歴史を変えたヒップホップ・クラシック
海外では長年にわたって愛されているヒップホップの名曲を『ヒップホップ・クラシック』と言います。
今回はそんなヒップホップクラシックのなかでも、特にヒップホップシーンに大きな影響を与えた名曲をピックアップしました。
1990年代の名曲から1970年代のヒップホップの原曲となる作品まで紹介しています。
後半の楽曲は日本ではマイナーなものも多いので、良い曲を探している方は必見です!
それではごゆっくりとお楽しみください。
歴史を変えたヒップホップ・クラシック(1〜10)
Still D.R.E. ft. Snoop DoggDr. Dre

エヌ・ダヴリュー・エーのメンバーとして人気を集めた後、ソロのラッパーとして大きな成功を収め、現在はプロデューサーとしても猛威をふるっている偉大なラッパー、ドクター・ドレーさん。
そんなドクター・ドレーさんの名曲といえば、こちらの『Still D.R.E. ft. Snoop Dogg』ですよね。
ヒップホップに詳しくない方でもご存じかと思います。
当時は下火だった西海岸のイメージを一気に変えた、偉大な1曲です。
JuicyThe Notorious B.I.G.

東海岸の王様、ノトーリアス・BIGさん。
言わずとしれた1990年代を代表する偉大なラッパーですね。
いくつもの名曲を生み出してきた彼ですが、その中でも特に人気の作品といえば、やはりこちらの『Juicy』ではないでしょうか?
彼の作品のなかで最も大きな売上を記録しており、現在でも多くのラッパーやヘッズから愛されています。
そんなこの曲の魅力はなんといってもリリック。
彼の半生を歌った作品ということもあり、なかなかに重い内容なのですが、聞き終わる頃には勇気や元気をもらえます。
Lose YourselfEminem

日本でも大人気のラッパー、エミネムさん。
ヒップホップに関する知識をまったく持っていない方でも、エミネムさんのことは知っているという方は多いと思います。
そんな彼の名曲といえば、こちらの『Lose Yourself』ですよね。
ハーメルンの笛吹き男という童話からインスパイアを受けた、リリシズムなリリックと圧倒的なラップスキル、そして熱いバイブスがそろったパーフェクトな1曲で、スキルが重要視されていた2000年代初頭や1990年代後半のヒップホップの価値観が色濃く反映されています。
歴史を変えたヒップホップ・クラシック(11〜20)
Rapper’s DelightThe Sugarhill Gang

1980年代なかばから現在に至るまでのヒップホップを知っている方は多いと思いますが、1970年代のヒップホップを知っている方はなかなかに少ないと思います。
そんな方にオススメしたい楽曲が、こちらの『Rapper’s Delight』。
歌っているのはニュージャージー出身の偉大なヒップホップグループ、シュガーヒル・ギャングです。
この曲は現在のヒップホップの原型を形どった作品の1つとして知られており、現在にも通ずるようなフロウが多く登場します。
Planet RockAfrika Bambaataa & Soul Sonic Force

1970年代後半から1980年代初頭にかけて確立されていったヒップホップは、グランドマスター・フラッシュさんのような決定的なムーブメントを作った人もいますが、いくつかのアーティストやグループで作り上げていったジャンルでもあります。
そんなヒップホップの原型を作ったグループの1つとして知られているのが、こちらの『Planet Rock』を歌うアフリカ・バンバータ・アンド・ソウルソニック・フォースです。
ファンクのようなトラックとキレの良いフロウがバツグンに気持ち良いので、オールドスクールが好きな方は要チェックの作品です。
The MessageGrandmaster Flash & The Furious Five

現代のヒップホップの原型を作り上げた偉大なヒップホップクルー、グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フューリアス・ファイブ。
オールドスクールで最も重要な存在で、特にプロデューサーであるグランドマスター・フラッシュさんは現代のヒップホップのトラックという文化を作り上げた偉大なアーティストとして知られています。
そんな彼らの作品で特にオススメしたいのが、こちらの『The Message』。
今でも聴きおとることのない、キレのあるフロウとトラックが印象的な1曲です。
Rebel Without A PausePublic Enemy

社会派ラップのパイオニアとして、現在のラッパーやヘッズに大きな影響を与えたヒップホップクルー、パブリック・エナミー。
彼らの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『Rebel Without A Pause』。
日本のMCバトルが好きな方であれば、一度は耳にしたことがあるトラックではないでしょうか?
この曲は彼らの1枚目のシングルなのですが、当時としては速い部類であった100を超えるBPMでまとめられており、音楽性でもリリックの政治的なメッセージ性でも話題を集めました。