デスメタル、と言われて皆さんはどのような音楽を思い浮かべますか?
ヘビーメタル好きであっても、デスメタルは苦手という人もいらっしゃいますよね。
確実に聴く人を選ぶジャンルではありますが、実はデスメタルの世界はとても奥深いのです。
圧倒的な技術に裏打ちされたテクニカル・デス、緻密な楽曲展開が芸術的なレベルに達したプログレッシブ・デス、暴虐性と破壊力を追求したブルータル・デス、そしてデスコア……今回の記事では、多くのサブジャンルが存在するデスメタルの歴史において、人気の曲やオススメの名曲を時代問わず選曲してみました。
あなたのデスメタルに対する概念が大きく変わるかも?
ぜひご覧ください!
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もくじ
- デスメタルの名曲。おすすめの人気曲
- Hammer Smashed FaceCANNNIBAL CORPSE
- The ViolationFleshgod Apocalypse
- PhobophileCRYPTOPSY
- Lack Of ComprehensionDEATH
- Enduring The Eternal Molestation Of FlameNILE
- Ten Thousand Ways To DieOBITUARY
- Abomination RebornSUFFOCATION
- Your Treachery Will Die With YouDYING FETUS
- Homage for SatanDeicide
- Quantum CatastropheBrain Drill
- Blessed Are the SickMorbid Angel
- DeliveranceOpeth
- At The Left Hand Ov GodBehemoth
- District Of MiseryOceano
- Wire Rope StrangleVomit Remnants
- Omnipresent PerceptionBEYOND CREATION
- AkroasisOBSCURA
- WingsVADER
- AbandonFALLUJAH
- Blinded By Fearat the gates
- UNBØUNDMachine Head
- DeathexplosionThe Crown
- My ApocalypseArch Enemy
- Lack Of OxygenAbominable Putridity
- Combustion InfernoKRISIUN
- BleedMeshuggah
- Focus ShiftDark Tranquillity
- Corporal Jigsore QuandaryCarcass
- Involuntary DoppelgängerArchspire
- In FlamesIn Flames
- Open Coffin OrgySix Feet Under
- The Victorious ReignHate Eternal
- Decapitation FornicationInfant Annihilator
- BabykillerDEVOURMENT
- Senceless MassacreRINGS OF SATURN
- Homo SunDECAPITATED
- Tearling AwaySADIST
- Our Endless WarWhitechapel
- No CompromiseTHE HAUNTED
デスメタルの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)
Hammer Smashed FaceCANNNIBAL CORPSE

バンド名からして不穏な空気が漂っておりますが、アメリカの老舗デスメタル・バンドとして30年以上の長きに渡り活動を続ける伝説的な存在です。
デスメタルという言葉の響きそのもの、といった叙情的な要素を一切排した邪悪かつ冷徹なサウンドは、その音作りや常人には正視できない過激な作品のアートワークも含めて、後続のバンドたちに多大なる影響を及ぼしました。
とくに初期に在籍していたボーカリスト、クリス・バーンズさんの「非人間的」などと称されるデスボイスは、恐怖すら感じるすごみに圧倒させられます。
彼らにとっては初めてのシングル曲であり、1992年にリリースされた名盤『Tomb Of The Mutilated』のオープニングを飾るこの『Hammer Smashed Face』を聴いて、いけそうだと感じた方はぜひアルバムを入手すべくレコード屋さんへと走り出してください!
The ViolationFleshgod Apocalypse

デスメタルという概念を覆す独自の音楽性を武器に、シーンに衝撃を与えたイタリア出身のバンドです。
圧倒的なテクニックに裏打ちされた複雑なバンド・アンサンブルの中で繰り広げられるのは、ブルータルなデスメタルを基調としながらも、いわゆるシンフォニックメタル的な要素を大胆に取り入れ、オペラ調のクリーン・ボーカルやクラシックからの影響を感じさせる流麗かつクサめなギター・ソロがこれでもかとかき鳴らされる音世界。
そんな個性豊かなサウンドを生み出す彼らの王道パターンが楽しめるのが、この『The Violation』です。
2011年リリースのアルバム『Agony』に収録されており、彼らの音楽に初めて触れるという方にも、まずはオススメの1曲です!
PhobophileCRYPTOPSY

テクニカルなヘビーメタルは好きだけど、デスメタルは……と敬遠されている方は意外に多いのですが、カナダ出身のテクニカル・デスメタル・バンドにおける代表的な存在であるクリプトプシーの音楽は、一度は「体験」しておくべきだと断言します。
デスメタルの中でもさらに過激に、エクストリームな要素を突き詰めたブルータル・デスメタルの先駆的な存在としても知られており、中心人物のフロ・モーニエさんによる正確無比のドラム・テクニックは、メタル界屈指のドラマーとして高い評価を得ています。
荘厳なピアノの音色が流れ出し、歌詞が聞き取れないほどに強烈なデスボイスを駆使する初代ボーカリスト、ロード・ワームさんによる絶叫で幕を開ける1996年に発表された『Phobophile』は、まさにデスメタルの歴史の残る名曲の1つ。
勇気を出して、こちら側の世界へ一歩踏み出しましょう!
Lack Of ComprehensionDEATH

これ以上はないほどに、バンド名がその音楽性を体現している、アメリカはフロリダ州のデスメタル・シーンにおける伝説的な存在です。
デスメタル創成期における最も重要なバンドの1つというだけでなく、後続のデスメタル・バンドへの影響は計り知れないものがあります。
初期のスラッシュメタル的なサウンドからデスメタルへと移行する中で、よりテクニカルな要素を全面に押し出した1991年リリースの『Human』は、デスメタル史の中でも代表的なアルバムといっても過言ではありません。
CYNICの活動でも著名なメンバーが在籍していた時期の作品、というのもポイントですね。
今回紹介している『Lack of Comprehension』を聴けば、ブルータルなデスメタルとは違う、ソリッドなリフと印象的なギター・ソロ、ぜい肉を削ぎ落としたバンド・アンサンブルの素晴らしさに気付くはず!
Enduring The Eternal Molestation Of FlameNILE

デスメタルの持つさまざまな可能性を自らの音楽で教えてくれる、アメリカはグリーンビル出身のデスメタル・バンドです。
テクニカルなプレイや強烈なデスメタル・サウンドからブルータル・デスメタル界隈にも影響を与え続ける存在ですが、彼らの最大の特徴は中近東の音楽および文化への関心であり、デスメタルと民族音楽を融合させたようなサウンドにあります。
エジプト学などに造詣の深いギタリストのカール・サンダースさんが手掛ける歌詞は専門的な知識に基づいたもので、過激な内容や残虐なテーマが多いデスメタル・バンドとしては一線を画すものとなっています。
2012年にリリースされた、7枚目のアルバム『At the Gate of Sethu』の1曲目に収録されたこちらの楽曲を聴いて興味を持たれた方は、ぜひ歌詞の内容にも目を向けてみてくださいね。
Ten Thousand Ways To DieOBITUARY

ファニーなアニメーションで構成されたMVですが、開始まもなく音楽にふさわしい内容へと急展開していくところに、ブラックなユーモアを感じさせますよね。
多くのデスメタル・バンドを生んだアメリカはフロリダ州を中心に1980年代から活動を続け、1997年には解散するも2003年に再結成。
以降はコンスタントな作品のリリースや単独およびLOUD PARKにおける来日公演など、日本でも人気の高いバンドです。
1992年に、海外のデスメタル・バンドとしては初の来日を実現させた存在としても有名です。
こちらの曲は、そんな彼らが2016年にリリースした、ライブ音源と新曲で構成された『Ten Thousand Ways To Die』の表題曲。
オビチュアリーらしい、ミドル・テンポで展開するヘビーかつ重厚なサウンドがカッコいいナンバーです。