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素敵なブルース

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ

ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。

1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。

アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。

スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?

この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。

初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(1〜10)

Boogie ChillenJohn Lee Hooker

John Lee Hooker Boogie Chillen original 1948 version
Boogie ChillenJohn Lee Hooker

独特のブギ・スタイルで国際的な人気を集めたミシシッピ州出身の、ブルース・ミュージシャン、ジョン・リー・フッカーさん。

50年をこえるキャリアの持ち主で、そのスタイルと風格から「キング・オブ・ブギ」の愛称で親しまれていました。

彼の名を世界に知らしめた1948年発売のデビュー作は、歴史的な名曲として語りつがれています。

ギター一本と足踏みだけで生み出す催眠的なグルーヴと、語りかけるような歌声が魅力です。

デトロイトの街へ繰り出す若者の高揚感を描いたリリックが、聴く者の心を躍らせます。

本作は1949年にR&Bチャートで1位を記録し、のちにグラミー殿堂入りも果たしました。

ブルースが持つ根源的な楽しさを知りたい方にオススメです。

Shake ‘Em on DownMississippi Fred McDowell

北ミシシッピのヒルカントリー・ブルースを代表するアーティストとして知られている、ミシシッピ・フレッド・マクドウェルさん。

農業の傍ら音楽を続け、1959年のフィールド録音で注目を集めた遅咲きのブルースマンです。

こちらの作品は、そんな彼の名曲として名高い一曲で、反復するギターリフと唸るようなスライド奏法が味わえます。

本作は、聴く者を催眠的なグルーヴへと引き込む強烈な魅力を持っています。

もとはブッカ・ホワイトさんの古典ですが、マクドウェルさんの手にかかると、より土着的で躍動感に満ちたダンスナンバーへと変貌。

彼の死の直前、1972年春に最後のアルバムとしてまとめられた名盤『Live in New York』の冒頭を飾るバージョンが有名です。

ブルースの奥深さだけでなく、ロックへ繋がる原始的な衝動を感じたい方にぴったりの作品です。

Key To The HighwayBig Bill Broonzy

カントリーブルースから都会的なシカゴ・ブルースへの橋渡し役として知られる、ビッグ・ビル・ブルーンジーさん。

その音楽性は非常に幅広く、エリック・クラプトンさんが「アコースティック・ギターのロールモデル」と公言するほど、後のアーティストに多大な影響を与えました。

そんな彼の名曲として名高いのが、今回ご紹介する作品です。

恋人との別れを決意し、ハイウェイへと旅立つ主人公のやるせなさが、力強い歌声とギターで表現されています。

1941年5月に録音されたこの作品は、後にデレク・アンド・ザ・ドミノスの名盤『Layla and Other Assorted Love Songs』でもカバーされました。

ブルースが持つ人生の哀歓や旅立ちの情感を味わいたい方にとっては、必聴の作品です。

Canned Heat BluesTommy Johnson

デルタ・ブルースの初期形成に深く関わったブルースマンとして知られている、トミー・ジョンソンさん。

ハウリン・ウルフさんなど多くのミュージシャンが影響を受けたと公言しており、ロバート・ジョンソンさんと同じように「十字路で悪魔に魂を売った」という伝説を自ら語っていたそうです。

そんな彼が1928年8月に録音した作品が、自身の破滅的な生活を歌った一曲です。

禁酒法時代にお酒が飲めず、代わりに燃料用アルコールを飲んでいたという衝撃的な内容で、軽快な曲調とは裏腹に、自己破壊への悲しみが胸に迫ります。

幽玄なファルセットと巧みなギタープレイといったように、まさにブルースの魔力が宿ったような魅力を持っています。

後のブルースロックバンド、Canned Heatがバンド名に冠したことでも知られています。

ロックの源流に宿る魂の叫びを感じたい方にぴったりの作品ですよ!

Me and the Devil BluesRobert Johnson

ロバート・ジョンソンさんといえば、悪魔に魂を売ってギターの腕を手に入れたという「クロスロード伝説」で知られる、まさに神話的な存在です。

そんな彼の神秘性を象徴する本作は、悪魔的な魅力に満ちあふれた一曲といえるでしょう。

早朝にやってきた悪魔と肩を並べて歩き、自らの亡骸はハイウェイのそばに埋めてほしいと歌う歌詞は、聴く人の心に強烈なインパクトを残します。

切迫した歌声と鋭いギターが、主人公の抱える深い孤独と運命への諦念を見事に表現しています。

この作品は1938年にシングルとして公開され、名盤『The Complete Recordings』にも収録されています。

彼の人生を基にした漫画の題名にもなっており、ブルースが持つ根源的な物語性に触れたい方にはぜひ聴いてほしいナンバーです。