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【現代曲】ピアノの不思議な響きに惹かれるクラシック作品を厳選!

クラシックの現代曲といえば「複雑すぎる響き」「目を疑う超絶技巧」「理解不能……」このようなイメージをお持ちの方も多いはず。

確かに、クラシック音楽が行き着いた「現代における最終形態」ともいえる現代曲には、解釈の難しい作品も数多く存在しますが、作曲家の意図や作曲の背景を知ることで、曲の魅力が見えてくることもあります。

今回は、そんな難解と思われがちな現代曲の中から、ピアノ独奏のために作曲された作品をご紹介します。

現代曲に挑戦してみたい方や、ぜひチェックしてくださいね!

【現代曲】ピアノの不思議な響きに惹かれるクラシック作品を厳選!(11〜20)

ピアノソナタHenri Dutilleux

Henri Dutilleux – Sonate pour piano (1948)
ピアノソナタHenri Dutilleux

フランスの作曲家、アンリ・デュティユーさんは、20世紀後半を代表する作曲家のひとり。

彼の音楽は、ドビュッシーやラヴェルの影響を受けつつ、ジャズのエッセンスも取り入れた独自のモダニズムスタイルを確立しました。

1948年に発表された『ピアノソナタ』は、デュティユーが自らの音楽的アイデンティティを示した記念碑的な作品といえるでしょう。

本作は、形式的な厳格さと和声の探究を特徴としており、印象主義とソビエト音楽が融合した独特の音楽世界を作り上げています。

彼の妻であるピアニストのジュネヴィエーヴ・ジョワに献呈されたこの作品は、ピアノという楽器の可能性を追求した意欲作であり、現代音楽の傑作として高く評価されています。

3つのピアノ曲 Op.11Arnold Schönberg

Schoenberg: Drei Klavierstücke, Op. 11 (Pollini)
3つのピアノ曲 Op.11Arnold Schönberg

アルノルト・シェーンベルクさんは、20世紀初頭の革新的な作曲家のひとりです。

彼の『3つのピアノ曲 Op.11』は、調性を完全に放棄し、斬新な音楽表現を追求した作品です。

この曲の特徴である楽想の絶え間ない変化や急激なダイナミクスの変化は、20世紀音楽の発展への重要な一歩を示しています。

この曲集は、音楽大学の教材としても用いられるなど、後の無調、十二音技法などの先駆けとなった意義深い作品です。

彼の先駆的な試みは、柔軟な発想力と創造性に富むリスナーにとって魅力的な体験となるでしょう。

遊び 第1巻より「無窮動」Kurtág György

ハンガリーの作曲家、クルターグ・ジェルジュさんは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて最も尊敬される作曲家のひとりです。

彼の音楽は緻密かつ繊細なテクスチャーと厳密な形式感、深い表現力で知られています。

1973年から書き始められたピアノ曲集『遊び』は、子供たちがピアノと自由に遊ぶ姿から着想を得た教育的演奏作品。

即興的な音楽実践や民族音楽、グレゴリオ聖歌の知識を活用し、演奏者自身が喜びのために音楽を創造することを促しています。

ピアノを学び始めた子供から大人まで、自由な発想で音楽を探求したいすべての方にオススメの作品集です。

ピアノ曲 Ⅰ~ⅩKarlheinz Stockhausen

Stockhausen – Klavierstücke X (Barbaric Version)
ピアノ曲 Ⅰ~ⅩKarlheinz Stockhausen

20世紀を代表する先駆的な作曲家、カールハインツ・シュトックハウゼンさん。

電子音楽の開拓者であり、前衛音楽の巨匠として知られる彼の『ピアノ曲Ⅰ~Ⅹ』は、1952年から1961年にかけて制作された作品です。

従来の音楽概念を覆す実験的なアプローチにより、音と沈黙の相互作用や音響の可能性を追求。

各曲が緻密に構成された独立した作品であると同時に、全体として壮大な連作をなしています。

本作は音楽表現の新境地を切り開いた革新的な作品であり、現代音楽に興味がある方や音楽の可能性を探求したい方にぜひ聴いていただきたい1曲です。

ピアノのためのソナチネ尾高尚忠

尾高尚忠:ピアノのためのソナチネ Op.13 第3楽章 田中愛実
ピアノのためのソナチネ尾高尚忠

日本を代表する作曲家として知られる尾高尚忠さん。

彼はウィーンでピアノや音楽理論、作曲を学び、卒業後は指揮者としてウィーン交響楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団といった名門楽団で活躍。

帰国後、NHK交響楽団の前身である新交響楽団でクラシック作品とともに自作の管弦楽曲を演奏し、指揮者、作曲家としてデビューして以降、オーケストラ作品や室内楽作品、ピアノ独奏曲などの創作活動を精力的に展開しました。

『ピアノのためのソナチネ』は、ドイツロマン主義と日本音楽の要素を融合させた作風に定評のある彼独自の世界観を存分に味わえる作品として、現代音楽、特に日本で生まれた現代作品に興味のある方にオススメの1曲です。