「ブルース」とタイトルに付く演歌まとめ。悲哀を歌った名曲
演歌の曲名を眺めていると「〇〇ブルース」というタイトルの曲がたくさんあることに気付いた方が多いのではないでしょうか?
ブルースとはアメリカ生まれの音楽ジャンルの一つで、ある特定のリズムとコード進行をベースにさまざまな感情を乗せて歌う音楽です。
そして日本の演歌界ではこのブルースを意識した楽曲が多く歌われるようになり、とくに哀愁漂う楽曲が多くリリースされました。
この記事では、そうしたタイトルに「ブルース」と付く演歌の名曲を紹介していきます。
それぞれの曲に込められた情景を感じながら聴いてみてください。
「ブルース」とタイトルに付く演歌まとめ。悲哀を歌った名曲(1〜10)
ざんげの値打ちもない北原ミレイ

カラオケで盛り上がるブルースナンバーの一曲として北原ミレイさんの『ざんげの値打ちもない』が挙げられます。
この曲は1970年にデビューシングルとして発売され、ナイトクラブでの歌唱経験を持つ彼女の実力が注目されました。
磨かれた歌声が阿久悠氏や水原弘氏の目に留まり、歌手デビューを果たしたのです。
この曲の魅力は、懊悩や切なさが感じられる独特の美しさ。
ブルースのエッセンスが詰まっており、今でも多くの人がカラオケで歌いたいと感じる理由でしょう。
歌い手が自分の感情を込めて歌うことで、曲の深さが際立ちます。
『ざんげの値打ちもない』は不朽の名曲と言えるでしょう。
女のブルース藤圭子

女性の大人の魅力を奥から引き出していくアダルトな魅力がラグジュアリーで高貴な印象を醸し出している藤圭子によるブルースです。
特にカラオケでも人気曲となっていることもあり、取り組みやすいキーの進行などが魅力的となっている作品でもあります。
意気地なし森雄二とサザンクロス

「意気地なし」曲名からすると女性が歌っていると予想されますが、実は男性が歌っています。
男性ならではの独特な雰囲気を出しているので、くせになる曲です。
ムード歌謡の大ヒットソング。
演歌というよりも、フォークに近い曲の構成で、がっちりとした演歌が苦手な方でも、安心して聴けるでしょう。
男性が放つ「いくじなし」は、女性とは違った哀愁を感じられます。
「ブルース」とタイトルに付く演歌まとめ。悲哀を歌った名曲(11〜20)
盛り場ブルース森進一

渋くもありダンディズム溢れるローダウンな楽曲性がアダルトな魅力を掻き立てている森進一によるブルースです。
カラオケでも人気の高い歌となっており、中高齢層から抜群の支持を集めている名曲となっておりオススメできる作品となっています。
柳ヶ瀬ブルース美川憲一

男性らしさと女性らしさを併せ持つ存在でありクセの強いボーカルがクセになる中毒性をうみだしている美川憲一によるブルースです。
カラオケでも歌いやすいキーの進行となっており、比較的初心者にも取り組みやすい作品となっています。
悲しい酒美空ひばり

哀愁を帯びたメロディと、心に響く歌詞が特徴的な名曲です。
1966年6月にリリースされたこの楽曲は、美空ひばりさんの代表曲の1つとして知られており、セリフ入りバージョンも人気を博しました。
失恋の痛みや、人生の苦難を乗り越える強さが描かれた歌詞は、多くの人々の共感を呼び、今なお愛され続けています。
美空ひばりさんの感情豊かな歌唱と相まって、聴く人の心に深く刻まれる一曲となっていますね。
演歌やムード歌謡に興味のある方はもちろん、昭和の名曲に触れてみたい若い音楽ファンの方々にもおすすめの楽曲です。
心に染みる歌声と歌詞を、ぜひじっくりと味わってみてください。
OSAKAレイニーブルースれいか

2006年にデビューし、ムーディな曲を多く手掛けている、れいかさん。
彼女の『OSAKAレイニーブルース』も要チェックですよ。
こちらは、タイトルの通り大阪を舞台にした1曲。
男性にだまされてしまった女性の悲しみを歌いあげています。
全編を通して大阪弁なのが、大きな特徴ですね。
そのため、他の曲とは少し違った雰囲気を味わえますよ。
ちなみに、カップリングの『東京ボレロ』では、東京を舞台に恋模様が描かれています。
比較するのもオススメですよ。