【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ
ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。
1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。
アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。
スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?
この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。
初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。
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【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(21〜30)
Aberdeen Mississippi BluesBooker White

ミシシッピの大地から生まれた魂の音楽。
独特のスライドギター奏法と力強いボーカルが織りなす心揺さぶる一曲です。
1940年代に録音されたこの楽曲は、ブッカ・ホワイトさんの故郷アバディーンでの体験を生々しく描き出しています。
貧しさの中で女性たちとの関係や社会的な困難を歌い上げる姿に、ブルースの真髄を感じることができるでしょう。
本作は1960年代のブルース復興期に再評価され、ジョン・ファヒーさんの尽力で再び脚光を浴びました。
デルタブルースの魅力を存分に味わいたい方や、アメリカ南部の文化に興味がある方におすすめの一曲です。
Slow Blues (Angel Of Mercy / Blues in my sleep)James Cotton

ブルースの神髄が感じられる一曲が誕生しました。
ジェームズ・コットンさんの圧倒的な演奏力が光る本作は、2002年5月にリリースされました。
マディ・ウォーターズのバンドで才能を開花させたコットンさんの魂がこもったハーモニカの音色に、思わず心を奪われてしまいますね。
ゆったりとしたテンポの中に込められた深い感情表現は、聴く人の心に響くはず。
ブルースファンはもちろん、音楽の魅力を再発見したい方にもおすすめです。
疲れた心を癒したいときや、静かな夜にじっくりと楽しむのもいいかもしれません。
【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(31〜40)
Boom boomJohn Lee Hooker

ブルースの魂が詰まった傑作!
力強いリズムと生々しいギターサウンドが魅力の本作は、1962年にVee-Jayレーベルからリリースされました。
アルバム『Boom Boom』に収録され、ロックンロールの殿堂入りを果たすほどの評価を得ています。
恋人への情熱的な想いを歌った歌詞は、ジョン・リー・フッカーさんの艶のある声で表現され、聴く人の心を鷲掴みにしますよ。
ブルースの奥深さを感じたい方や、音楽の歴史に触れたい方におすすめの一曲。
耳に残る「ブーム ブーム」というフレーズを聴くと、思わず口ずさみたくなってしまいますね!
Shave ‘Em DryLucille Bogan

デルタブルースの世界に異彩を放つ大胆な一曲。
ルシール・ボーガンさんの力強い歌声が奔放に響き渡ります。
1935年に録音されたこの曲は、当時のタブーに挑戦する内容で、秘密裏に流布された「Party Record」としても知られています。
性的な自由と女性の主体性を歌い上げる歌詞は、今なお衝撃的。
2004年5月に再リリースされ、新たな聴衆の心を掴みました。
大人の社交場や、自由な表現を求める方々にぴったり。
ブルースの深みを知りたい人にもおすすめの一曲です。
Goin Down to the RiverMississippi Fred McDowell

川のせせらぎのような歌声が印象的な一曲です。
愛する人との再会を切望する想いや、家族の反対など、恋愛の複雑さが歌詞に込められています。
1965年12月、ミシシッピ州コスモで録音され、アルバム『Mississippi Blues』に収録されました。
デルタブルースの魅力が詰まった本作は、初心者から熟練ファンまで幅広く楽しめます。
ミシシッピ・フレッド・マクダウェルさんの圧倒的な存在感と、耳に心地よいカタルシスが魅力。
どこか懐かしさと新鮮さを同時に呼び起こす、まさにデルタブルースの名曲と言えるでしょう。
The Ballad Of Stagger LeeMississippi John Hurt

アメリカの伝説的なフォークソングとして知られるこの曲。
深い感情を漂わせるギターのリフと、じっくりと心に訴えかけるボーカルが印象的です。
1895年のクリスマスイブに実際にあった殺人事件を題材にしているため、聴くたびに当時の様子が目に浮かぶようですね。
ミシシッピ・ジョン・ハートさんの温かみのあるボーカルと独特のフィンガーピッキングスタイルによって、多くの人々に愛されています。
静かな夜長に聴くのにぴったりの一曲で、ブルースを愛する方はもちろん、デルタブルースに親しもうという方にもオススメですよ!
How Long BluesPinetop Perkins

ブルースの深みを感じさせる名曲です。
ピントップ・パーキンスさんの渋みのあるピアノタッチが、人生の哀愁を見事に表現しています。
2012年6月にリリースされたアルバム『How Long?』に収録された本作は、愛する人の帰りを待つ切ない心情を歌い上げています。
パーキンスさんの97歳でのグラミー賞受賞という偉業も、その実力を物語っていますね。
夜の帳が下りた頃、静かに一杯傾けながら聴きたくなる一曲。
デルタブルースの魅力に触れたい方にぜひおすすめです。