプリングしたことから始まった革新的な音楽制作における手法、ジャンルです。

当時のクラシックなファンクやジャズのレコードから切り取られたリズムパターンは、ヒップホップの基礎を築き、その後のエレクトロニック・ミュージックに多大な影響を与えました。

90年代にはドラムンベースやビッグビートなど、新たなジャンルを生み出すきっかけにもなりました。

今なお進化を続けるブレイクビーツシーンで、サンプリング元から歴史に残る名曲、そして最新のトレンドまで、音楽の革新性と魅力が詰まった楽曲の数々をご紹介します。

ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】(21〜30)

That Elvis TrackSol Brothers

フリースタイラーズのメンバー、アンドリュー・ガレア、アストン・ハーベイからなる2人組の変名プロジェクトによるダンスヒット。

ウルトラマグネティック・MCsの『Poppa Large』を大胆にもサンプリングした、大ネタブレイクスです。

これぞブレイクビーツというようなファンキーさが印象的で、ダンスバトルなどでも重宝されるであろう1曲です。

彼らはたくさんの名義を使い分けており、作風に合わせさまざまな作品を生み出してきました。

TransatlanticQuantic

聴いているだけで、さわやかな海風に吹かれているような気分にさせるこちらは、クアンティックの『Transatlantic』という1曲です。

ジャズとソウルミュージックを融合させた、ヌー・ジャズと呼ばれるジャンルの中でも定番曲として知られています。

普通のジャズはしっかり聴かなければならないものとして認識されがちですが、この曲はブレイクビートを大胆に使っているので、まるでR&Bを聴いているかのように気軽に楽しめる1曲です。

It’s a New DaySkull Snaps

こちらのナンバーも後にドラムビーツが大量にサンプリングされる、スカル・スナップスの1970年初頭のファンククラシックです。

ヒップホップシーンでは今となっては伝説のドラムサンプルで、後の定番ブレイクビーツとなります。

スカル・スナップスは1960年代から1970年代前半まで活躍した謎のファンクグループとして知られており、メンバーの身元がわからず、いまでもミステリアスなベールに包まれているグループです。

IlluminatiFatboy Slim

Fatboy Slim – Illuminati (Official Audio)
IlluminatiFatboy Slim

イギリスのビッグビートシーンの重要人物ノーマン・クックのソロプロジェクト、ファットボーイ・スリム。

これまでにグラミー賞なども受賞しているので、よくご存じの人も多いかと思います。

この曲のように、もちろんブレイクビーツを使用したヒットソングも多い彼なのですが、ダンスポップスのシーンにも大きな影響を与えており、現在でも巨大な野外フェスティバルに出演しており斬新なDJセットを披露し毎年賑わいを見せています。

そして、多くの若者からも支持されるベテラン。

IntergalacticBeastie Boys

Beastie Boys – Intergalactic (High Quality)
IntergalacticBeastie Boys

Intergalacticは、1998年にGrand RoyalよりリリースされたBeastie Boysの代表曲で、Electric, HiphopジャンルのBreakbeat, Downtempo, Breaks, Drum’n’Bassスタイルです。

Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)は、1979年から2012年まで活動したアメリカ・ニューヨーク出身のマイクD、キングアドロック、MCAからなるヒップホップユニットです。

Break InCirrus

アーロン・カーターとスティーブン・ジェームズ・バリーからなるロサンゼルスで1995年に結成されたビッグビートトリオ、シーラス。

彼らはライブパフォーマンスを頻繁に行っており、ギターやベースなど、通常の電子楽器とともに生のバンドセットをライブに取り入れていました。

この曲は彼らのキャリアのなかでもロングヒットの1曲です。

後にゲーム『Gran Turismo 3』のサントラに収録されダンスミュージックのファンだけでなく、ゲームファンからも愛される1曲となりました。

Mary Go AroundKool Herk

Kool Herc “Merry-Go-Round” technique
Mary Go AroundKool Herk

Kool Herk(クールハーク)は、1955年生まれ、ジャマイカ出身のDJで、ヒップホップ黎明期の三大DJの一人に数えられる人物です。

1967年にジャマイカからニューヨークのブロンクス区に移り住み、1973年に妹の誕生日パーティーのためにDJをスタートし、自身の所有していたレゲエのサウンドシステム Herculords(ハーキュローズ)で、ブレイクビーツを発明したとされます。

1980年にはDJを辞め、南ブロンクス地区のレコード店で勤務したり、1984年には映画に出演しています。