演歌の曲名を眺めていると「〇〇ブルース」というタイトルの曲がたくさんあることに気付いた方が多いのではないでしょうか?
ブルースとはアメリカ生まれの音楽ジャンルの一つで、ある特定のリズムとコード進行をベースにさまざまな感情を乗せて歌う音楽です。
そして日本の演歌界ではこのブルースを意識した楽曲が多く歌われるようになり、とくに哀愁漂う楽曲が多くリリースされました。
この記事では、そうしたタイトルに「ブルース」と付く演歌の名曲を紹介していきます。
それぞれの曲に込められた情景を感じながら聴いてみてください。
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もくじ
「ブルース」とタイトルに付く演歌まとめ。悲哀を歌った名曲
モトマチぶるうすNEW!千昌夫

昭和といえばブルース全盛期としても印象的ですよね。
海外のブルースとは違い、演歌調のなかでブルースらしさがあるかどうかが、日本におけるブルースだったのですが、本作はそういった定義で言えばドンピシャのブルース歌謡曲です。
演歌らしさを残しながら、ブルースの渋さと歌謡曲の歌いやすさをあわせもった作品で、全体を通して非常にシンプルなボーカルラインにまとめられています。
初心者でもとっつきやすい作品なので、ぜひレパートリーに加えてみてください。
哀のブルース吉幾三

情熱的歌い回しが印象的な吉幾三さんの名曲『哀のブルース』。
いわゆる女歌にあたる楽曲なのですが、吉幾三さんのしゃがれた声が女性の悲哀を見事に表現しています。
そんな本作の歌いやすいポイントは繰り返しの多さ。
本作はAメロからBメロにわたって、同じボーカルラインを繰り返すことが多いのですが、この繰り返しパートにこぶしが含まれていないため、必然的に楽曲全体の難易度が下がっています。
終盤でやや高いパートが登場しますが、それでも全体の音域は狭いので、間違いなく歌いやすい楽曲と言えるでしょう。
下北半島哀愁路松原のぶえ

陸奥の地に伝わる魂の詩を歌い上げた松原のぶえさんの名演。
北国の厳しい海風や灯台、寒立馬といった情景描写を織り交ぜながら、切ない恋心と強い決意を見事に表現しています。
2025年1月にリリースされた本作は、作詞の石原信一さん、作曲の弦哲也さんによって紡がれた珠玉の演歌です。
人生の別れを経験した方や、自分の気持ちと向き合いたい時に心に染み入る一曲。
デビュー45周年を迎えた松原のぶえさんの歌声が、下北半島の風土とともに深い感動を届けてくれます。
悲しい酒美空ひばり

哀愁を帯びたメロディと、心に響く歌詞が特徴的な名曲です。
1966年6月にリリースされたこの楽曲は、美空ひばりさんの代表曲の1つとして知られており、セリフ入りバージョンも人気を博しました。
失恋の痛みや、人生の苦難を乗り越える強さが描かれた歌詞は、多くの人々の共感を呼び、今なお愛され続けています。
美空ひばりさんの感情豊かな歌唱と相まって、聴く人の心に深く刻まれる一曲となっていますね。
演歌やムード歌謡に興味のある方はもちろん、昭和の名曲に触れてみたい若い音楽ファンの方々にもおすすめの楽曲です。
心に染みる歌声と歌詞を、ぜひじっくりと味わってみてください。
夜明けのブルース五木ひろし

テレビの話なのですが、視聴者のチャンネル選択肢が地上波だけでおさまらなくなった今、演歌番組もどんどんとその数を増やしています。
日本の高齢化も関係しているのかな?
『夜明けのブルース』はどちらかと言うとムード歌謡寄りの演歌。
三味線・尺八とは違ったラインのノリのいいメロディーは若い人が聴いても違和感なしの1曲です。
夜の街を舞台に繰り広げられる男と女の駆け引き、その色恋をつづった歌詞はまさに大人の花舞台。
五木ひろしさんの力を抜いた歌唱がとても軽やかです。