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デスメタルの名曲。おすすめの人気曲

デスメタル、と言われて皆さんはどのような音楽を思い浮かべますか?

ヘビーメタル好きであっても、デスメタルは苦手という人もいらっしゃいますよね。

確実に聴く人を選ぶジャンルではありますが、実はデスメタルの世界はとても奥深いのです。

圧倒的な技術に裏打ちされたテクニカル・デス、緻密な楽曲展開が芸術的なレベルに達したプログレッシブ・デス、暴虐性と破壊力を追求したブルータル・デス、そしてデスコア……今回の記事では、多くのサブジャンルが存在するデスメタルの歴史において、人気の曲やオススメの名曲を時代問わず選曲してみました。

あなたのデスメタルに対する概念が大きく変わるかも?

ぜひご覧ください!

デスメタルの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

Abomination RebornSUFFOCATION

SUFFOCATION – “Abomination Reborn” (Official Music Video)
Abomination RebornSUFFOCATION

アメリカはニューヨーク州が誇る伝説的なデスメタル・バンドであり、トップクラスの人気と実力を誇るバンドがサフォケイションです。

オリジナル・メンバーにして2019年に惜しくも引退を発表したフロントマン、フランク・マレンさんはいわゆるデスボイスの中でも極端な低音で発声するガテラルボイスを操る最初のボーカリストの1人として知られていますよね。

また、同じくオリジナル・メンバーのテレンス・ホッブスさんを筆頭に、ヘビーメタル界では珍しく黒人のアーティストが在籍しているバンドということでも有名です。

さまざまな面から先駆的な存在といえる彼らのディスコグラフィ―の中で、再結成を果たしてから2枚目となるセルフタイトルのアルバムに収められた楽曲を紹介します。

王道のデスメタル・ナンバーながら、圧巻のテクニックに裏打ちされたバンド・アンサンブルはさすがの一言!

Your Treachery Will Die With YouDYING FETUS

DYING FETUS – “Your Treachery Will Die With You” (Official Music Video)
Your Treachery Will Die With YouDYING FETUS

1991年に結成され、ニューヨークのデスメタル・シーンにおける代表的なバンドとして2020年代の今も現役で活躍するベテラン・バンド。

度重なるメンバー・チェンジを繰り返し、2007年以降は不動のトリオとして活動する彼らは、エクストリームなデスメタルでありながらも作品が全米チャート200位以内にランクインするなど、その知名度は高まる一方です。

今回紹介している曲は、2010年にリリースされた6枚目のアルバム『Descend into Depravity』のオープニング・ナンバーで、3分半という時間の中にものすごい情報量が詰め込まれており、トリオならではのバンド・アンサンブルと各メンバーの高度な演奏技術を存分に味わえる楽曲となっています。

さらりと聴き流せるような曲ではありませんから、神経を集中させて音の細部にまで向き合ってみてください。

Homage for SatanDeicide

Deicide – Homage for Satan (Official Video)
Homage for SatanDeicide

デス、オビチュアリー、モービッド・エンジェルといったバンドと並び称される、フロリダ・デスメタルにおいてカリスマ的な人気を誇るのがディーサイドです。

バンド名の由来や歌詞の内容はかなり冒涜的なもので、デスメタルというジャンルの過激な要素をそのまま体現しているかのようなバンドであり、ベース兼ボーカリストのグレン・ベントンさんと、ソングライティングの要でもあるドラマーのスティーブ・アシェイムさんを中心に、2020年代になっても現役で活動中です。

カンニバル・コープスのジャック・オーウェンさんをギタリストに迎えて、初となったアルバム『The Stench of Redemption』の収録曲『Homage for Satan』は、激烈なブラスト・ビートを軸としたオールドスクールなデスメタルと、流麗なギター・ソロが一体化した彼ららしい名曲です!

Quantum CatastropheBrain Drill

Brain Drill – Quantum Catastrophe | Full Song |
Quantum CatastropheBrain Drill

イントロが始まった瞬間、何をやっているのかわからないほどに難解極まりないフレーズの嵐が迫りくる様に、もはや言葉すら失ってしまいます。

2005年に結成されたブレイン・ドリルは、その突出した変態的なテクニックと圧巻の音楽性でエクストリームなメタル・シーンに衝撃を与えたバンドです。

残念ながら2019年に解散していますが、彼らが残した3枚のアルバムはどれも強烈な作品ばかり。

中でも、2010年にリリースされたセカンド・アルバム『Quantum Catastrophe』のラスト曲として収録されている表題曲は、なんと16分に及ぶ大作です。

アウトロを含めると実質は10分ほどですが、長いブレイクを挟むことなく、デスメタルもグラインドコアもテクニカル・デスも超越したすさまじいサウンドが延々と繰り出される様は、もはや貴重な音楽的体験と言えましょう。

Blessed Are the SickMorbid Angel

Morbid Angel – Blessed Are the Sick [Official Video]
Blessed Are the SickMorbid Angel

デスメタルの歴史の中でも屈指の人気と実力を誇る、フロリダ産デスメタルの「魔王」がモービッド・エンジェルです。

デスメタルという人を選ぶジャンルでありながらも、商業的な成功を収めているところもすごいですよね。

『病魔を崇めよ』というとんでもない邦題が付いたことでも有名な、1991年にリリースされたセカンド・アルバム『Blessed are the Sick』の表題曲となったこちらの楽曲は、スピード重視でアグレッシブといったデスメタルとは一線を画す、地獄の底からこだまするような叫びとスローテンポで展開する邪悪なサウンドに、聴き慣れない方であれば尻込みしてしまうことでしょう。

とはいえ、このドロドロした世界観の妖しい魅力に少しでも気付いたのなら、もう後戻りはできなくなりますよ……。

DeliveranceOpeth

Opeth – Deliverance (Live at Shepherd’s Bush Empire, London)
DeliveranceOpeth

2010年代に入ってからのオーペスは、古典的なプログレッシブ・ロックへの愛情を全面に押し出したサウンドの追及へとシフトしましたが、激烈なデスメタルと圧巻のテクニックに裏打ちされたプログレッシブメタルがドラマティックに融合した、初期から中期にかけての音楽性を愛するファンは多いかと思います。

スウェーデン出身で独自の美学に基づいたダークな音世界は、日本では「北欧の暗黒神」などとも呼ばれ、当時は一部の熱心なファンにのみ知られている存在でした。

そんなオーペスが2002年にリリース、バンドの持つ「動」の部分を押し出した名盤『Deliverance』の表題曲を紹介します。

デスメタルらしい暴虐性と、北欧特有の幽玄の美に満ちた叙情的なメロディ、深く沈んでいくようなダークネスが渾然一体となった、文句のつけようがないほどに完ぺきな名曲ですよ。