海外のおすすめメタルコアバンド。メタルコアシーンを代表する洋楽バンド
メロディックデスメタルやハードコアから派生し、2000年代以降のラウドミュージックシーンにおいて中心的なジャンルのひとつとなったメタルコア。
メタル由来のザクザクとしたギターリフやデスボイス、ハードコアスタイルのシャウトやブレイクダウン、そしてサビの叙情的なメロディといった要素が組み合わせられた音楽です。
しかし、メタルコアといっても、80年代のスラッシュメタルの空気を感じさせるバンドから、ハードコアをタイトかつテクニカルに進化させたようなバンドまでさまざまです。
今回は、そんなメタルコアシーンの代表的なバンドをご紹介します!
海外のおすすめメタルコアバンド。メタルコアシーンを代表する洋楽バンド(1〜5)
My Own GraveAs I Lay Dying

2001年結成、人気・実力共にアメリカのメタルコア・バンドを代表する存在です。
最初期から流麗なツイン・リードと強烈なグロウル、哀愁のクリーン・パートが同居するメタルコア・サウンドを展開しており、日本でも高い人気を誇っていました。
商業的にも成功し、順風満帆のキャリアを積み上げていましたが、2013年にボーカリストのティム・ランベシスが不祥事により逮捕されてしまいます。
残されたメンバーは新たなボーカリストを迎えて、バンド名も変えて活動を続けますが、その後活動を休止。
2018年6月に活動休止前のバンド・メンバーで見事に復活を遂げ、2019年には待望の復活アルバム『シェイプド・バイ・ファイア』をリリース、健在ぶりを証明しました。
The Signal FireKillswitch Engage

2000年代以降のメタルコア・ブームを牽引し、現在も高い人気を誇る5人組です。
1999年に元OVERCAST、AFTERSHOCKといったバンドのメンバーで結成され、初期から攻撃的なハードコアとヘヴィメタルの様式美に、デスメタル的なブルータリティを高い演奏能力で融合させ、ソウルフルな泣きのメロディをフィーチャーしたスタイルで一気にシーンのトップへと上り詰めました。
当時は、出身地のマサチューセッツ州にちなんで、MAメタルなどと呼ばれていたこともありましたね。
バンドのキャリアの中で、デビューから2002年まではジェシー・リーチが、2002年から2012年まではハワード・ジョーンズがボーカルを担当しており、ハワード脱退後はジェシーが再びボーカリストに戻っています。
2人とも、甲乙つけがたい才能の持ち主ですよ。
Dark DaysParkway Drive

熱心にメタルコアやポスト・ハードコアといったジャンルを追いかけている人にとって、オーストラリアは多くの名バンドを輩出している土地として認識されています。
2003年に結成された5人組、パークウェイ・ドライヴもその1つです。
メタルコア・シーンにおいてはカリスマ的な人気を誇るバンドで、激しくもメロディックなメタルコア・サウンドを生み出し続けています。
2018年にリリースされた6枚目のアルバム『Reverence』では、よりメタル的なサウンドへと舵を切り、彼らにしか成しえないヘビーロックを提示してみせました。
音楽以外にも、熱心な環境保護の活動でも知られており、歌詞にも環境保護をテーマにしたものが多く見受けられます。
MeddlerAugust Burns Red

現代メタルコア・バンドの中でも群を抜いた人気と実力を誇る、ペンシルベニア州の5人組。
クリスチャン・バンドとしても知られており、敬虔な信仰心が歌詞にも表れています。
2011年にはインストゥルメンタルによるクリスマス・ソングのカバー集もリリースしていますよ。
メロディック・メタルコアと呼ばれることもある彼らのスタイルは、突出したテクニックに裏打ちされた緻密なバンド・アンサンブルを軸に強烈なブレイクダウンも盛り込まれ、複雑に展開していくプログレッシブな要素が多く含まれていることが特徴です。
攻撃的なグロウルがメインでクリーンのメロディは基本的に使用しておらず、ハードコア的な面も変わらずに感じ取れるところが最高にカッコいい。
Make Total DestroyPeriphery

圧倒的なテクニックを持ち、プログレッシブかつ洗練されたメタル・サウンドで独自の世界観を切り開いているバンドです。
メシュガーやドリーム・シアターといったバンドから影響を受けた彼らの音楽は、7弦ギターもしくは8弦ギターを使用し、変拍子などの複雑なリズムを用いたリフを鳴らす、いわゆるジェントと呼ばれる音楽スタイルを世に知らしめたことでも有名です。
ぺリフェリーの音楽性は一口で表現できるものではありませんが、2010年代以降のテクニカルなメタルコア・バンドにも確実に大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。
スケールの大きいサウンドの中に、聴きやすいメロディもしっかりと盛り込まれており、演奏能力のみならず、確かなソングライティング・センスにも注目してみてください。