年が明け、高齢者施設での新年会を企画されている職員の方もいらっしゃいますよね。
出し物を何にしようかと、頭を悩まされているのではないでしょうか?
高齢者の方たちは、どんな出し物を用意すると喜んでいただけるのでしょうか?
今回は懐かさを感じられる、お正月遊びやお正月の歌に合わせた体操などをご紹介します。
定番のお正月遊びは昔を思い出すきっかけになり、思い出話に花が咲くことでしょう。
楽しく新年会を盛り上げて、新しい1年のスタートにふさわしい行事にしたいものですね。
【高齢者向け】盛り上がる!新年会の出し物(1〜10)
箱の中身は何だろな

気軽にできて盛り上がる出し物の一つ、箱の中身は何だろな。
テレビ番組内でもおこなわれ、高齢者の方にもなじみのある出し物なのではないでしょうか。
ルールもシンプルで、箱の中にあらかじめあるモノをいれておきます。
中身が見えない状態で、箱の中に手を入れ触った感触で何が入っているのか当てるゲームです。
白いものや、台所にあるものなどヒントを出して、高齢者の方に当ててもらいましょう。
手先の感覚を頼りに、想像力を働かせることが脳の活性化にもつながるそうですよ。
かるた取りゲーム

かるた取りはお正月を感じられるゲーム、言葉をよく聞いて取り札を見極めて動く、集中力と瞬発力が試されますよね。
そんなかるたを椅子に座ったままでおこなう、力をコントロールする要素も加えた内容です。
場にはひらがなが書かれた札がならんでいて、読み札に対応するひらがなに向かってお手玉を投げてもらいます。
札は見つかっているのに、お手玉が届かないということもあるので、投げ方と力のコントロールにもしっかりと意識を向けてもらいましょう。
風船で羽根つき

お正月の定番ともいえる羽根つきを風船で再現、椅子に座った状態でも気軽に楽しめるゲームですね。
テーブルをはさんでチームに分かれて、ひらひらが付いた風船を手に持った小さな羽子板で打ち合ってもらいます。
道具を使って打ちかえすことが重要なポイントで、手よりもコントロールが難しいことから、より集中力と力のコントロールに意識が向けられますよ。
風船を追いかけすぎると苦しい体勢になってしまう場合もあるので、適切に風船を真ん中側へ戻してあげるサポートも大切ですよ。
室内で初詣

新年を迎え、お寺や神社に初詣に行く高齢者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
中には、外出が難しく初詣に行くことが難しい方もいらっしゃるかもしれませんね。
また、お正月の時期は冷たい風も吹いている時期なので外出を控えている方も。
そこで室内の一角を初詣ができるようにし、高齢者の方に初詣をしていただきましょう。
施設の方が神主や巫女にふんしたり、おみくじが引けところを設けるなどの工夫をすると、初詣の雰囲気が出せますよ。
旧年を無事に過ごせた感謝や新年を良い年になるように願掛けができ、高齢者の方にも喜ばれそうですね。
だるま落とし

縁起物でもある、だるまを使ったゲームで盛り上がりましょう。
数個の円柱を、一番上に乗っただるまを落とさず一つずつハンマーで横にたたいて出していきますよ。
最後まで、崩さずにできればその一年の災いを避けられるとされてきました。
お正月にする縁起のいい遊びで、高齢者の方にも楽しんでいただけそうですね。
家族とした、だるま落としを思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。
だるま落としのアイテムを、工作レクに取り入れるのもオススメですよ。
お正月体操

お正月をテーマにした楽曲にのせて体を動かして、新年の健康への思いをさらに高めていこうという内容です。
体操とダンスの要素をかねそなえていることが重要で、リズムにあわせて楽しい気持ちで体の動きをスムーズにしていきましょう。
歌詞に出てくる言葉にも注目して、それをイメージした動作から体操につなげているので、体をどのような形にすればいいのかもイメージしやすそうですね。
体が伸びるように大きく体を動かすのが重要なので、ゆっくりとしたテンポでチャレンジしてもらうのがオススメですよ。
寸劇「水戸黄門」

高齢者の方にもなじみのあるテレビドラマといえば、『水戸黄門』もその内の一つなのではないでしょうか?
黄門様と助さん格さんの三人で日本中を旅をする内容で、印籠を出すシーンも有名ですよね。
そんな『水戸黄門』のドラマのワンシーンを、高齢者の方と施設の方と一緒に作ってみませんか?
高齢者の方がご存じのお話なら、演じる方も観る方も楽しめそうですね。
施設オリジナルのストーリーにすると、さらに盛り上がりますよ。
新年の賑やかな雰囲気にも合う出し物ですね。