1960年代後半、演歌やムード歌謡といった分野の中で「長崎」をテーマとしたいわゆるご当地ソングがブームとなったことをご存じでしょうか。
中井昭・高橋勝とコロラティーノによる『思案橋ブルース』や青江三奈さんによる『長崎ブルース』など、長崎が舞台の昭和を代表する名曲が次々と誕生したというのはなんとも興味深いですよね。
こちらの記事ではそんな「長崎」が舞台のご当地ソングを、演歌・歌謡曲のジャンルからピックアップして紹介しています。
実は令和の今も新たなご当地ソングが生まれ続けている長崎の魅力を、名曲を通じて味わってくださいね。
- 【2025】演歌・ムード歌謡の名曲まとめ
- 【2025】船が登場する演歌の名曲まとめ
- 【2025】人生の応援歌。元気になれるおすすめの演歌まとめ
- 演歌のご当地ソングまとめ。日本各地が歌詞に登場する名曲
- 神戸を歌った演歌。神戸の港や街が歌われた名曲まとめ
- 【2025】演歌の代表的な有名曲。定番の人気曲まとめ【初心者向け】
- 【女性向け】カラオケで高得点を狙える演歌の曲まとめ
- 【2025】男男デュエットの演歌・歌謡曲の名曲まとめ
- 【2025】結婚式や披露宴で歌ってみたい演歌の名曲まとめ
- 【2025】兄弟を歌った演歌の名曲まとめ
- 恋を歌った演歌の名曲。大人の恋愛模様が描かれた曲まとめ
- 【本日のおすすめ演歌】今日の気分にピッタリの演歌を厳選!
- 【2025】冬景色を描いた演歌の名曲まとめ
【2025】長崎を歌った演歌・歌謡曲の名曲まとめ【ご当地ソング】(1〜10)
長崎は今日も雨だった内山田洋とクールファイブ

長崎を舞台に切ない恋心を描いた名曲です。
1969年2月にリリースされた本作は、雨に濡れる石だたみの町で失恋の痛みを抱えた女性の姿を情感豊かに歌い上げています。
内山田洋とクール・ファイブのメジャーデビュー曲であり、同年の日本レコード大賞新人賞も受賞。
約150万枚を売り上げるミリオンセラーとなりました。
前川清さんの低音ボーカルが印象的で、エルヴィス・プレスリーの影響も感じられる楽曲です。
長崎の雨に思いを重ねながら、失恋の痛みを癒したい方にぜひ聴いてほしい一曲。
カラオケで歌えば、きっと周りの人の心にも響くはずですよ。
長崎ブルース青江三奈

切ない恋心と長崎の街の情景が見事に融合した名曲といえるでしょう。
青江三奈さんの独特な低音ボイスが、哀愁漂うメロディーと相まって、聴く人の心に深く染み入ります。
1968年7月にリリースされたこの楽曲は、オリコンチャートで最高2位を記録し、翌年の年間売上第10位にも輝いた大ヒット曲。
1969年4月には映画化もされ、青江さん自身も出演しているんですよ。
長崎の風情を感じながら、せつない恋心に浸りたい時におすすめです。
長崎を訪れる際のBGMとしても、きっと心に響くはずですよ。
長崎の女春日八郎

昭和38年に春日八郎さんが歌唱で発表した作品は、長崎を舞台とした演歌・歌謡曲の先駆けとなる楽曲として知られています。
長崎の美しい情景を背景に、切ない別れの思いを情緒豊かに綴った歌詞と、春日さんの透き通るような歌声が見事にマッチしており、当時の聴衆の心を強く捉えたのでしょう。
本作は、キングレコードからシングルとしてリリースされ、その後も長く愛され続け、平成2年には同社からCDとしても再リリースされています。
長崎への旅行を控えた方や、懐かしい思い出に浸りたい方にぴったりの一曲ですね。
思案橋ブルース中井昭、高橋勝とコロラティーノ

長崎の街並みを情感豊かに描いた名曲です。
雨に打たれる町並みと、失われた愛を重ねて表現した歌詞が心に染みます。
1968年4月にリリースされ、オリコンチャートで週間3位、年間15位を記録する大ヒットとなりました。
本作は長崎ブームの火付け役となり、観光面でも大きな影響を与えましたね。
中井昭・高橋勝とコロラティーノによる歌唱は、哀愁漂うムード歌謡の魅力を存分に引き出しています。
雨の日に聴けば、より一層心に響くでしょう。
長崎を訪れる際には、ぜひ本作を聴きながら街を歩いてみてはいかがでしょうか。
長崎から船に乗って五木ひろし

長崎の港町を舞台に、日本各地の女性たちとの出会いを描いた五木ひろしさんの楽曲。
1971年8月にリリースされた本作は、オリコンチャートで4位を記録する大ヒットとなりました。
長崎から神戸、横浜から別府、函館から東京へと続く旅路が、情感豊かな歌声と哀愁漂う歌詞で綴られています。
港町特有の寂しさや、女性たちの切ない思いが見事に表現されており、聴く人の心に深く響く名曲です。
長崎の魅力を感じたい方や、懐かしい昭和の雰囲気を味わいたい方におすすめですよ。
長崎の蝶々さん美空ひばり

遠く海外へ旅立った恋人を待ち続ける女性の切ない想いを、長崎の異国情緒あふれる風景をまじえて美しく描いた名曲です。
1957年7月にリリースされ、同年公開の東宝映画『大当り三色娘』の主題歌としても使用されました。
美空ひばりさんの艶やかな歌声が、南国長崎の町並みや港の情景、そして主人公の純粋な恋心を見事に表現しています。
春になれば恋しい人が戻ってくるという希望を胸に抱きながら、異人屋敷のたそがれや天主堂の丘から広がる海を眺める様子が目に浮かぶようですね。
ノスタルジックな雰囲気を味わいたい方や、切ない恋の思い出に浸りたい方におすすめの一曲です。
長崎しのび酒藤原浩

異国情緒あふれる長崎を舞台に、しっとりと切ない恋の思い出を歌い上げた藤原浩さんの本作。
オランダ坂や新地の灯り、出島の霧笛など、長崎の風景を織り交ぜながら、失恋の痛みと未練を表現しています。
特筆すべきは伴奏に使用されている二胡の響き。
切なく優しい音色が楽曲に深みを与え、聴く者の心に染み入ります。
2021年2月にキングレコードからリリースされた本作は、オリコン週間シングルランキングで最高47位を記録。
7週にわたりチャートインするなど、多くのリスナーの心を掴みました。
長崎の魅力に触れつつ、恋心や哀愁を感じたい方にぴったりの一曲です。