【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ
ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。
1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。
アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。
スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?
この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。
初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(31〜40)
Sweet Home ChicagoRobert Johnson

ブルースの魂を震わせるような力強い曲調と、郷愁を誘う切ない歌詞が特徴的なデルタブルースの名曲。
ロバート・ジョンソンさんの圧倒的な歌唱力とギターテクニックが光る本作は、1936年にテキサス州サンアントニオで録音されました。
その後、1967年にブートレッグLPとして再発売され、ブルースファンの間で大きな話題を呼びました。
シカゴへの憧れと、より良い生活を求める人々の想いが込められた歌詞は、多くの人々の心に響きます。
ブルースの真髄に触れたい方や、心に染みる音楽を求めている方におすすめの1曲です。
Catfish BluesRobert Petway

暗い夜の路地裏からこだまする哀愁。
1941年に録音されたこの楽曲は、デルタブルースの真髄を体現しています。
静かに響くアコースティックギターと、情感溢れる歌声が、孤独な心と自由への渇望を見事に表現。
ナマズになって深い青い海を泳ぐという比喩的な歌詞は、束縛から解放されたいという思いを巧みに描写しているんです。
Robert Petwayさんの魂のこもった演奏は、聴く人の心に深く刻まれることでしょう。
Bluebirdレコードでたったの2回のセッションで生み出された16曲の1つである本作。
静かな夜に一人でじっくり聴きたい、ブルースの名曲です。
Crazy ‘Bout My BabySnooky Pryor

デルタブルースの真髄を体現するかのような楽曲が、1989年にアルバム『Snooky』に収録されました。
スヌーキー・プライアーさんのハーモニカが奏でる音色は、ミシシッピデルタの風を感じさせます。
本作では、愛する人への思いを力強く歌い上げ、聴く者の心に深く響きます。
1973年のヨーロッパツアーで注目を集めたスヌーキー・プライアーさん。
1999年のアルバム『Shake My Hand』にも収録されるほど、彼の代表曲として愛され続けています。
ブルースの魅力に触れたい方や、心に響く音楽を求める方におすすめの1曲です。
Saturday BluesIshman Bracey

1928年1月にリリースされたデルタブルースの名曲。
不実な愛や日常の複雑さを切なく歌い上げます。
スライド奏法を駆使したギターの音色が魅力的で、聴く人の心に深く染み入ります。
イシュマン・ブレイシーさんの鼻にかかった独特の歌声が、楽曲の魅力をさらに引き立てていますね。
本作は『The Famous 1928 Tommy Johnson–Ishman Bracey Session』など複数のアルバムに収録され、ブルースファンから高い評価を得ています。
デルタブルースの真髄を味わいたい方や、心に響く音楽を求めている方にぴったりの一曲です。
Lead Pencil Blues (It Just Won’t Write)Johnnie Temple

デルタブルースの隠れた名曲として知られるこの楽曲。
ジョニー・テンプルさんの独特なサウンドは、後のロバートジョンソンさんにも影響を与えたと言われています。
重厚なウォーキングベースが印象的で、ボーカルの抑揚や曲構成など、聴いてみるとその魅力に気づくことができますよ。
1935年5月14日にVocalionレーベルで録音されたこの曲は、ブルース音楽の歴史の中で重要な役割を果たしています。
デルタブルースの世界に触れる上で、テンプルさんの音楽は避けて通れない存在。
音楽ファンのみなさんに是非聴いていただきたい一曲です。
【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(41〜50)
My Baby’s GoneTOMMY McCLENNAN

寂しさと後悔が滲み出る、デルタブルースの名曲です。
TOMMY McCLENNANさんの粗削りな声が、失恋の痛みを見事に表現していますね。
1939年2月にリリースされたこの曲は、彼の代表作の1つとして知られています。
恋人に去られた男性の複雑な心境が、ギターの音色と相まって胸に迫ります。
「いつかあなたが理解するだろう」という歌詞には、諦めと希望が同居しているようで、聴く人の心に深く響きます。
失恋の痛みを癒したい時や、人生の岐路に立たされた時に聴くと、不思議と勇気がわいてくるかもしれません。
おわりに
デルタブルースは単なる音楽ジャンルにとどまらず、アメリカの音楽の歴史の中で人々の喜びや悲しみといった深い感情を映し出す鏡のような存在です。
時代や場所を超えて、今なお多くのミュージシャンたちに影響を与え続けているデルタブルースの魅力は、音楽を通じて心に響く普遍的な感動を私たちに届けてくれるのですね。