明るい雰囲気なのに歌詞が切ない曲。ギャップを感じる心に染みる歌
切ない歌詞の曲と聞くと、きっと多くの方がしっとりとしたバラードソングや悲しい曲調の楽曲を想像するのではないでしょうか?
しかし、実は切ない歌詞なのに明るい曲調の楽曲というのがたくさん存在していて、そうした曲が好きだという方は意外と多いんですよね。
歌詞と曲調の対比に、より切なさや感情の機微を感じ取れるのかもしれません。
この記事では、そうした明るい曲調の切ない曲を紹介していきます。
ぜひ歌詞をご覧になりながら、じっくりと曲の世界観を味わってみてください。
明るい雰囲気なのに歌詞が切ない曲。ギャップを感じる心に染みる歌(1〜10)
薄明光線NEW!Chevon

文学的な歌詞で注目を集めるロックバンド、Chevon。
彼らが歌う本作は、心の闇にそっと光を差してくれる希望のバラードです。
誰かの痛みに気づき、その人に手を差し伸べたいという切実な願いが歌われています。
エモーショナルに展開していくサウンドをあいまって、涙腺が刺激されるんですよね。
2023年5月にリリースされたこの作品は、翌年のアルバム『Chevon』へと繋がった重要な1曲。
深い閉塞感に苦しむあなたの心を温めてくれるはずです。
天国NEW!Mrs. GREEN APPLE

ボーカルの大森元貴さんが主演を務めた映画『#真相をお話しします』の主題歌として書き下ろされた、深く心を揺さぶる楽曲です。
神聖な静けさから始まり、ドラマティックに展開したかと思うと、突然終わりを迎える予測不能な構成が特徴。
本作は、人が持つ美しさだけでなく、その裏側にある醜さをも同等に描き出しており、どうにもならない現実への絶望や葛藤といった複雑な感情を映しているかのようです。
2025年5月に公開されたこの楽曲は、やるせない気持ちや言葉にできない切なさを抱えた時に、その心に静かに寄り添い、深く共感してくれる1曲です。
いえないNEW!ひらぎ

オシャレな曲調と裏腹な、切ない心の叫びにハッとさせられるポップチューンです。
ボカロP、ひらぎさんによる作品で、2025年8月に公開されました。
洗練されたメロディーと心地良いリズムが魅力的。
そして歌詞で描かれているのは、本当は逃げたいのに強がってしまう主人公の葛藤です。
この明るいサウンドに乗るからこそ、隠された本音がより胸に響くんですよね。
弱音を吐けない夜に聴いてみてください。
愛が灯るロクデナシ

シンプルなピアノの音色にのせて、孤独や不安を抱える心情を繊細に歌い上げるロクデナシの心揺さぶるバラード。
にんじんさんの透明感のある歌声が、あたたかな光のように心を照らし出します。
2023年2月にリリースされたこの楽曲は、アルバム『愛ニ咲花』にも収録された、ボカロPのMIMIさんとのコラボレーション作品。
自分や相手のことが好きになれない、過去の傷にとらわれている、そんな寂しさを抱えた人に寄り添う楽曲です。
誰にも言えない思いを抱えているときや、深い孤独を感じているときに、耳元で優しく励ましてくれるでしょう。
心の奥ロクデナシ

寂しさや孤独に寄り添うバラードがロクデナシによって2025年2月に公開されました。
つらさや痛みを内包しながらも、大切な人への思いと希望を見出そうとする切実な心情が丁寧に描写されています。
MIMIさんの紡ぎ出す繊細なメロディと、にんじんさんの表現力豊かな歌声が、孤独な夜に寄り添い、明日への一歩を後押ししてくれる作品です。
孤独を感じているときや、心に痛みを抱えているときに聴けば、この曲が不安定な心にそっと寄り添ってくれるでしょう。
あなたの夜が明けるまで傘村トータ

壊れた世界や間違った世界への問いかけから始まる傘村トータさんの楽曲。
優しく繊細なピアノの旋律と、切ない雰囲気のサウンドアレンジが印象的なバラード作品です。
愛する人との別れや失われた時間、その喪失を乗り越えようとする主人公の強い思いが描かれています。
2021年2月にリリースされたアルバム『素敵な大人になる方法』に収録された本作は、『明けない夜のリリィ』と対になる楽曲としても知られています。
夜明けを待つような美しいメロディとともに、深い絶望のなかにも希望の光を見いだそうとする心情が丁寧に紡がれた、暗い気持ちに寄り添ってくれる1曲です。
アウフヘーベンMrs. GREEN APPLE

哲学的なテーマと若者の心情を鮮やかに描き出した楽曲です。
アルバム『ENSEMBLE』に収録された本作は、対立や矛盾を乗り越えて成長していく過程を繊細に表現しています。
2018年4月にリリースされた作品で、若き日の思索と葛藤が色濃く反映されています。
生きづらさを感じたり、自分の存在意義に迷いを感じたりしているとき、そっと寄り添ってくれる楽曲です。
Mrs. GREEN APPLEが紡ぎ出す希望の光は、暗闇のなかでもきっと心を照らしてくれることでしょう。