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【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ

ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。

1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。

アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。

スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?

この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。

初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(21〜30)

Some Happy DayCharley Patton

Charley Patton – Some Happy Day (1929)
Some Happy DayCharley Patton

デルタブルースの創始者として知られるチャーリー・パットンさんが1929年5月に録音した曲は、希望と解放を歌い上げる魂の叫びです。

深い信仰心と人生の苦難が織り交ぜられた歌詞は、聴く人の心に響きます。

本作は後にコンピレーションアルバムに収録され、ブルース音楽の伝統において重要な位置を占めています。

パットンさんの独特な演奏スタイルと歌声は、デルタブルースのジャンルに大きな影響を与えました。

2021年にはロックンロールの殿堂入りを果たすなど、その功績は今もなお高く評価されています。

人生に迷いを感じている時、この曲を聴けば、きっと新たな希望が見つかるはずです。

Black Dog BluesBlind Blake

ブラインド・ブレイクさんの代表作として知られるこの曲は、心に染みる魂の叫びが込められた傑作です。

独特のギターテクニックと歌声が織りなす哀愁漂うメロディーが、聴く人の心を掴んで離しません。

1927年にパラマウント・レコードからリリースされた本作は、ブレイクさんのキャリアの中でも重要な位置を占めています。

ブルースファンはもちろん、音楽の深い表現力に触れたい方にもおすすめの1曲。

静かな夜に1人で聴くのがぴったりですね。

ブレイクさんの魂の演奏に耳を傾けると、きっと新たな音楽の魅力に気づかされることでしょう。

Goin Down to the RiverMississippi Fred McDowell

Mississippi Fred McDowell – Goin Down to the River
Goin Down to the RiverMississippi Fred McDowell

川のせせらぎのような歌声が印象的な一曲です。

愛する人との再会を切望する想いや、家族の反対など、恋愛の複雑さが歌詞に込められています。

1965年12月、ミシシッピ州コスモで録音され、アルバム『Mississippi Blues』に収録されました。

デルタブルースの魅力が詰まった本作は、初心者から熟練ファンまで幅広く楽しめます。

ミシシッピ・フレッド・マクダウェルさんの圧倒的な存在感と、耳に心地よいカタルシスが魅力。

どこか懐かしさと新鮮さを同時に呼び起こす、まさにデルタブルースの名曲と言えるでしょう。

That’s All RightArthur Crudup

Arthur Crudup – That’s All Right (original version)
That's All RightArthur Crudup

デルタブルースの金字塔とも言えるこの曲は、ロックンロールの誕生にも大きな影響を与えた名曲です。

アーサー・クラドップさんの力強い歌声とブルージーなギターが魅力的で、聴く人の心を掴んで離しません。

1946年に録音されたこの楽曲は、後にエルヴィス・プレスリーさんによってカバーされ、さらに有名になりました。

シンプルながらも深みのある歌詞は、人生の機微を見事に表現しています。

ブルースやロックンロールに興味がある方はもちろん、音楽の歴史に触れたい方にもおすすめの一曲です。

ぜひ、じっくりと耳を傾けてみてくださいね。

She Left Me A Mule To RideBig Joe Williams

Big Joe Williams She Left Me A Mule To Ride 1966 mpg
She Left Me A Mule To RideBig Joe Williams

デルタブルースの深い魂が染み込んだ一曲として、多くのブルースファンに愛されています。

1960年にリリースされたアルバム『Tough Times』に収録された本作は、ビッグ・ジョー・ウィリアムズさんの独特な9弦ギターと力強い歌声が印象的です。

彼の人生経験が詰まった歌詞と荒削りなサウンドは、聴く人の心に強く響きます。

ウィリアムズさんは1903年生まれのブルースの巨匠。

若い頃からバスキングで腕を磨き、1935年にはブルーバード・レコードと契約するなど、その才能は早くから注目されていました。

本作を聴けば、デルタブルースの魅力を存分に味わえること間違いなし。

心に染みる音楽に浸りたい方にぜひおすすめです。

Aberdeen Mississippi BluesBooker White

Booker White – Aberdeen Mississippi Blues HIFI
Aberdeen Mississippi BluesBooker White

ミシシッピの大地から生まれた魂の音楽。

独特のスライドギター奏法と力強いボーカルが織りなす心揺さぶる一曲です。

1940年代に録音されたこの楽曲は、ブッカ・ホワイトさんの故郷アバディーンでの体験を生々しく描き出しています。

貧しさの中で女性たちとの関係や社会的な困難を歌い上げる姿に、ブルースの真髄を感じることができるでしょう。

本作は1960年代のブルース復興期に再評価され、ジョン・ファヒーさんの尽力で再び脚光を浴びました。

デルタブルースの魅力を存分に味わいたい方や、アメリカ南部の文化に興味がある方におすすめの一曲です。

Earl’s BoogieEARL HOOKER

スライドギターの鮮烈な響きが印象的な楽曲です。

独特のリズム感と技巧に富んだギタープレイが絶妙にマッチし、聴く者を魅了します。

1990年1月にリリースされたこの曲は、Earl Hookerさんの代表作として知られており、ブルース音楽ファンから高い評価を得ています。

スライドギターの名手として名高いEarl Hookerさんの真骨頂が存分に発揮された一曲といえるでしょう。

ブルースの醍醐味を味わいたい方や、ギターの魅力に惹かれる方にぜひ聴いていただきたい作品です。

本作を聴くと、ブルース音楽の奥深さや魅力を再認識できるはずですよ。