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【ブルグミュラーのピアノ曲】定番から隠れた名曲まで一挙紹介!

ピアノ学習者の多くが一度は手にする練習曲集『25の練習曲 Op.100』の作曲者として知られる、ドイツの作曲家ヨハン・ブルグミュラー。

彼はほかにも2つの練習曲集やバレエ音楽を手掛けていますが、演奏される機会が少なく、その多くがあまり知られていません。

そこで今回は定番である『25の練習曲』のなかでも特に人気の高い作品に加え、コアなクラシックファンやピアノ演奏家らから愛されているブルグミュラーの隠れた名曲をご紹介します!

もくじ

【ブルグミュラーのピアノ曲】定番から隠れた名曲まで一挙紹介!

18の性格的な練習曲 Op.109 第14番「ゴンドラ漕ぎの歌」Johann Burgmüller

ドイツの作曲家ヨハン・ブルグミュラーは、ロマン派時代に活躍したピアニスト兼作曲家で、特にピアノ学習者のための練習曲で知られています。

中級レベルの学習者に向けて作曲された『18の性格的な練習曲 Op.109』の第14番『ゴンドラ漕ぎの歌』は、静かな水面を漂うような穏やかさと、時折見られる情緒的な波の動きを音で描いた作品です。

ゴンドラ漕ぎの歌を奏でる船頭の感情を豊かに表現するべく、作曲家の意図をくみ取りながら細やかな音色とフレージングを意識して練習することで、演奏の幅が広がるでしょう。

美しい旋律を奏でられるよう、丁寧に仕上げていきたいですね。

25の練習曲 Op.100 第2番「アラベスク」Johann Burgmüller

ブルグミュラー <アラベスク> (ピアノ教室FUJITA)
25の練習曲 Op.100 第2番「アラベスク」Johann Burgmüller

ピアノ学習者が一度は手にする『ブルグミュラー 25の練習曲』。

2曲目に収録されている『アラベスク』は、勢いのあるかっこいい曲調で特に人気の高い1曲です。

右手の細かく速いパッセージはテンポを上げやすい音形で難なくクリアできることが多いですが、問題は中間部の左手。

左手にメロディが移った瞬間テンポについていけなくなり、流れが止まってしまうことも多いんです!

テンポを落とす指示のあるところ以外は冒頭の勢いを保てるよう、部分的に取り出して細かい部分を丁寧に練習しましょう。

12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105 第11番「北国のハープ」Johann Burgmüller

ブルグミュラー: 12の練習曲より第11番 『北国のハープ』,Op.105 11. アダージョ 変イ長調 Pf.黒田亜樹:Kuroda,Aki
12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105 第11番「北国のハープ」Johann Burgmüller

ドイツの作曲家ヨハン・ブルグミュラーは、ピアノ学習者に欠かせないレパートリーを多く残しました。

技術と表現の両立を目指す練習曲集『12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105』の第11番『北国のハープ』は、北欧の幻想的な風景を思わせるメロディが印象的な1曲。

繊細なタッチと豊かな表現力が求められるこの曲は、ただ音を並べるだけでなく、書かれている強弱記号やフレージングをしっかりと読み取り、イメージを膨らませながら丁寧に練習することで、感動的な演奏に仕上げることができるでしょう。

18の性格的な練習曲 Op.109 第18番「紡ぎ歌」Johann Burgmüller

ドイツのロマン派作曲家ヨハン・ブルクミュラーは、主にピアノの練習曲を手掛けた人物として知られています。

彼の作品は、技術的な課題と音楽性を兼ね備えた曲として高く評価されており、現代に至るまで広く演奏され続けています。

『18の性格的な練習曲 Op.109』第18番『紡ぎ歌』は、軽やかで流れるようなピアノの技術を要求する、美しい旋律と技術的な練習を兼ね備えた魅力的な小品です。

本作はある程度のピアノ演奏技術を持つ中級者向けの練習曲として最適であり、音楽的な表現力と技術的な精度の両方を磨くことができるでしょう。

12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105 第12番「英雄」Johann Burgmüller

ブルグミュラー: 12の練習曲 第12番『英雄』,Op.105 12. モデラート 変ホ長調 Pf.黒田亜樹:Kuroda,Aki
12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105 第12番「英雄」Johann Burgmüller

ドイツの作曲家ヨハン・ブルグミュラーが作曲した『12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105』の第12番『英雄』は、そのタイトルにふさわしい力強さや堂々とした雰囲気をたたえた1曲です。

ただ単に技術の習得を目的としているだけでなく、演奏者自身の音楽的な表現力を深めることにも重点が置かれた作品集の集大成的な本作には、情熱的な曲想を思い切り表現できる魅力があります。

技術と表現、両方の力が試される1曲といえるでしょう。

12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105 第6番「夕べの時」Johann Burgmüller

ロマン派時代のドイツの作曲家、ヨハン・ブルグミュラーが作曲した練習曲『12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105』。

第6番の『夕べの時』は、美しい旋律とともに夕暮れ時の穏やかな情景を描き出した作品です。

平和で落ち着きのあるメロディは、聴く人の心を癒やしてくれるでしょう。

ピアノ学習者の技術と表現力を高めるため丁寧に書かれたこの作品は、中級から上級のピアニストにオススメの1曲です。