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【古典派のピアノ名曲】発表会や演奏会で人気の名作を一挙紹介!

クラシック音楽史における「古典派時代」は、18世紀初頭に誕生したピアノの原型ともいえる楽器「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」が、私たち知る現代の「ピアノ」へと進化を遂げた重要な一時代。

古典派3大作曲家とも呼ばれるフランツ・ヨゼフ・ハイドン、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンらをはじめとする多くの作曲家が活躍し、後の作曲家に影響を与える偉大な作品を遺しました。

本記事では、そんな古典派時代に生まれた作品の中から、ピアノ独奏のために書かれた名曲をピックアップ!

曲の背景や演奏のポイントともにご紹介していきます。

【古典派のピアノ名曲】発表会や演奏会で人気の名作を一挙紹介!(1〜10)

ピアノソナタ 第35番 ハ長調 Hob.XVI:35Franz Joseph Haydn

18世紀に活躍した古典派音楽の巨匠、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。

交響曲や弦楽四重奏曲の父としても知られるハイドンは、ピアノのための作品も数多く残しています。

なかでも、1780年に出版された『ピアノソナタ 第35番 ハ長調 Hob.XVI:35』は、技術と表現の両面から演奏者に挑戦を促す魅力的な曲集。

3つの楽章で構成されたこの作品は、ソナタ形式やロンド形式など、クラシック期の典型的な音楽形式を用いながら、主題の展開や転調を通じて聴き手を飽きさせない工夫が施されています。

クラシック音楽に親しみたい方や、ピアノ演奏に新たな意欲を見いだしたい方にこそ、ぜひ取り組んでいただきたい1曲です。

ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン – ピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章 – Beethoven – Pathetique Piano Sonata No.8 Op.13-2 – CANACANA
ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ドイツ古典派を代表する作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生み出したピアノソナタの中でも、『月光』や『熱情』と並び称されるのがこの『悲愴』。

1798年から1799年にかけて作曲され、発表当時から高い評価を得ていたこの作品は、ベートーヴェンが作曲家としての地位を固めるきっかけとなった出世作でもあります。

特に第2楽章は、テレビやCMなどでもアレンジを変えてBGMとしても頻繁に起用されており、広く親しまれています。

穏やかでいてどこか切ない響きや、メインのテーマからがらりと雰囲気が変わる中盤の展開が非常に美しい作品です。

ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した18曲のピアノソナタの中で最も有名であり、発表会の定番曲として知られる『ピアノソナタ第16番 K.545』。

特に第1楽章は多くのピアノ学習者から愛されている曲で、1曲の中で演奏に必要なさまざまなテクニックを身につけられます。

ソナタ形式にきっちりと当てはめられているため、次の展開が予測しやすくおぼえやすいのもポイント!

テンポを上げて弾くと聴いている印象以上に難しいため、細かく区切って丁寧に部分練習しましょう。

【古典派のピアノ名曲】発表会や演奏会で人気の名作を一挙紹介!(11〜20)

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

【初心者向け/ピアノ練習】ベートーヴェン – 「エリーゼのために」-フル演奏Ver-(Piano/Beethoven/FürElise)
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノ学習者の誰もが一度は憧れる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲!

ピアノ曲として有名なのはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされています。

左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど、変化に富んでいるのも魅力の一つ。

演奏に挑戦する際は、曲の雰囲気の変化に注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!

ソナチネ Op.36-1Muzio Clementi

クレメンティ:ソナチネ Op.36-1 より 第1楽章、第3楽章/関本 奏(第45回入賞者記念コンサート A1級[金賞])
ソナチネ Op.36-1Muzio Clementi

「ピアノの父」と呼ばれるイタリアの作曲家、ムツィオ・クレメンティは、幼少期から音楽の才能を発揮し、生涯にわたってピアノ音楽の発展に貢献しました。

彼の代表作である『ソナチネ Op.36-1』は、明快な構造と技術的な基礎を固める上での価値から、200年以上経った今日でも初心者から中級者のピアノ学習者にとって重要なレパートリーとなっています。

精力的な第1楽章、抒情的な第2楽章、遊び心ある第3楽章を通じて、古典派スタイルの明瞭さと表現力を体現した本作は、ピアノを始めたばかりの方や、クラシック音楽の入門としてピアノに挑戦してみたい方にオススメの1曲といえるでしょう。

序奏とロンド Op.151-4Anton Diabelli

第38回入賞者記念コンサート A1級[金賞] 田渕里奈/ディアベリ:序奏とロンド Op.151-4
序奏とロンド Op.151-4Anton Diabelli

オーストリアの音楽出版者兼作曲家、アントン・ディアベリは、ピアノとギターのための作品を数多く手掛けました。

『序奏とロンド Op.151-4』は、中級者向けの技術的要求と音楽的表現の豊かさを兼ね備えた1曲!

ロマン派特有の感情表現や音楽構造の理解に適した1曲ピアノを学ぶ全ての人にオススメしたい、教育的価値の高い名作です。

幻想曲 ニ短調 K.397Wolfgang Amadeus Mozart

天才作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1782年にウィーンで作曲した『幻想曲 ニ短調 K.397』は、自由な形式が特徴的な作品です。

アルペジオで始まり、アリアのような美しい旋律が奏でられ、最後は愛らしいニ長調に転調し、無垢な印象で締めくくられます。

独特の構成と、喜びと悲しみが交錯する表情豊かな音楽性は、モーツァルトならではの魅力。

ピアノの発表会や演奏会で弾くのにもオススメの作品です。