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【ブルグミュラーのピアノ曲】定番から隠れた名曲まで一挙紹介!

【ブルグミュラーのピアノ曲】定番から隠れた名曲まで一挙紹介!
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ピアノ学習者の多くが一度は手にする練習曲集『25の練習曲 Op.100』の作曲者として知られる、ドイツの作曲家ヨハン・ブルグミュラー。

彼はほかにも2つの練習曲集やバレエ音楽を手掛けていますが、演奏される機会が少なく、その多くがあまり知られていません。

そこで今回は定番である『25の練習曲』のなかでも特に人気の高い作品に加え、コアなクラシックファンやピアノ演奏家らから愛されているブルグミュラーの隠れた名曲をご紹介します!

【ブルグミュラーのピアノ曲】定番から隠れた名曲まで一挙紹介!(1〜10)

18の性格的な練習曲 Op.109 第13番「大雷雨」Johann Burgmüller

【ピアノ発表会おすすめ】大雷雨 ♫ ブルグミュラー / Orage, Burgmuller
18の性格的な練習曲 Op.109 第13番「大雷雨」Johann Burgmüller

ピアノ学習者の多くが取り組む『25の練習曲 Op.100』で知られるヨハン・ブルグミュラーのピアノ練習曲集『18の性格的な練習曲 Op.109』の第13番『大雷雨』は、聴き映えのする発表会にピッタリの作品です。

嵐のような激しさと静けさが交錯する迫力と、終結部の晴れ間のような解放感をあわせ持つこの曲は、聴く人の心に強烈な印象を残します。

ピアノを練習している方にとっては、表現力や感情の込め方を探求する大きなチャンス!

テクニックを磨きながらも曲のストーリーを大事にして、息づかいを感じさせる演奏を目指してくださいね。

25の練習曲 Op.100 第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

ブルグミュラー:貴婦人の乗馬 Op.100-25(2020ピティナコンペ課題曲)pf. 菅原 望:Sugawara, Nozomu
25の練習曲 Op.100 第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

ドイツのロマン派作曲家ブルグミュラーは、親しみやすく美しいメロディを持つピアノ練習曲を数多く残しています。

『25の練習曲 Op.100』の最終曲『貴婦人の乗馬』は、まるで優雅に馬に乗る上品な女性の姿が目に浮かぶような、軽やかでリズミカルな1曲です。

右手の細かい動きは馬の足取りを、左手の伴奏は乗馬のリズムを表現。

曲想豊かに弾くことで、ピアノの基礎技術と音楽性を同時に磨くことができるでしょう。

ブルグミュラーの作品を通してピアノの楽しさを存分に味わってみてください。

18の性格的な練習曲 Op.109 第15番「風の精」Johann Burgmüller

ピティナ全国決勝 ブルグミュラーOp.109-15「空気の精(風の精)」 Burgmüller:18 Etudes de genre “Les Sylphes”(小学5年)/加藤麗子ピアノ教室
18の性格的な練習曲 Op.109 第15番「風の精」Johann Burgmüller

ヨハン・ブルグミュラーの練習曲集『18の性格的な練習曲 Op.109』は、ピアニストの技巧を研ぎ澄ますために作曲されたピアノ曲集です。

その中の『風の精』には、繊細なメロディと敏捷な指の運びが要求されるテクニックがちりばめられており、ピアノ学習者にとって格好のレパートリーとなっています。

テクニック向上のために取り組む方が多いブルグミュラー作品ですが、ぜひ、技術面だけでなく曲の世界観や放たれる独特な魅力に注目してみてください、きっと「練習曲のブルグミュラーさん」というイメージが、がらりと変わるはずです。

25の練習曲 Op.100 第15番「バラード」Johann Burgmüller

ドイツ出身の作曲家、ピアニストであるヨハン・ブルグミュラーといえば『25の練習曲』がとても有名な曲集です。

それぞれの曲に親しみやすく、曲の雰囲気を想像しやすいタイトルが付けられているのが特徴的ですね。

曲のタイトルである『バラード』とは、「物語があるように作られた曲の形式」のこと。

この曲も、最初は暗雲が垂れ込めるような怪しさがただよっていますが、途中で打って変わって明るい情景となり、最後はまた胸をざわつかせるような雰囲気で終わります。

それぞれの場面のイメージをはっきりと持って演奏したいですね。

12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105 第4曲「ラ・カンパネラ」Johann Burgmüller

子供向けのピアノ練習曲で広く知られるドイツの作曲家、ヨハン・ブルグミュラー。

『12の旋律的で華麗なる練習曲 Op.105』は中級から上級レベルの学習者を対象とした曲集で、技術的なスキル向上と音楽的表現力を高めることを目的としています。

この曲集に収められた第4曲『ラ・カンパネラ』は、繊細な表現力と高度な技術が求められる作品で、右手と左手の独立性を養い、複雑なリズムとメロディを正確に演奏する能力を磨くのにピッタリ。

練習を重ねることで、音楽的な美しさと豊かな表現力が身につくことでしょう。

18の性格的な練習曲 Op.109 第18番「紡ぎ歌」Johann Burgmüller

ドイツのロマン派作曲家ヨハン・ブルクミュラーは、主にピアノの練習曲を手掛けた人物として知られています。

彼の作品は、技術的な課題と音楽性を兼ね備えた曲として高く評価されており、現代に至るまで広く演奏され続けています。

『18の性格的な練習曲 Op.109』第18番『紡ぎ歌』は、軽やかで流れるようなピアノの技術を要求する、美しい旋律と技術的な練習を兼ね備えた魅力的な小品です。

本作はある程度のピアノ演奏技術を持つ中級者向けの練習曲として最適であり、音楽的な表現力と技術的な精度の両方を磨くことができるでしょう。

18の性格的な練習曲 Op.109 第14番「ゴンドラ漕ぎの歌」Johann Burgmüller

ドイツの作曲家ヨハン・ブルグミュラーは、ロマン派時代に活躍したピアニスト兼作曲家で、特にピアノ学習者のための練習曲で知られています。

中級レベルの学習者に向けて作曲された『18の性格的な練習曲 Op.109』の第14番『ゴンドラ漕ぎの歌』は、静かな水面を漂うような穏やかさと、時折見られる情緒的な波の動きを音で描いた作品です。

ゴンドラ漕ぎの歌を奏でる船頭の感情を豊かに表現するべく、作曲家の意図をくみ取りながら細やかな音色とフレージングを意識して練習することで、演奏の幅が広がるでしょう。

美しい旋律を奏でられるよう、丁寧に仕上げていきたいですね。