【高齢者向け】旗揚げレクリエーション。脳トレ、認知症予防に
旗揚げゲームは、認知症予防としてデイサービスなどの高齢者施設で親しまれています。
「赤上げて、白上げて」という号令に合わせて、旗を上げ下げすることにより、認知機能が鍛えられるのが魅力です。
また旗だけでなく、棒や輪っかを持ったり、音楽に合わせておこなったり、手ではなく足を使ったりと、いろいろアレンジできるのもうれしいですね。
座ったままできるので、高齢者の方にとって気軽に参加しやすいレクリエーションですよ。
これから紹介するアイデアを参考に、皆さんで楽しんでくださいね。
【高齢者向け】旗揚げレクリエーション。脳トレ、認知症予防に(1〜10)
旗揚げ体操

足腰の弱った高齢者も、座ったままで楽しめる旗揚げ体操。
適度な運動は脳を活性化し、認知症予防にもつながります。
ラップの芯で作成した棒で、上半身と脳を動かしましょう。
ゲームが始まる前に棒をテーブル、膝、車いすの肘置きの上に置くとこから始めるとスタートしやすくなります。
「赤上げて」といった号令を高齢者に言ってもらったり、わざと職員が間違えると笑いが起きて盛り上がりますよ。
ラップの棒を作成する工程も楽しめそうですね。
輪っかを使って旗揚げゲーム

いつもの旗揚げゲームの旗を、雰囲気を変えて輪っかすることももオススメです。
ポイントは輪っかを握るところにあります。
握力が低下すると、身体機能も低下し日常生活に支障が出てきます。
輪っかを持つことで握力向上になり、握ることで親指を刺激し、脳の活性化にもつながります。
使用する輪っかも、100円均一アイテムで簡単に作れます。
画用紙などを細長く切り、輪っかを作りカラーテープで巻いていきます。
イスに座って体に負担が少なくできるトレーニングになりますね。
バトンを使って旗揚げゲーム

旗揚げゲームに慣れ、号令のスピードも上がってきたら、旗揚げをしながら号令もしてもらいましょう。
高齢者の方に号令を言ってもらうとゲームも盛り上がり、話す、両手を動かすことを同時にすると脳が活性化されます。
号令を出すことは、口を動かす「口の体操」にもなります。
高齢化により弱まった口と舌の動きを、口の体操で向上させます。
食べる機能が上がるので、誤えんを防ぐことにつながりますよ。
楽しくゲームをしながら、食べる楽しみも増えそうですね。
村まつりで旗揚げゲーム

歌の歌詞を「赤上げて」や「白下げて」などにアレンジすると、盛り上がりそうですよね。
参加される高齢者の方が知っている歌なら、みんなで歌いながら旗揚げゲームを楽しめます。
慣れるまではホワイトボードなどに歌詞と、アレンジする所を書いて見えるようにするとゲームがしやすくなります。
慣れてきたら、メロディーのスピードを上げたり、難しい号令も出していきましょう。
キーボードやオルガンなど楽器の伴奏があると、より一層楽しいゲームになりそうですね。
「手のひらを太陽に」に合わせて旗あげゲーム

実際にやると、意外に難しい旗揚げゲーム。
歌に合わせてゲームをするとノリよくできますよ。
『手のひらを太陽に』のリズムに合わせて、歌詞をアレンジします。
例えば、「手のひらを太陽に透かしてみれば」の歌詞の部分を「赤下げて白上げない」に変えてみましょう。
参加される高齢者の方の知っている、歌や曲でゲームをすると楽しくできそうですね。
慣れてきたら、アレンジした歌を歌いながら、旗のあげ下げをするなどレベルアップもできます。
高齢者の方と一緒に歌いながするのもオススメです。
紅白旗あげゲーム

赤色と白色のわかりやすい、2色の旗を使用した旗揚げゲーム。
座りながら簡単に、みんなが参加できます。
旗の代わりになる、赤いものや白いものでも大丈夫です。
最初はゆっくりと「赤上げて!」「白下げて!」など言ってあげると、ゲームがやりやすくなりますよ。
簡単な号令で始まり、慣れてきたら難易度を上げて早口で号令を出してみましょう。
「赤下げないで白上げない」など引っかけも盛り上がります。
旗を割りばしや、画用紙などでみんなで作るところから始めてもいいですね。
手と足を使って旗揚げゲーム

両足も使った旗揚げゲームは、両手を使った旗揚げゲームに慣れてきた方にオススメです。
手首や足首を回したり動かすことで、体力の向上や筋力アップになります。
立ちながらでも楽しめますが、座ったままでも大丈夫です。
参加される高齢者に合わせて、体を動かしていきましょう。
名字を書いた紙を足に貼ったり、赤や青など色のある旗にしたりとアレンジができそうです。
ゲームなど盛り上がるレクリエーションは、高齢者同士でコミュニケーションが生まれます。
人と話すことで精神も安定し、孤独感も解消されやすくなりますよ。