【ピアノ×暗い曲】悲しみにどっぷり浸れるクラシックの名曲
気分がすぐれずないとき、無理にポジティブになろうとするより、しばらくは悲しみに暮れていたいと思うことはありませんか?
感傷に浸りながら過ごすことで、悲しかった出来事を自分のなかで自然に消化でき、前向きになれることもありますよね。
今回は、そんな「悲しみにどっぷり浸りたい瞬間」に聴きたい、オススメのクラシック作品のなかから、暗い雰囲気のピアノ曲をご紹介します!
ただ暗いだけでなく、ピアノの繊細さや美しさも味わえる名曲ばかりですので、聴き終わる頃にはきっと心がいくぶん軽く感じられるはずです。
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【ピアノ×暗い曲】悲しみにどっぷり浸れるクラシックの名曲(21〜40)
ワルツ 第7番 Op.64-2Frederic Chopin

美しいメロディーを得意とするポーランド出身の偉大な作曲家、フレデリック・ショパン。
ショパン作品といえば『小犬のワルツ』などの明るい曲をイメージされる方が多いかもしれませんね。
しかし実際には、暗い作品も多く生み出しており、そういった作風も非常に高い評価を受けています。
その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『ワルツ 第7番 Op.64-2』。
ショパンらしい美しい音色のなかに暗さを感じる洗練された1曲です。
12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

ロシアのピアニスト、作曲家であるアレクサンドル・スクリャービンが、フレデリック・ショパンの練習曲を意識して作曲したとされている『12の練習曲 Op.8』。
その最後を飾る第12曲目『悲愴』は、音域の広い分散和音や激しくかき鳴らされる右手のオクターブのメロディー、両手での和音の連打など、高難度のテクニックを要する作品です。
『悲愴』と名の付く有名なクラシック曲は数多く存在しますが、それらに引けをとらないほどやり場のない怒りや深い悲しみが伝わってくる音楽ですよね。
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

20世紀最大のロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフの『愛の悲しみ』は、同時代を生きたオーストリア出身の作曲家兼バイオリニスト、フリッツ・クライスラー作曲の同タイトルの楽曲をピアノ独奏版に編曲した作品。
日本では、2016年に公開された漫画が原作の映画『四月は君の嘘』の挿入曲として起用され、話題となりました。
悲しみをたたえた曲調でありつつも、どこか望みや憧れといった華やかさも感じられる不思議な雰囲気に引き込まれる、非常に魅力的な1曲です。
幻想的小品集 Op.3 第1曲 悲歌(エレジー)Sergei Rachmaninov

天才ピアニスト、作曲家として多くの名作をこの世に生み出してきたセルゲイ・ラフマニノフ。
悲壮感のただよう旋律は特に高い評価を集めていますね。
そんなラフマニノフの作品のなかでも特に涙を誘う作品として知られているのが、こちらの『幻想的小品集 Op.3 第1曲 悲歌(エレジー)』。
若かりし頃に作られた作品で、哀愁のただよう感情的な旋律が特徴です。
弾き手によって聴こえ方が特に変わりやすい作品なので、ぜひさまざまなピアニストによる演奏を聴き比べてみてください。
古い時計台 Op.48-2Heino Kaski

フィンランドを代表する偉大な作曲家、ヘイノ・カスキ。
第一次世界大戦により大きな活躍はできませんでしたが、いくつかの名作を生み出してきました。
今回は、その中からこちらの『古い時計台 Op.48-2』をオススメしたいと思います。
悲劇的なメロディーが特徴で、暗い曲ではあるものの、きらびやかな雰囲気を感じさせます。
中盤の長調と短調が入り乱れる部分が、感情の揺れを見事に表現しているので、ぜひ注意しながら聴いてみてください。