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【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ

ギターの音色とともに深い情感を揺さぶるデルタブルース。

1920年代から1940年代にかけて、ミシシッピデルタ地域で生まれたこの音楽は、現代のブルースやロックミュージックの源流として知られています。

アコースティックギターと人間の声だけで表現される素朴な音楽でありながら、そこには人生の喜びや悲しみ、苦悩が込められています。

スライドギターの独特な響きと力強いボーカルが織りなす世界に触れてみませんか?

この記事では、デルタブルースの代表的なアーティストたちによる著名な楽曲をご紹介します。

初心者の方も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

【初心者向け】デルタブルースの名曲・人気曲まとめ(21〜30)

Some Happy DayCharley Patton

Charley Patton – Some Happy Day (1929)
Some Happy DayCharley Patton

デルタブルースの創始者として知られるチャーリー・パットンさんが1929年5月に録音した曲は、希望と解放を歌い上げる魂の叫びです。

深い信仰心と人生の苦難が織り交ぜられた歌詞は、聴く人の心に響きます。

本作は後にコンピレーションアルバムに収録され、ブルース音楽の伝統において重要な位置を占めています。

パットンさんの独特な演奏スタイルと歌声は、デルタブルースのジャンルに大きな影響を与えました。

2021年にはロックンロールの殿堂入りを果たすなど、その功績は今もなお高く評価されています。

人生に迷いを感じている時、この曲を聴けば、きっと新たな希望が見つかるはずです。

She Left Me A Mule To RideBig Joe Williams

Big Joe Williams She Left Me A Mule To Ride 1966 mpg
She Left Me A Mule To RideBig Joe Williams

デルタブルースの深い魂が染み込んだ一曲として、多くのブルースファンに愛されています。

1960年にリリースされたアルバム『Tough Times』に収録された本作は、ビッグ・ジョー・ウィリアムズさんの独特な9弦ギターと力強い歌声が印象的です。

彼の人生経験が詰まった歌詞と荒削りなサウンドは、聴く人の心に強く響きます。

ウィリアムズさんは1903年生まれのブルースの巨匠。

若い頃からバスキングで腕を磨き、1935年にはブルーバード・レコードと契約するなど、その才能は早くから注目されていました。

本作を聴けば、デルタブルースの魅力を存分に味わえること間違いなし。

心に染みる音楽に浸りたい方にぜひおすすめです。

Aberdeen Mississippi BluesBooker White

Booker White – Aberdeen Mississippi Blues HIFI
Aberdeen Mississippi BluesBooker White

ミシシッピの大地から生まれた魂の音楽。

独特のスライドギター奏法と力強いボーカルが織りなす心揺さぶる一曲です。

1940年代に録音されたこの楽曲は、ブッカ・ホワイトさんの故郷アバディーンでの体験を生々しく描き出しています。

貧しさの中で女性たちとの関係や社会的な困難を歌い上げる姿に、ブルースの真髄を感じることができるでしょう。

本作は1960年代のブルース復興期に再評価され、ジョン・ファヒーさんの尽力で再び脚光を浴びました。

デルタブルースの魅力を存分に味わいたい方や、アメリカ南部の文化に興味がある方におすすめの一曲です。

Slow Blues (Angel Of Mercy / Blues in my sleep)James Cotton

James Cotton – Slow Blues (Angel Of Mercy / Blues in my sleep)
Slow Blues (Angel Of Mercy / Blues in my sleep)James Cotton

ブルースの神髄が感じられる一曲が誕生しました。

ジェームズ・コットンさんの圧倒的な演奏力が光る本作は、2002年5月にリリースされました。

マディ・ウォーターズのバンドで才能を開花させたコットンさんの魂がこもったハーモニカの音色に、思わず心を奪われてしまいますね。

ゆったりとしたテンポの中に込められた深い感情表現は、聴く人の心に響くはず。

ブルースファンはもちろん、音楽の魅力を再発見したい方にもおすすめです。

疲れた心を癒したいときや、静かな夜にじっくりと楽しむのもいいかもしれません。

The Ballad Of Stagger LeeMississippi John Hurt

アメリカの伝説的なフォークソングとして知られるこの曲。

深い感情を漂わせるギターのリフと、じっくりと心に訴えかけるボーカルが印象的です。

1895年のクリスマスイブに実際にあった殺人事件を題材にしているため、聴くたびに当時の様子が目に浮かぶようですね。

ミシシッピ・ジョン・ハートさんの温かみのあるボーカルと独特のフィンガーピッキングスタイルによって、多くの人々に愛されています。

静かな夜長に聴くのにぴったりの一曲で、ブルースを愛する方はもちろん、デルタブルースに親しもうという方にもオススメですよ!

That’s All RightArthur Crudup

Arthur Crudup – That’s All Right (original version)
That's All RightArthur Crudup

デルタブルースの金字塔とも言えるこの曲は、ロックンロールの誕生にも大きな影響を与えた名曲です。

アーサー・クラドップさんの力強い歌声とブルージーなギターが魅力的で、聴く人の心を掴んで離しません。

1946年に録音されたこの楽曲は、後にエルヴィス・プレスリーさんによってカバーされ、さらに有名になりました。

シンプルながらも深みのある歌詞は、人生の機微を見事に表現しています。

ブルースやロックンロールに興味がある方はもちろん、音楽の歴史に触れたい方にもおすすめの一曲です。

ぜひ、じっくりと耳を傾けてみてくださいね。

Black Dog BluesBlind Blake

ブラインド・ブレイクさんの代表作として知られるこの曲は、心に染みる魂の叫びが込められた傑作です。

独特のギターテクニックと歌声が織りなす哀愁漂うメロディーが、聴く人の心を掴んで離しません。

1927年にパラマウント・レコードからリリースされた本作は、ブレイクさんのキャリアの中でも重要な位置を占めています。

ブルースファンはもちろん、音楽の深い表現力に触れたい方にもおすすめの1曲。

静かな夜に1人で聴くのがぴったりですね。

ブレイクさんの魂の演奏に耳を傾けると、きっと新たな音楽の魅力に気づかされることでしょう。