美しきエレクトロニカ~オススメの名曲・人気曲
「エレクトロニカ」と呼ばれるジャンルは電子音楽のサブジャンル的な扱いではありますが、その実態は曖昧でクラブ・ミュージック系のアーティストに限らず、とくに2000年代以降は多くのミュージシャンが「エレクトロニカ的」手法を取り入れた音楽を模索しています。
意識せずとも、私たちは自然とエレクトロニカ的な音を耳にしているのですね。
そこで今回は、いわゆるIDMと呼ばれる90年代初頭の代表曲を皮切りに、ポストロックやエレクトロ・シューゲイザー、ヒップホップの領域に至るまでさまざまな名曲を一挙ご紹介!
エレクトロニカ入門編のプレイリストとしても、ぜひ参考にしてみてください。
- デトロイト・テクノの名曲。まずは聴いてほしい有名曲・人気曲
- 浮遊する電子音楽~アンビエント・テクノの名曲まとめ
- 歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- テクノのススメ~往年の名曲から00年代以降の人気曲まで
- 日本発!テクノポップの名曲・オススメの人気曲
- イギリス発!グライムの魅力~まずは聴いておきたい名盤・人気作
- 攻撃的ダンスミュージック。ハードコアテクノの名曲
- 最新のテクノミュージック|2025年のトレンドを紹介
- 【定番】ナイトコアの名曲|最新の楽曲も紹介
- 洋楽エレクトロポップ~シンセポップおすすめの名曲・人気曲
- ハウス・テクノの人気曲ランキング
- 【4つ打ちの魅力】ハウス・ミュージックの名盤。基本の1枚
- 有名曲やヒット曲ばかり!Z世代におすすめしたいK-POPの楽曲
美しきエレクトロニカ~オススメの名曲・人気曲(21〜30)
GalvanizeThe Chemical Brothers

人々の心を鼓舞する電子音楽の傑作。
イギリスのエレクトロニックデュオが放つ本作は、ビッグビートとヒップホップを融合させた独創的なサウンドが特徴です。
2004年11月にリリースされ、イギリスのシングルチャートで最高3位を記録。
2006年のグラミー賞では「ベスト・ダンス・レコーディング」を受賞しました。
Q-Tipさんのラップと東洋的な音色が織りなす絶妙な調和は、聴く者を行動へと駆り立てます。
夢の実現に向けて一歩を踏み出したい時、この1曲で背中を押してもらえるはずです。
2012年ロンドンオリンピックの各式典でも使用され、世界中の人々の心に響いた名曲です。
DroppAutechre

まるで機械の鼓動が響き渡るかのような、無機質な美しさを湛えたサウンドスケープを展開するのが、この革新的な作品です。
Autechreが1999年6月にリリースしたこの楽曲は、デジタルな音響空間の中で、リスナーの感覚を刺激し続けます。
抽象的なリズムと複雑に絡み合うテクスチャーが、独特の世界観を作り上げており、まるで未来の音楽を先取りしているかのような斬新さに驚かされます。
本作は言葉を超えたコミュニケーションの形を提示し、聴く者に直接的な体験をもたらします。
電子音楽に興味のある方はもちろん、新しい音の可能性を探求したい方にもおすすめの一曲です。
CIRKLON3Aphex Twin

美しく複雑な電子音の世界へ誘う一曲です。
エイフェックス・ツインさんの独特な音楽性が存分に発揮され、リスナーを未知の音響体験へと導きます。
2016年7月にリリースされたこの楽曲は、17年ぶりとなる公式ミュージックビデオも話題を呼びました。
12歳の少年が監督を務めるという斬新な試みも、アーティストの革新性を物語っています。
エレクトロニカの奥深さに触れたい方や、音楽の新たな可能性を探求したい方におすすめです。
本作は、従来の音楽の枠を超えた芸術作品として、聴く人の想像力を刺激し続けることでしょう。
Winter LinnClark

冬の情景を描く音のキャンバスとして、Clarkさんが2014年11月に発表したのがこの楽曲です。
冷たくも暖かみを感じさせるシンセサイザーが特徴で、リスナーを独特の感覚世界へと誘います。
メロディックなビートと緻密に設計された音響効果が、幻想的なイメージを具現化。
本作は、アルバム『Clark』に収録されており、映画やテレビ番組でも使用されています。
例えば、「The Grand Tour」のシーズン2エピソード10や、ビデオゲーム「Watch Dogs 2」のサウンドトラックにも追加されました。
エレクトロニカの多彩な表現を感じ取ることができる本作は、現代音楽を聴く上で見過ごせない曲。
音楽ファンには必聴のトラックです。
音楽の新たな地平へ踏み出すきっかけになるかもしれません。
Love Grows Out Of Thin AirUlrich Schnauss

エレクトロ・シューゲイザーの美しいサウンドスケープを、繊細なシンセサイザーの旋律と共に描き出す名曲です。
ドイツ出身のウルリッヒ・シュナウスさんが2016年11月にリリースしたアルバム『No Further Ahead Than Today』に収録されており、人間の感情を音に変換しようとする彼の試みが結実した作品と言えるでしょう。
本作のミュージックビデオは、短編映画のような形式で制作され、曲自体がスコアとして機能しています。
2020年4月には、シュナウスさんのキャリアを網羅した7枚組コンピレーションにも収録され、彼の音楽的才能を象徴する1曲として再評価されました。
心地よい電子音の波に身を委ねたい時、ぜひこの曲に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
Still PretendingPrefuse 73

言葉にできないような美しさと抽象性を持つインストゥルメンタル・トラック。
エレクトロニカとヒップホップの境界を曖昧にしつつ、独自のサウンドスケープを構築するプレフューズ73さんの才能が存分に発揮された作品です。
2015年4月にリリースされたアルバム『Forsyth Gardens』に収録されている本作は、ヘレンさんの数年間の沈黙を破る新たな音楽の流れを告げる重要な1曲。
複雑なリズム構造と感情豊かなメロディーが織りなす独特の世界観は、聴く人それぞれの解釈を生み出す魅力があります。
静かな夜や集中したい時間に、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
HajnalVenetian Snares

エレクトロニカの世界に新たな息吹を吹き込む一曲。
クラシック音楽の要素とブレイクビーツが絶妙に融合し、聴く者を夜明けの情景へと誘います。
2005年3月にリリースされたアルバム『Rossz Csillag Alatt Született』の収録曲で、ヴェネチアン・スネアズさんの代表作として高い評価を得ています。
本作は、複雑なリズムと感動的な旋律が織りなす音の旅路。
激しさと静けさが交錯する中で、新しい音楽体験を求める方々にぴったりの一曲です。
朝の通勤時や夕暮れ時のドライブなど、日常に非日常的な彩りを添えたい時におすすめです。