稀代の悪役からによる名ゼリフの数々。コブラの名言が心に響く
漫画『コブラ』の主人公コブラは、宇宙海賊として圧倒的なカリスマを放つ稀代の悪役でありながら、その言葉は心に残るものがあります。
普通に聞けば何気ない一言から絶妙なワードセンスのセリフまで、コブラという存在を通すことで作品を彩る重要なファクターとなっています。
そこで今回は、そんなコブラが放った珠玉の名言をご紹介します。
ジョークからハードボイルドまで幅広くリストアップしましたので、きっとあなたも心を揺さぶられることでしょう。
稀代の悪役からによる名ゼリフの数々。コブラの名言が心に響く(1〜10)
いるさっ ここにひとりな!!コブラ

ヒロインのオフェーリアを捕えたゴールドマンの「無駄だ もうお前を守る騎士はいない」というセリフに対して発せられた名言「いるさっ ここにひとりな!!」。
絶体絶命の危機にベストなタイミングで現れ、形勢逆転する姿はまさにヒーローなのではないでしょうか。
愛する存在のためならどんな場所にも駆けつけ、颯爽と救っていく姿は、悪役という事実を忘れてしまうかっこよさがありますよね。
コブラというキャラクターの魅力が詰まった名セリフです。
腹をたてるとなにをするんだ?ウサギとワルツでも踊るのかコブラ

「腹をたてるとなにをするんだ?ウサギとワルツでも踊るのか」という名言は、レイモンド・チャンドラー氏の小説『The Long Goodbye』の登場人物であるフィリップ・マーロウの「怒るとどうするんだ?リスとタンゴでも踊るのか?」というセリフが元ネタと言われています。
絶妙なワードセンスで挑発し、敵を自滅させるコブラらしいフレーズなのではないでしょうか。
ただし、仲の良い友人など関係性によっては嫌われてしまいますので、使う際には注意しましょう。
だろうな とくにPRはしてないからなコブラ

「この世にスチールを引きちぎれる人間がいるとはしらなかった」というセリフに対しての切り返しとして発せられた名言「だろうな とくにPRはしてないからな」。
コブラの余裕を感じられる、秀逸なセリフなのではないでしょうか。
日本には「能ある鷹は爪を隠す」ということわざがありますが、周りから見てどれだけすごい事でも、本人にとっては言って回るほどではないという事なのかもしれませんね。
ここぞという時に使ってみたい、クールな名セリフです。
懺悔…?やめとこう すべてを告白するには一週間はかかるだろうからなコブラ

神への懺悔を促された時の名言「懺悔…?やめとこう すべてを告白するには一週間はかかるだろうからな」。
宇宙海賊として自由に生きてきたコブラならではの名セリフなのではないでしょうか。
または、悪役として懺悔するようなことは特に思いつかないという意思の表れなのかもしれませんね。
どんな存在を前にしても、どんな状況でも自分の芯がブレないコブラだからこそのセリフですが、これくらい信念を持って生きていきたいとも思わせてくれる名言です。
神か……最初に罪を考え出したつまらん男さコブラ

宇宙海賊として活動し、一般的な感覚では悪役と分類されてしまうであろうコブラらしいセリフ「神か……最初に罪を考え出したつまらん男さ」。
自由奔放に人生を生き、時には愛する存在のために命をかけるコブラだからこそ、人間が生み出す神の理想像に対して思うところがあるのかもしれませんね。
ただし、一般的な世界においては罪を犯せば他人に被害を及ぼし、もちろん法で裁かれてしまいます。
自分がすることの正当化として使用するのはやめましょう。
だれだって死刑囚にはやさしいもんさコブラ

「最期だなボーイ お祈りの時間くらいは待ってやるぜ」から続くセリフ「だれだって死刑囚にはやさしいもんさ」。
コブラの魅力と強気が全面にあらわれている名言なのではないでしょうか。
ユーモアであったりクールであったり、コブラには多くの名言がありますが、その中でも宇宙海賊という設定を思い出させてくれる言葉ですよね。
そして、この後にボーイが「ほおー、気がきくなコブラよ」と返しているところも、緊張感のあるシーンをどこか笑えるものに仕上げている秘訣なのではないでしょうか。
なにやってると思う 驚くなよ 電話をかけてんだコブラ

電話ボックスにいる時に「見なれない顔ね あなたここでなにやってるの」と声をかけられ、その返答として発せられたセリフ「なにやってると思う 驚くなよ 電話をかけてんだ」。
何気ないやりとりともとれますが、どこか問いと解のズレを感じさせますよね。
突発的な質問に対してこれだけ瞬間的にユーモアを切り返せる頭の回転があれば、誰と話す時も楽しいのではないでしょうか。
コブラらしくもあり、思わず笑ってしまう名言です。