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若手ドラマーに必要な最低限のマナーとは?

若手ドラマーに必要な最低限のマナーとは?
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若手ドラマーに必要な最低限のマナーとは?

若手ドラマーに必要な最低限のマナーとは?

自分で培った経験から、書かせていただきます。

ドラマーとしての最低限のマナーをここに書き出してみました。

大げさって思う部分もあるかと思いますが、それを判断するのはあなたではなく私でもなく、第三者であるということを念頭に置いて読んでみると共感できるかと思います。

好きなドラマー以外はいますか?

若手ドラマーに必要な最低限のマナーとは?

http://o-dan.net/ja/

バンドにドラマーは大体1人ですよね。

ライブハウスで対バンすると、久しぶりにドラマー談議に花が咲いて!

……みたいな経験って多くあると思います。

ドラム大好き!

が伝わってきて、微笑ましい感じもありますが、周りから見ると若干のオタク感は否めません……

当然、貴重な情報交換の場所なので、固まって話しても良いのですが、他のパートとのコミュニケーションもキチンと取れるようにしておくことも重要です。

極端な話、ドラマーから仕事がくる可能性は低いです。

もし仮にあなたの所属バンドが解散したとして、友人のドラマーはきっと助けてくれるでしょう。

しかし、同じパートであるがゆえ、気苦労もよく理解してくれるでしょう。

また、自分の仕事が減る可能性もあります。

結果、新しいバンドへのキッカケは、作ってくれない形になることが多いです。

その点、違うパートからの場合は、逆に言うと単刀直入で冷酷です。

ドラマーが抱える気苦労なんて見向きもせず、フリーになったあなたを誘いにきます。

そんな時に「自分はどんなドラマーが好きか!」を伝えることも大事ですが「こんなアーティストが好きです」と、はっきり言えるようにしておくことが大切です。

また、他のパートの人はドラムをよく聞いて演奏しているので、意外とドラマーには詳しいのです。

逆にドラマーのあなたが、好きなギタリスト1人くらいいてもおかしくないはずです。

詳しくなくても「好き or 嫌い」は言えるように、いろんな曲やアーティストに耳を傾けられるようにしておきましょう。

意外とドラマーだけを追いかけるよりも、いろんなドラマーに出会えますからね!

スナッピーに無頓着過ぎる

チューニングの問題については、あえてここでは触れませんが、もう少し気を配るべきだと思います。

ライブで出番が最初の時は、セッティングもそのままでラッキー!

……ですが、それでもスナッピーは必ずOFFにしてください。

共鳴してザーッてなっている瞬間、よく耳にしますよね?

あれ、結構気になるんですよ。

僕は、何ならハイハットトップ側も緩めて下に落としちゃってます。

セッティングして、初めてハイハットの開き具合を確認します。

MC中もスナッピーはOFFにしたほうが、良いと考えます。

若年層バンドのリハーサルを見に行くと、やはり誰かがしゃべっている最中に、ザ~ッとスナッピーがなってますね。

チューニング次第で、スナッピーが共鳴しなくなることはあります。

ただし、演奏時に気に入った音になるかどうかは、疑問符が残ります。

スナッピーのONとOFF、今一度、細心の注意を払ってください。

バラードなどでドラムが演奏していない時に、スナッピーが鳴るなんてことは、大便してお尻を拭かないくらい信じられないことです。

当然、叩くときはスナッピーを入れ忘れないように。

ハイハット・オープンやシンバルに頼りすぎないサウンドメイク

いざ、盛り上げようとすると、ハイハットのハーフオープンに頼ってしまうドラマーは多いと思います。

聴感上、音量が増すので、確かに盛り上がっているようには聞こえます。

しかし、音域のことを考えると、高音しか出ていないことはわかると思います。

「シンバル」というパートだったら、まったく問題ありませんが、せっかく「ドラム」というパートなんですから、太鼓も使ってあげてください。

最後に

ドラムって、結構音が大きいし振動も有るし何かに共鳴したりして、意外にデリケートな楽器だと思います。

共演者や第三者が不快にならない程度に、適度に気を使ってあげると、周りからの信頼感を得られると思います。

そういう意味でも、丁寧なドラマーを目指してください。

ライタープロフィール

ドラマー

中村"NOBU-san"暢晃

乙女座 AB型 12歳の秋、両親の勧めでドラムを始める。

この頃は、音楽の楽しさが理解出来ず、塾に行く感覚で通い始める。

中学生の頃に課題曲でやった、Suzanne VegaのLukaという曲から、面白さ・凄さを見いだす。

高校生の頃は、多数バンドに参加(ドラマーが僕しか居ないという事態)。

ここでも、ドラムの重要性を痛感する。

高校卒業後、専門学校に入学し、ドラム、ラテンパーカッション、ドラムコー、人間学を学ぶ。

また、この時期に出会ったBlack Musicは、僕の一生を左右するくらいの衝撃の出会いだった。

現在は、POPS、FUNK、ROCK、歌謡曲、演歌、JAZZ、HARD ROCKなどジャンルに納まらないLIVE活動やサポート活動の他、インストラクターとしての顔も持つ。

また、イベント主催やミュージシャンコーディネーター(インスペクター)としても、高い評価を得ている。

演奏サポートやLesson希望の方は、Mailにてお問い合わせ下さい。

ウェブサイト:http://nakamuranobuaki.org

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