日本のコミックバンド黄金時代。名作をもう一度楽しむ歴史の旅
音楽とお笑いが絶妙に調和した日本のコミックバンド。
ハナ肇とクレージー・キャッツさんから始まり、フランキー堺さん&シティ・スリッカーズ、ドリフターズと続く黄金時代には、確かな演奏力と巧みなギャグで多くの人々を魅了してきました。
寄席演芸からテレビ、そしてレコード市場へと活動の場を広げ、独自の進化を遂げたコミックバンドの歴史。
懐かしの名曲とともに、笑いと音楽が織りなす特別な世界へご案内します。
日本のコミックバンド黄金時代。名作をもう一度楽しむ歴史の旅(11〜20)
可愛いユナちゃん超☆社会的サンダル

Z世代の音楽シーンから突如現れた4人組ロックバンド、超☆社会的サンダル。
ローファイなガレージサウンドに90年代の懐かしい雰囲気を織り交ぜた独自の世界観で、若者の心をつかんでいます。
2021年の結成以来、微熱のような気怠い歌声と粗削りながらも魅力的な演奏で、新しい風を吹き込んできました。
2023年に「MUSIC GOLD RUSH SEASON IV」で優勝を果たし、オーディション「出れんの!? サマソニ!? 2023」での入賞を経て、サマーソニックへの出演も実現。
下北沢を拠点に精力的なライブ活動を展開し、オニザワマシロさんによる映像制作など、音楽の枠を超えた表現力も注目されています。
現代のポップミュージックに、どこか懐かしさを感じる音楽を求める方にオススメのバンドです。
完全無欠のロックンローラーアラジン
1981年度『ヤマハポピュラーソングコンテスト』グランプリ受賞曲。
ロックンロールを徹底的にギャグにしています。
ボーカルの高原茂仁さんはのちに高原兄と改名、2007年『クイズヘキサゴンⅡ』で『羞恥心』などヒット曲を量産しました。
学生節ハナ肇とクレージーキャッツ

日本で最初に楽器とお笑いを融合したのは寄席演芸の世界でしたが、コミックバンドの形式を最初に定着させたのはクレージー・キャッツでしょう。
この曲は1963年リリースのシングル第8弾。
演奏はせずボーカルとコーラスのみのスタイル。
時間がないときのRIVER四星球

ブリーフに法被姿がトレードマーク、日本を代表するコミックバンドと言っていい四星球のこの曲『時間がないときのRIVER』。
わずか10秒という驚きの短さのこの曲、元は10-FEETの楽曲、ライブやフェスなどではマストな『RIVER』の2小節だけを歌っています。
10-FEETが主催の夏フェス、京都大作戦のステージで四星球が披露、そして本家10-FEETもこの2小節でラストを締め、盛り上がりました。
誰でも簡単にマネできる、盛り上がる1曲です(笑)。
人間ポンプおかげ様ブラザーズ

1986年メジャーデビュー。
強烈な大阪テイストが売りで、新喜劇チックなやりとりと、ギャグ色の濃い世界観の歌詞が特徴。
1980~90年代に人気を集めたバンドでしたが、1996年に一旦活動休止。
現在は活動を再開しています。