美しきエレクトロニカ~オススメの名曲・人気曲
「エレクトロニカ」と呼ばれるジャンルは電子音楽のサブジャンル的な扱いではありますが、その実態は曖昧でクラブ・ミュージック系のアーティストに限らず、とくに2000年代以降は多くのミュージシャンが「エレクトロニカ的」手法を取り入れた音楽を模索しています。
意識せずとも、私たちは自然とエレクトロニカ的な音を耳にしているのですね。
そこで今回は、いわゆるIDMと呼ばれる90年代初頭の代表曲を皮切りに、ポストロックやエレクトロ・シューゲイザー、ヒップホップの領域に至るまでさまざまな名曲を一挙ご紹介!
エレクトロニカ入門編のプレイリストとしても、ぜひ参考にしてみてください。
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美しきエレクトロニカ~オススメの名曲・人気曲(31〜40)
Papua New GuineaThe Future Sound of London

旅に出たくなる魅惑のサウンドスケープが広がる一曲。
エレクトロニカ、テクノ、アンビエントを融合させた独特の音世界は、リスナーを未知の体験へと誘います。
サンプリングを駆使した創造性豊かな楽曲構成は、ダンスフロアを魅了しつつ、同時に「快適だが異質」な感覚をもたらします。
1991年にイギリスでリリースされたこの楽曲は、映画『Cool World』のサウンドトラックにも起用され、UK Singles Chartで最高22位を記録。
エレクトロニックミュージックの歴史に残る重要な1曲として、今もなお多くのファンを魅了し続けています。
新しい音楽体験を求める方や、想像力を刺激されたい方にぜひおすすめしたい本作です。
We Own The SkyM83

エレクトロニカ界隈で注目を集めるM83の楽曲は、シューゲイザーとエレクトロニックの融合が特徴的です。
2008年4月にリリースされたアルバム『Saturdays = Youth』に収録された本作は、壮大なサウンドスケープと抽象的な歌詞で、人間と自然の関係性を描き出しています。
空や風を支配する力強さと、その結果もたらされる破壊や後悔といった矛盾した感情が綴られており、聴く者の想像力をかき立てます。
ドリームポップやシンセポップの要素を取り入れた音楽性は、懐かしさと新しさが同居する独特な魅力があり、エレクトロニカ入門編としても最適な一曲と言えるでしょう。
FirestarterThe Prodigy

先鋭的なビッグビート・サウンドと攻撃的な歌詞が融合した、The Prodigyの代表曲。
1996年3月にリリースされ、英国チャートで3週連続1位を獲得。
アルバム『The Fat of the Land』収録の本作は、バンドのダンサーだったキース・フリントさんが初めてボーカルを担当し、その独特な声と存在感が楽曲の魅力を一層引き立てています。
反逆精神と自己表現への衝動を体現したエネルギッシュな楽曲は、エレクトロニカの枠を超えて多方面から支持を集めました。
ライブパフォーマンスの定番曲として、今なお多くの人々を魅了し続けています。
MeteoriteYears & Years

2016年9月にリリースされたこの楽曲は、キャッチーなビートとエレクトロニカ的な要素を融合させた、魅力的なダンスポップナンバーです。
Years & Yearsさんの特徴である圧倒的な存在感を放つボーカルと相まって、聴く人の心を掴んで離しません。
映画『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のサウンドトラックに収録されており、本作は愛の力強さや人生における重要な瞬間を表現しています。
突然訪れる強烈な感情を「隕石」に例えるなど、印象的な比喩表現も見どころです。
ダンスミュージックが好きな方はもちろん、エレクトロニカに興味がある方にもおすすめの一曲です。
GoMoby

90年代初頭のエレクトロニカシーンに革命を起こした楽曲と言えるでしょう。
ハウスミュージックの要素を取り入れつつ、独特のサンプリング手法で知られるモービーさんの才能が遺憾なく発揮された作品です。
1991年にリリースされたこの楽曲は、彼のデビューアルバム『Moby』に収録され、オランダとイギリスのチャートでトップ10入りを果たしました。
ダンスフロアを沸かせる強烈なビートと、映画『ツイン・ピークス』のテーマ曲をサンプリングした幻想的なメロディーが絶妙に融合しています。
クラブミュージックを楽しむ人はもちろん、エレクトロニカに興味を持ち始めた方にもおすすめの1曲です。
美しきエレクトロニカ~オススメの名曲・人気曲(41〜50)
Ooh La LaGoldfrapp

鮮烈なシンセサイザーの音色が印象的な楽曲です。
2005年8月にリリースされたGoldfrappのアルバム『Supernature』に収録されています。
Alison Goldfrappさんの魅惑的なヴォーカルと相まって、聴く者を惹きつけてやみません。
歌詞は性的な魅力と欲望をテーマにしており、比喩的な表現を通じて情熱や親密さへの憧れを巧みに描いています。
本作は国際的にも成功を収め、スペインとアメリカのダンスチャートで1位を記録。
さらに2007年のグラミー賞では最優秀ダンスレコーディング賞にノミネートされました。
エネルギッシュなビートと洗練された電子音楽の魅力が凝縮された一曲で、気分転換やパーティーなど、アップテンポな場面で聴くのがおすすめです。
おわりに
ここ日本においては、幻想的で美しいメロディを鳴らす「エレクトロニカ」が非常に人気ですが、海外における「エレクトロニカ」はより広い意味での電子音楽を指しているのですよね。
今回選ばれた楽曲だけ見ても、エレクトロニカの内包する意味や可能性の大きさが伝わったのではないでしょうか。
気に入った楽曲が見つかったのであれば、さらに深掘りしてみることをオススメします!





