ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】
1980年代のニューヨークで生まれたブレイクビーツは、ドラムソロのブレイク部分をサンプリングしたことから始まった革新的な音楽制作における手法、ジャンルです。
当時のクラシックなファンクやジャズのレコードから切り取られたリズムパターンは、ヒップホップの基礎を築き、その後のエレクトロニック・ミュージックに多大な影響を与えました。
90年代にはドラムンベースやビッグビートなど、新たなジャンルを生み出すきっかけにもなりました。
今なお進化を続けるブレイクビーツシーンで、サンプリング元から歴史に残る名曲、そして最新のトレンドまで、音楽の革新性と魅力が詰まった楽曲の数々をご紹介します。
ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】(21〜30)
Out of SpaceThe Prodigy

ちょっぴりマヌケなイントロがキャッチーなこちらはイギリスのテクノバンド、ザ・プロディジーの『Out Of Space』という曲です。
レーシングゲームをプレイしているかのような疾走感のあるイントロ、衝撃のレゲエへのギアチェンジの後にはまさかのテクノが入ってきます。
現在日本ではAメロ、Bメロ、サビとだいたい予測のつく構成の楽曲が人気ですが、ミュージシャン、アーティストたちが本領を発揮できるのはこのような形にとらわれない楽曲ではないでしょうか。
Take CaliforniaPropellerheads

ウィル・ホワイトとアレックス・ギフォードからなるプロペラヘッズ。
彼らもまたイギリスのビッグビート全盛の時代をになった存在であり、今でも根強い人気を誇るユニットです。
『マトリックス』にもサウンドトラックが収録されているので、聴いたことがある人もいるかも知れませんね!
この曲は彼らのデビューEPに収録されたまさしく記念すべきデビュー曲です。
ブレイクビーツクラシックとしてもファンの間では今でも人気の1曲です。
ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】(31〜40)
James Brown Is DeadL.A STYLE

激しいブレイクビートで体が自然に動きだすこちらは、オランダのダンスミュージックユニット、L.A.スタイルの『James Brown is Dead』という曲です。
あのファンクの父、ジェームズ・ブラウンもびっくりなほどグルーヴィーな1曲ですね!
ブレイクビートに乗せるラップがめちゃむちゃかっこいいです。
ヒップホップの中でも、特にテクノよりな印象を持つ楽曲ですね。
朝まで踊り明かしたい時、ぜひ聴いてほしい1曲です!
Shack UpBanbarra

1975年発売のクラシックブレイクス。
こちらの曲もさまざまなファンクでサンプリングされたドラムブレイクがとても有名です。
バンバラは、素晴らしいファンクのグループのうちの1つで、突如活動を中止し消えてしまいます。
1981年にディスコでこの曲がブレイク。
ピーク時には全米チャートで46位に上り詰めるまでにヒットしました。
今でも根強いファンが多い1曲、ディヴァイン・スタイラーの『Ain’t Sayin Nothing』でもサンプリングされヒットしています。
CoastSedona

ベニー・ブランコとデール・チャールズからなるデュオ、セドナ。
90年代半ばからのボストンを拠点に活動していたハウス、テクノ、プログレッシブハウスなどを軸にしたレーベル、OHM Recordingsから1995年にデビューします。
レーベルのカラーともなったハウスミュージック、とくにアシッドハウスを基調にしたサウンドでブレイクビーツのなかでも後のレイヴカルチャーへと繋がっていくようなサウンドです。
クラシックな4つ打ち好きにも気に入られそうなクラシック。
DigeridooAphex Twin

近年、人気が再燃しているイギリスのアンビエントミュージシャン、エイフェックス・ツイン。
彼のサウンドの選びかたや、楽曲の展開の仕方は、一度研究しだすとキリがなくなるほど興味深いものが詰まっています。
こちらの『Digeridoo』という曲は、アボリジニの民族楽器であるディジュリドゥをメインに使っています。
日本ではまだあまり知られていない楽器ですが、海外では変な楽器としてそれなりの人気を誇っています。
そんなディジュリドゥのサウンドさえもかっこよくしてしまうエイフェックス・ツインに脱帽です!
Feeling So RealMoby

こちらは、ブリトニー・スピアーズへの楽曲提供などで知られる、アメリカのテクノミュージシャン、モービーの『Feeling So Real』という曲です。
ハイトーンボイスでのびのびと歌うボーカル、透明感のあるピアノやシンセサイザーがとてもステキですよね。
自由を感じられます。
楽曲がどんどん早くなっていくように感じられるのは、高速のブレイクビートだからでしょうか。
むしゃくしゃした時に聴きたいオススメの1曲です!