メロディックデスメタルやハードコアから派生し、2000年代以降のラウドミュージックシーンにおいて中心的なジャンルのひとつとなったメタルコア。
ヘヴィメタルらしいアグレッシブなリフやメロディアスなギターソロ、ハードコア由来のブレイクダウンなどのブルータリティが融合し、デスボイスとクリーンパートを自在に行き来するスタイルなども見せ、商業的な成功を収めるバンドも多く輩出しました。
2010年代以降はより多様化したメタルコアは、2020年代の今も素晴らしい名盤の数々が誕生しています。
こちらの記事では、そんなメタルコアシーンを代表する海外のバンドを幅広い視点で紹介します!
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ThroneBring Me The Horizon

ジャンルの壁を壊し続ける、現代ロックシーンの革命児!
イギリス出身のブリング・ミー・ザ・ホライズンは、デスコアからキャリアをスタートさせました。
初期は批評家から厳しい評価を受けることもありましたが、アルバムを出すたびにまるで別バンドのように姿を変え、エレクトロニカやポップまで飲み込む唯一無二のサウンドを築き上げたのです。
特に3rdアルバム『There Is a Hell…』以降の変貌は劇的で、彼らのディスコグラフィーを遡る旅は、ロックの進化史を追体験するかのようですね。
獰猛なサウンドから美しいメロディーまで、彼らの音楽的冒険にきっとあなたも夢中になるはずですよ!
My Own GraveAs I Lay Dying

2001年結成、人気・実力共にアメリカのメタルコア・バンドを代表する存在です。
最初期から流麗なツイン・リードと強烈なグロウル、哀愁のクリーン・パートが同居するメタルコア・サウンドを展開しており、日本でも高い人気を誇っていました。
商業的にも成功し、順風満帆のキャリアを積み上げていましたが、2013年にボーカリストのティム・ランベシスが不祥事により逮捕されてしまいます。
残されたメンバーは新たなボーカリストを迎えて、バンド名も変えて活動を続けますが、その後活動を休止。
2018年6月に活動休止前のバンド・メンバーで見事に復活を遂げ、2019年には待望の復活アルバム『シェイプド・バイ・ファイア』をリリース、健在ぶりを証明しました。
Just PretendBAD OMENS

アメリカ出身のBad Omensは、メタルコアというジャンルの枠に収まらない独特なサウンドでファンを夢中にさせているバンドです。
ボーカルのノア・セバスチャンさんを中心に結成され、当初は他のバンドと比較されることもありましたが、まるで壮大な映画音楽を聴いているような、ドラマチックなアルバム『The Death of Peace of Mind』でその評価は一変。
エレクトロやポップの要素も見事に融合させ、シングルがSNSで大ヒットしたことも記憶に新しいのでは?
ヘヴィな轟音と切ないメロディが織りなす音の世界は、まさにセンスの塊!
彼らの進化を聴いていると「ラウドミュージックってこんなに自由でいいんだ」と気づかせてくれるのは気のせいでしょうか。
The Signal FireKillswitch Engage

2000年代以降のメタルコア・ブームを牽引し、現在も高い人気を誇る5人組です。
1999年に元OVERCAST、AFTERSHOCKといったバンドのメンバーで結成され、初期から攻撃的なハードコアとヘヴィメタルの様式美に、デスメタル的なブルータリティを高い演奏能力で融合させ、ソウルフルな泣きのメロディをフィーチャーしたスタイルで一気にシーンのトップへと上り詰めました。
当時は、出身地のマサチューセッツ州にちなんで、MAメタルなどと呼ばれていたこともありましたね。
バンドのキャリアの中で、デビューから2002年まではジェシー・リーチが、2002年から2012年まではハワード・ジョーンズがボーカルを担当しており、ハワード脱退後はジェシーが再びボーカリストに戻っています。
2人とも、甲乙つけがたい才能の持ち主ですよ。
Unholy ConfessionsAvenged Sevenfold

初期メタルコアから劇的な進化を遂げ、今や世界的なスタジアムロックバンドとして君臨するのがアメリカのアヴェンジド・セヴンフォールドです。
M.シャドウズさんの多彩なボーカルと、シニスター・ゲイツさんの流麗かつ超絶技巧のギタープレイは「もはや芸術の域」とファンから絶賛の声があがっています。
中心人物だった故ザ・レヴさんの悲劇を乗り越えリリースされたアルバム『Nightmare』は全米1位を獲得し、バンドの絆の深さが世界中に感動を呼びました。
アルバムごとに全く違う顔を見せる彼らの壮大な音楽の世界に、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
Bad ThingsI Prevail

テイラー・スウィフトさんの大ヒット曲「Blank Space」のメタルカバーがYouTubeで爆発的な話題を呼んだ、アメリカ出身のアイ・プリヴェイル!
この動画をきっかけに一躍シーンの最前線へと躍り出た彼らの音楽は、メタルコアを軸にヒップホップやポップスの要素まで大胆に取り入れた、まさに変幻自在のサウンドが魅力です。
デビューEPからその才能は注目されていましたが、グラミー賞にノミネートされた2ndアルバム『Trauma』でその評価を不動のものに!
デスボイスと心に響くクリーンボイスが激しく交錯する楽曲は、鳥肌もののカッコよさ。
ジャンルの壁を打ち壊すパワーとメロディセンスは、多くのリスナーを虜にしています。
PiscesJINJER

ウクライナ出身のプログレッシブ・メタルバンド、ジンジャー。
ボーカルのタティアナ・シュマイルクさんが披露する、妖艶なクリーンボイスから驚異的なグロウルまでを自在に操る圧巻の歌唱が、多くのリスナーに衝撃を与えているバンドです。
プログレやグルーヴメタルを軸に、ジャズやレゲエの要素まで大胆に融合させた予測不能なサウンドは、テクニカルでありながらも非常にキャッチーな仕上がりに。
代表曲「Pisces」のライブ映像で世界的な評価を獲得し、困難な状況下でも音楽で力強いメッセージを発信し続ける彼らの姿は、多くの人の心を揺さぶっています。
その凄まじい強度と芸術性に、きっとあなたも圧倒されてしまうかもしれませんね!