【演歌道】人生を道にたとえて歌った演歌まとめ
演歌には、人生の浮き沈みを描いた楽曲がたくさんあります。
いいときも悪いときも、演歌は私たちの心に寄り添ってくれるんですよね。
この記事では、人生を道にたとえて歌った演歌の名曲を一挙に紹介していきます。
これから紹介する曲にはそれぞれ異なるストーリーが描かれていますので、ぜひ歌詞をご覧になりながらそれぞれのメッセージに耳を傾けてみてくださいね。
きっとあなたの心の支えとなるような1曲が見つかると思います。
【演歌道】人生を道にたとえて歌った演歌まとめ(1〜10)
さつまの花魁NEW!小川たける

芸の道にかける情熱と望郷の念が胸を打つ作品です。
小川たけるさんによる楽曲で、2025年8月に発売されました。
前作『夢の破片』も好評だった小川さんが自身で作詞作曲を手がけています。
歌詞で描かれているのは、日本一の女形を目指す若者の芸道と故郷を思う心。
頂点を目指す強い決意と、ふと心をよぎる家族への愛情が交錯する世界観が、聴く人の心を揺さぶります。
故郷を離れて夢に打ち込んでいる方なら、感情移入してしまうはず。
自分の歩む道と重ね合わせながら聴いてほしい、ドラマチックな1曲です。
色々あります 女ですNEW!長保有紀

デビュー40周年を迎えた実力派、長保有紀さん。
『色々あります 女です』は、過去の恋に泣かされながらも、ささやかな幸せを信じて前を向く女性の身の上話を、軽快なリズムに乗せて歌い上げます。
しっとりとした作品も多くリリースしてきた長保さんですが、こちらはカラッとした粋な魅力が光ります。
人生の悲喜こもごもを明るく歌い飛ばしたい、そんな気分のときにぴったりの1曲です。
女の荒波キム・ヨンジャ

パワフルな歌声が印象的な歌手、キム・ヨンジャさん。
卓越した表現力と安定した歌唱力で、日韓をまたにかけ名曲を歌い継いできました。
そんな彼女が2025年7月にリリースしたこの曲は、音に自身の波乱万丈な半生を重ね合わせた、力強い人生演歌です。
困難という名の荒波に立ち向かい、自らを励ます主人公の姿が、魂を揺さぶる歌声で見事に表現されています。
人生の岐路に立った時、この曲がきっと勇気をくれますよ。
道しるべ山西アカリ

木梨憲武さんがプロデュースし、所ジョージさんが作詞作曲を手がけた山西アカリさんの楽曲です。
本作は、山西さんの歩んできた人生を映すかのように、出会いや別れなど情景が歌われています。
力強い歌声、武田真治さんによるサックスの温かい音色、そして豪華プロデューサー陣のコーラスが重なり合うサウンドが、聴く人の背中を押してくれるんですよね。
聴けば思わず自分を重ねてしまう方も多いのではないでしょうか。
人生の岐路に立ったときや、新しい一歩を踏み出す勇気がほしいときにピッタリな応援歌です。
片道切符北山たけし

二度と帰れない覚悟を胸に、ただ一人で向かう旅立ちを描いた、胸に迫る1曲です。
原譲ニさんが作詞・作曲を手がけ、その力強くも優しい歌声が、厳しい旅路への決意と内に秘めた郷愁を情感豊かに歌い上げます。
この楽曲は2004年4月にデビューシングルとして世に出て、オリコン総合20位を獲得するという快挙を成し遂げました。
これは当時の演歌歌手のソロデビュー曲としては最高位の記録でした。
本作で確かな一歩を記したことが、名盤『一歩』やテレビドラマ『素浪人 月影兵庫』の主題歌に起用された『夢一途』といった後の活躍へとつながっていきます。
人生の岐路に立ち、新たな道へ進もうとする人の心に深く響くのではないでしょうか。
男鹿半島北山たけし

秋田県の壮大な自然を舞台に、男の浪漫を力強く歌い上げる北山たけしさんの代表曲です。
黙して語らずとも内に秘めた熱い思いを燃やし、厳しい自然と対峙(たいじ)しながら未来を見据える主人公の姿が描かれています。
まるで情景が目に浮かぶような歌詞と、スケールの大きなメロディが聴く者の胸を打つ、まさに王道演歌と呼ぶにふさわしい1曲。
本作は2007年8月に発売されたシングルで、北山さんは同年の『NHK紅白歌合戦』で本作を熱唱しました。
カップリング曲の『夢一途』がテレビ朝日系の時代劇『素浪人 月影兵庫』の主題歌に起用されたことでも知られています。
何かに挑戦しようとしている方や、孤独の中で静かに闘志を燃やす方の心に寄り添う作品ではないでしょうか。
いのちの限り天童よしみ

人生の喜びや苦しみを乗り越える強さを歌い上げた、まさに“人生演歌”の真骨頂といえる作品です。
天童よしみさんが2006年1月にリリースしたこの楽曲は、オリコンチャートに38週にわたって登場し、多くの人々の心をつかみました。
愛する人のために生きる決意や、母の言葉を支えに夢を追いかけるひたむきな姿が、まるで一編の壮大な物語のように描かれています。
天童よしみさんの深く、そして温かく包み込むような歌声が、歌詞の世界観をドラマティックに彩ります。
人生の岐路に立った時や、もう一度前を向く力がほしいと感じた時に、本作がそっと背中を押してくれるのではないでしょうか。