【高齢者向け】インナーマッスル鍛え方。転倒予防
インナーマッスルは体の深い部分にある筋肉で、姿勢を支えたりバランスを保ったりする大切な役割を持っています。
特に高齢者の方にとって、インナーマッスルを鍛えることは転倒予防に効果的です。
無理なく続けられる簡単な運動を習慣にすることで、体幹が安定し、歩行もスムーズになりますよ。
今回は、高齢者の方でも安心してできるインナーマッスルの鍛え方を集めました。
毎日の生活に取り入れて、元気に動ける体を目指しましょう。
今日から始められる簡単なエクササイズで、転びにくい体づくりを始めてみましょう。
【高齢者向け】インナーマッスル鍛え方。転倒予防(11〜20)
歩いてバランス練習

転倒は歩いているときにこそ起こりやすいもの、なんとなくの動きになっているところもリスクを高めていますよね。
そんな歩くという動作を少しだけ難しくアレンジ、普段の歩行のバランスの向上にもつなげていこうという内容です。
一歩を踏み出す足の形やひざの角度を普段とは違う形にして、その不安定な状態でバランスをとりつつ細かく歩いていきます。
しっかりと筋肉に力が伝わるように、上半身はまっすぐにして進めていくのも大切なポイントですよ。
膝立ちバランス練習

普段の立ち方は、何かにつかまっていることはあったとしても、細かい部分を意識することは少ないかと思います。
そんな立ち方をあえて不安定にして、立つ際に使う筋肉を意識しつつ、バランスの向上につなげていこうという内容です。
ゆっくりと膝立ちの姿勢を作り、まっすぐな膝立ちの姿勢から、どの筋肉を使っているのかにも意識を向けつつ、片方ずつに体重をかけていきます。
ひざをつける体勢、バランスもとりにくい体勢なので、いすを支えにしたりと、やりやすい方法を探りながらすすめていきましょう。
ドローイン

寝たままおこなえる体幹トレーニングで、転倒予防や腰痛の改善をしましょう!
高齢者の方はそれぞれ、さまざまな体の悩みをもっておられると思いますが、寝ながらおこなえるトレーニングはどんな方でも取り入れやすいのでオススメですよ。
膝を曲げた状態で仰向けになり深呼吸をおこないます。
息を吸うときはしっかり肺を膨らませ、吐くときはしっかりおなかを意識しましょう。
下腹部分に力が入ることで体の軸がしっかりし、転倒や腰痛の予防になるんですね。
こちらのトレーニングであれば、寝る前や少し横になったときにでも簡単に取り入れられそうです。
ぜひお試しくださいね!
マットで行う体幹体操

加齢とともに運動能力や筋力は衰え、転倒リスクが高くなります。
高齢者の方が転倒し骨折してしまうと、治りが長引いて寝たきりになってしまうケースもよくありますよね。
歩行を安定するためには、体幹トレーニングが効果的なのをご存じでしょうか?
こちらのトレーニングは寝た状態や四つんばいの状態でおこなえるため、長い時間立位を保つことが難しい高齢者の方にもオススメですよ。
また適度な運動をすることは、ストレスの発散や睡眠の質向上など嬉しい効果も。
ぜひこちらのトレーニングを取り入れて、転倒予防につなげましょう!
座って行う体幹強化体操

体幹を鍛えるこちらの運動で、転倒予防や姿勢改善に努めましょう!
いすに座って足を大きく開きます。
胸の前で手をクロスし、背中を丸めながら前かがみになります。
頭を上げた状態で、ゆっくり上半身を起こしましょう。
この動作が難しい方は、両手を膝の上に置いた状態で前かがみになってくださいね。
こちらの動画では座っておこなう2つの体幹強化体操を紹介されています。
座っておこなえる運動は、高齢者の方でも取り入れやすいですよね。
またレクリエーションで他の方たちと一緒におこなうことは、やる気アップにつながりますよ。
一人ひとりの体の状況に合わせて、無理のない範囲でおこなってくださいね。