【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ
ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。
1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。
アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。
スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?
この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。
初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(1〜10)
Dust My BroomElmore James

エレキギターをボトルネック・スタイルで演奏するギタリストとして人気を集めた、エルモア・ジェームスさん。
ロバート・ジョンソンさんから影響を受けた高いギターテクニックを武器に、デルタブルースを電化させました。
1951年に非常に遅咲きのヒットを記録したのですが、約10年後である1963年に病気により亡くなってしまいました。
こちらの作品は、そんな彼の名曲として知られており、短い活動のなかで強烈なインパクトを残しました。
決別して新たな場所へ向かう主人公の心情が、叫びにも似たボーカルとマシンガンのように連射されるスライドギターで表現されています。
フリートウッド・マックらがカバーしたことでも有名です。
ブルースの歴史が変わる瞬間を体感したい方にオススメです。
Boogie ChillenJohn Lee Hooker

独特のブギ・スタイルで国際的な人気を集めたミシシッピ州出身の、ブルース・ミュージシャン、ジョン・リー・フッカーさん。
50年をこえるキャリアの持ち主で、そのスタイルと風格から「キング・オブ・ブギ」の愛称で親しまれていました。
彼の名を世界に知らしめた1948年発売のデビュー作は、歴史的な名曲として語りつがれています。
ギター一本と足踏みだけで生み出す催眠的なグルーヴと、語りかけるような歌声が魅力です。
デトロイトの街へ繰り出す若者の高揚感を描いたリリックが、聴く者の心を躍らせます。
本作は1949年にR&Bチャートで1位を記録し、のちにグラミー殿堂入りも果たしました。
ブルースが持つ根源的な楽しさを知りたい方にオススメです。
Fixin’ to Die BluesBukka White

デルタ・ブルースの巨匠として知られている、ギタリストのブッカ・ホワイトさん。
その力強いスライド奏法は、B.B.キングさんをはじめ、のちのロックミュージシャンにも多大な影響を与えたと言われています。
そんな彼の名曲として語りつがれているのが、こちらの作品です。
死を目前にした主人公が家族を想う切ない心情が描かれていますが、しゃがれた声とボトルネック・ギターの演奏は不思議なほど生命力に満ちています。
この楽曲は1940年3月に公開されたもので、のちにボブ・ディランさんがカバーしたことで再評価されました。
魂を揺さぶるブルースが好きな方は、要チェックの作品です!
Spoonful BluesCharley Patton

「デルタ・ブルースの父」と称されている世界的なブルースマンの1人、チャーリー・パットンさん。
非常に粗削りで凄みのある声を持っており、その声とスライドギターからつむがれるブルースは、後のロックという大枠に大きな影響を与えました。
そんなパットンさんの楽曲のなかでも、ぜひ聴いてほしい作品が、1929年6月に録音された本作です。
たった一杯のために人は何でもするという、人間の根源的な欲望や渇望がテーマになっており、彼のしゃがれた声がその切実さを生々しく表現しています。
本作を収録した名盤『Screamin’ and Hollerin’ the Blues』は、2003年にグラミー賞で3部門を受賞。
ブルースの源流にある、剝き出しの感情に触れてみたいという方にオススメです。
Me and the Devil BluesRobert Johnson

ロバート・ジョンソンさんといえば、悪魔に魂を売ってギターの腕を手に入れたという「クロスロード伝説」で知られる、まさに神話的な存在です。
そんな彼の神秘性を象徴する本作は、悪魔的な魅力に満ちあふれた一曲といえるでしょう。
早朝にやってきた悪魔と肩を並べて歩き、自らの亡骸はハイウェイのそばに埋めてほしいと歌う歌詞は、聴く人の心に強烈なインパクトを残します。
切迫した歌声と鋭いギターが、主人公の抱える深い孤独と運命への諦念を見事に表現しています。
この作品は1938年にシングルとして公開され、名盤『The Complete Recordings』にも収録されています。
彼の人生を基にした漫画の題名にもなっており、ブルースが持つ根源的な物語性に触れたい方にはぜひ聴いてほしいナンバーです。


