兵庫県の県庁所在地である神戸市は、古くから港町として栄えたこともあり、異国情緒漂う街として知られています。
そんなオシャレなイメージがあるからか、神戸の街は歌詞に描けば絵になって、そこで紡ぎ出される物語をいっそう輝かせてくれるんです。
そこでこの記事では、神戸の街を歌った演歌の名曲を紹介していきますね!
曲ごとにさまざまな物語や感情がつづられていますので、ぜひ歌詞をご覧になりながら聴いてみてくださいね。
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神戸を歌った演歌。神戸の港や街が歌われた名曲まとめ(1〜10)
おもいでの神戸杉良太郎

神戸市出身の杉良太郎さんによる楽曲。
2002年6月に発売されたシングルです。
翌年にはミニアルバム『おもいでの神戸’03』で新録版も制作されました。
元町や坂の町といった神戸の風景を背景に、過ぎ去った恋へ思いをはせる男性の切ない心情がつづられています。
潮風の香りまでただよってくるような情景描写が、聴く人の郷愁を誘いますね。
杉さんの深みのある歌声と、演歌界の名手たちが手掛けたうるわしいメロディが調和し、グッと胸に響きます。
城崎しぐれ月大江裕

湯けむりと柳並木が目に浮かぶ、大江裕さんの本格ご当地演歌です。
デビュー15周年を記念して2023年8月にリリースされた作品で、兵庫の名湯、城崎温泉を舞台に、別れた人を忘れられない男性の未練が描かれています。
大江さんの深みあるこぶしが、主人公のやるせない思いを一層際立たせ、聴く者の心を揺さぶる本作は、ミュージックビデオで初挑戦した浴衣姿と表情の演技も見どころです。
旅情に浸りたいときや、感傷的な気分に寄り添ってほしい夜にピッタリの1曲といえるのではないでしょうか。
ヨコハマ・シルエット長山洋子

港町、横浜のたそがれどきの情景に、やるせない恋心を重ねた歌謡曲の名作です。
1996年6月に発売された長山洋子さんのシングルで、『捨てられて』に続く歌謡曲路線の第3弾として制作されました。
演歌で培われた確かな歌唱力で、都会の夜の寂しさと募る思いを抱える女性の姿をしっとりと描き出しています。
本作では、力強いこぶしを封印し、洗練されたポップス調のメロディにのせて、主人公の繊細な心の揺れを見事に表現。
港の夜景を眺めながら、ひとりでもの思いにふけたいときに聴きたくなる1曲です。
潮来子守唄都はるみ

日本を代表する演歌歌手、都はるみさんが歌う、茨城県潮来市の情景が目に浮かぶ叙情的な一曲です。
哀愁を帯びた三味線の音色とゆったりとした旋律は、まるで水郷・潮来を静かに進む舟のよう。
この歌は、単なる子守唄ではありません。
港から旅立つ人を見送る切なさと、腕に抱いた我が子の健やかな成長を願う母親の深い愛情が、見事に織り交ぜられています。
「ねんねんころり」という優しい響きの裏には、離れていく人への想いと、子供の未来への祈りが込められているかのようです。
聴く人の心にある故郷の風景や、家族への温かい思いをそっと呼び覚ましてくれる、時代を超えて愛される名曲です。
そして、神戸前川清

棒立ち歌唱スタイルで有名な前川清の代表曲。
阪神淡路大震災のときには、本当によく聴きました。
演歌のようで、よく聴くと演歌ではないあたりと、神戸のハイカラなイメージが被さります。
それにしても彼はいつまでたっても老けないイメージですね。
国東半島松前ひろ子

松前ひろ子さんが歌う「国東半島」は、大分の旅情を深く感じさせる叙情演歌です。
夫である山口ひろしさんが作曲を手がけた本曲は、聴く人の心に故郷の風景を優しく映し出すようなメロディーが印象的。
映画『釣りバカ日誌19』で登場人物が熱唱したことから、曲名は知らなくてもどこかで耳にしたことがある……そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
この曲をきっかけに国東市の観光親善大使にも任命された松前さん。
その情感豊かな歌声は、歌詞に描かれる半島の美しい情景と溶け合い、まるで自分がそこを旅しているかのような気分にさせてくれるでしょう。
恋泣き港熊谷ひろみ

港町の切ない夜を優しく包む演歌です。
熊谷ひろみさんの透き通る歌声が、失恋の痛みを抱える女性の心情を繊細に表現。
2025年4月にリリースされた本作は、名作曲家、故市川昭介さんの未発表曲に、作詞家万城たかしさんの詞が加わって生まれた1曲。
南郷達也さんが情感豊かな編曲を施し、曲の魅力を一層引き立てています。
失恋の痛み、思い出の景色にぜひ思いをはせてみませんか。