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世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで

柔らかい音色を持ち、幅広い音域をカバーできるクラリネットは、吹奏楽やクラシック、ジャズなど、あらゆるジャンルで高い人気を誇る楽器です。

また、アンサンプルからソロまで、さまざまな演奏形態に適応できるのも、クラリネットの特徴といえるでしょう。

有名な童謡『クラリネットをこわしちゃった』で存在を知った、という方も多いかもしれませんね。

こちらの記事では、クラシックやジャズの世界で活躍する世界のクラリネット奏者を集めてみました。

これを読めば、クラリネットのことがもっと身近に感じられるかも?

世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで(11〜20)

G線上のアリア/Johann Sebastian BachRichard Stoltzman

現代のクラシック音楽界の中でも最も著名なクラリネット奏者として知られる、アメリカはネブラスカ州オマハ生まれのリチャード・ストルツマンさん。

数え切れないほどのオーケストラとの共演やソロ活動をこなして多くの録音を残し、ジャズやラテン音楽にポップス、現代音楽にいたるまで従来のクラシック音楽の枠内に収まらないクロスオーバーな音楽活動も展開してクラリネットという楽器の可能性を大幅に広げて、さらには2度のグラミー賞受賞経験を持つといったように、文句なしの世界最高峰のソリストとして2020年代の今もバリバリの現役として活躍する偉大な開拓者です。

2012年には日本人マリンビストの吉田ミカさんと結婚、お二人は夫婦で「リチャード&ミカ・ストルツマン」としての活動も行っており、ジャンルをこえた作品はもちろん純然たるクラシック音楽作品、ジャズ作品の両方をリリースするなど精力的に作品を発表し続けています。

クラシック愛好家でもジャズ愛好家でも楽しめる、ストルツマンさんの卓越したクラリネット奏者としての実力をぜひ味わってみてくださいね。

鈴懸の径/灰田有紀彦鈴木章治

鈴懸の径 Platanus Road – 鈴木章治 Shoji Suzuki 1987
鈴懸の径/灰田有紀彦鈴木章治

日本でよく知られたクラリネット奏者の一人、 鈴木章治さん。

彼といえば、こちらの『鈴懸の径』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

鈴木さんは父親がバイオリニスト、兄弟がピアニストやサックス奏者といった音楽一家で育ちました。

スウィング・ジャズの演奏を得意とした彼は、鈴木章治とリズム・エースというバンドを結成しスウィング・ジャズの曲を演奏しました。

ベニー・グッドマンのバンドのピーナッツ・ハッコーが彼らを気に入り、それをきっかけにニューヨークでの公演も行われました。

クラリネットソナタ FP.184/Francisl PoulencMartin Fröst

Poulenc – Sonata for Clarinet and Piano – Martin Fröst Marc-André Hamelin
クラリネットソナタ FP.184/Francisl PoulencMartin Fröst

スウェーデンのクラリネット奏者。

ピアノとの掛け合いが多くせわしない曲ではありますが、一度聴いたら耳から離れなくなってしまう印象的な楽曲で、ファンも非常に多いです。

二楽章のなんとも言えない雰囲気にも引き込まれますが、その後の激しい三楽章が特に人気です。

ソルフェジェット/Carl Philipp Emanuel BachEddie Daniels

ジャズとクラシックの両方の分野で輝かしい足跡を残す、名クラリネット奏者エディ・ダニエルズさん。

ジャズトランぺット奏者サド・ジョーンズさんとの共演や、世界各国での演奏、テレビ出演などで名をはせた彼は、アルバム『Heart of Brazil』や『Night Kisses』など、数々のグラミー賞にノミネートされる作品を世に送り出しています。

モーツァルトの曲もチャーリー・パーカーの曲も同じように魅力的に演奏できる彼の音楽は、ジャンルを超えた素晴らしさが魅力。

ジャズとクラシックの垣根を越えた音楽に興味がある方は、ぜひ聴いてみてください!

主題と変奏/Jean FrançaixJoë Christophe

Jean Françaix : Thème et Variations (Joë Christophe / Alexandre Lory)
主題と変奏/Jean FrançaixJoë Christophe

フランス出身のクラリネット奏者ジョエ・クリストフさんは、クラシック音楽の世界で輝かしい才能を発揮しています。

6歳でクラリネットを始めた彼は、2019年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、一躍注目を集めました。

デビューアルバム『Idylle』では、ピアニストのヴァンサン・ミュサさんと共演し、美しいレパートリーを披露。

繊細で詩情豊かな音色と、高い技巧を兼ね備えた演奏スタイルで、聴く人の心を魅了しています。

クラリネット協奏曲 Op.57/Carl NielsenCharles Neidich

[NYCP] Nielsen – Clarinet Concerto Op. 57 (Charles Neidich, clarinet)
クラリネット協奏曲 Op.57/Carl NielsenCharles Neidich

古典物から現代音楽まで幅広いジャンルで活躍するクラリネット奏者、チャールズ・ナイディックさん。

1953年にニューヨーク市で生まれた彼は、8歳でクラリネットを始め、1974年にデビュー。

1985年にはウォルター・W・ナウムバーグ・コンクールで優勝し、一躍有名になりました。

モーツァルトのクラリネット協奏曲を原典版で復元・演奏するなど、歴史的楽器と現代楽器の両方に精通している彼の異名は「クラリネットの達人」。

教育者としても高い評価を受け、ジュリアード音楽院などで教べんを執っています。

世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで(21〜30)

クラリネットソナタ 第2番 変ホ長調 Op.120-2/Johannes BrahmsErnst Ottensamer

エルンスト・オッテンザマーは、オーストリアのヴァレルン生まれのクラリネット奏者です。

このブラームスのクラリネット・ソナタは、1894年に作曲されました。

一時は創作意欲を失っていたブラームスですが、クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトの演奏により再び創作意欲を取り戻し、立て続けにこの曲を含むクラリネット曲を書いています。