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素敵なブルース

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ

ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。

1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。

アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。

スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?

この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。

初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(1〜10)

Key To The HighwayBig Bill Broonzy

カントリーブルースから都会的なシカゴ・ブルースへの橋渡し役として知られる、ビッグ・ビル・ブルーンジーさん。

その音楽性は非常に幅広く、エリック・クラプトンさんが「アコースティック・ギターのロールモデル」と公言するほど、後のアーティストに多大な影響を与えました。

そんな彼の名曲として名高いのが、今回ご紹介する作品です。

恋人との別れを決意し、ハイウェイへと旅立つ主人公のやるせなさが、力強い歌声とギターで表現されています。

1941年5月に録音されたこの作品は、後にデレク・アンド・ザ・ドミノスの名盤『Layla and Other Assorted Love Songs』でもカバーされました。

ブルースが持つ人生の哀歓や旅立ちの情感を味わいたい方にとっては、必聴の作品です。

Spoonful BluesCharley Patton

Charley Patton – Spoonful Blues (Delta Blues 1929)
Spoonful BluesCharley Patton

「デルタ・ブルースの父」と称されている世界的なブルースマンの1人、チャーリー・パットンさん。

非常に粗削りで凄みのある声を持っており、その声とスライドギターからつむがれるブルースは、後のロックという大枠に大きな影響を与えました。

そんなパットンさんの楽曲のなかでも、ぜひ聴いてほしい作品が、1929年6月に録音された本作です。

たった一杯のために人は何でもするという、人間の根源的な欲望や渇望がテーマになっており、彼のしゃがれた声がその切実さを生々しく表現しています。

本作を収録した名盤『Screamin’ and Hollerin’ the Blues』は、2003年にグラミー賞で3部門を受賞。

ブルースの源流にある、剝き出しの感情に触れてみたいという方にオススメです。

You gotta moveMississippi Fred McDowell

催眠的なグルーヴを特徴とするヒルカントリー・ブルースを体現し、後世に大きな影響を与えたブルース・ミュージシャン、ミシシッピ・フレッド・マクドウェルさん。

今回取り上げるのは、彼の作品の中でも特に評価の高い一曲です。

元々はゴスペルに由来する本作は、人の力の及ばない大きな運命について歌われています。

物悲しくも美しいスライドギターの旋律と、魂に直接語りかけるような歌声が絡み合う様は、まさにブルースの深い情感そのものです。

この楽曲は、ザ・ローリング・ストーンズがアルバム『Sticky Fingers』で取り上げたことでも有名で、1969年12月に19回ものテイクを重ねてようやくその本質を捉えたという逸話も残っています。

マクドウェルさんによるバージョンは1965年に録音されたものなので、両者を聴き比べてみるのも一興です。

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(11〜20)

Canned Heat BluesTommy Johnson

デルタ・ブルースの初期形成に深く関わったブルースマンとして知られている、トミー・ジョンソンさん。

ハウリン・ウルフさんなど多くのミュージシャンが影響を受けたと公言しており、ロバート・ジョンソンさんと同じように「十字路で悪魔に魂を売った」という伝説を自ら語っていたそうです。

そんな彼が1928年8月に録音した作品が、自身の破滅的な生活を歌った一曲です。

禁酒法時代にお酒が飲めず、代わりに燃料用アルコールを飲んでいたという衝撃的な内容で、軽快な曲調とは裏腹に、自己破壊への悲しみが胸に迫ります。

幽玄なファルセットと巧みなギタープレイといったように、まさにブルースの魔力が宿ったような魅力を持っています。

後のブルースロックバンド、Canned Heatがバンド名に冠したことでも知られています。

ロックの源流に宿る魂の叫びを感じたい方にぴったりの作品ですよ!

Death Letter BluesSon House

デルタ・ブルースの神髄を体現する一曲。

Son Houseさんの魂を揺さぶるような歌声と、スライドギターの絶妙な音色が心に染み入ります。

1965年4月、ニューヨークのコロンビアスタジオで録音されたこの曲は、アルバム『Father of Folk Blues』に収録。

愛する人を失った悲しみと絶望を、Son Houseさん独特の生々しい表現で描き出しています。

その後、The White StripesやCassandra Wilsonなど多くのアーティストにカバーされ、2019年にはHBOドラマ『True Detective』のテーマ曲にも。

人生の喜びや悲しみを深く味わいたい方におすすめの一曲です。

Rolling Stone(Catfish Blues)Muddy Waters

Muddy Waters – Rolling Stone(Catfish Blues) (Live)
Rolling Stone(Catfish Blues)Muddy Waters

魂を揺さぶる力強いギターリフと、感情をふるわせるボーカルが織りなす世界。

「転がる石は苔を生やさない」という言葉が象徴的に使われ、根無し草の生活を選択した人物の姿を描いています。

1950年にリリースされたこの楽曲は、Muddy Watersさんにとって初のソロレコーディングとなり、約70,000枚を売り上げる大ヒットに。

彼の音楽活動に専念する道を開きました。

The Rolling Stonesや音楽雑誌『Rolling Stone』の名前の由来となったことでも知られています。

ブルース音楽の魅力を体感したい方や、心に響く曲を探している方にぜひ聴いてほしい一曲です。

Where Did You Sleep Last Night?Lead Belly

Lead Belly – Where Did You Sleep Last Night? (1944) (TRUE STEREO)
Where Did You Sleep Last Night?Lead Belly

深い悲しみと裏切りの感情が込められた、魂を揺さぶるブルースの名曲です。

Lead Bellyさんの力強い歌声と12弦ギターの音色が、聴く人の心に深く染み入ります。

1959年5月にリリースされたこの曲は、その後も多くのアーティストにカバーされ、音楽シーンに大きな影響を与え続けています。

真夜中、静かな部屋でじっくりと聴くのがおすすめ。

人生の苦難や失恋の痛みを抱えた時、この曲を聴けば心が癒されるかもしれません。

ブルースの真髄に触れたい方にぜひ聴いていただきたい一曲です。