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世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで

柔らかい音色を持ち、幅広い音域をカバーできるクラリネットは、吹奏楽やクラシック、ジャズなど、あらゆるジャンルで高い人気を誇る楽器です。

また、アンサンプルからソロまで、さまざまな演奏形態に適応できるのも、クラリネットの特徴といえるでしょう。

有名な童謡『クラリネットをこわしちゃった』で存在を知った、という方も多いかもしれませんね。

こちらの記事では、クラシックやジャズの世界で活躍する世界のクラリネット奏者を集めてみました。

これを読めば、クラリネットのことがもっと身近に感じられるかも?

もくじ

世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで(1〜20)

Someday Sweetheart/John and Reb SpikesWoody Herman

ウディ・ハーマン楽団で知られる彼は、子供の頃ボードビルの歌手として舞台に立ち、15歳でサックス奏者として活動を始めました。

クラリネット奏者としてだけでなく、ビッグバンドの経営に工夫を重ねた彼の人生はとても興味深いものがあります。

ジャズ愛好家なら誰でも知っている、サックスセクションをフィーチャーした『フォー・ブラザーズ』は彼の楽団のヒット曲です。

彼はバンド経営を続けていくためにいろいろなスタイルにバンドを変化させていきました。

時代を追って聴いてみるのも楽しいですよ。

鈴懸の径/灰田有紀彦鈴木章治

鈴懸の径 Platanus Road – 鈴木章治 Shoji Suzuki 1987
鈴懸の径/灰田有紀彦鈴木章治

日本でよく知られたクラリネット奏者の一人、 鈴木章治さん。

彼といえば、こちらの『鈴懸の径』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

鈴木さんは父親がバイオリニスト、兄弟がピアニストやサックス奏者といった音楽一家で育ちました。

スウィング・ジャズの演奏を得意とした彼は、鈴木章治とリズム・エースというバンドを結成しスウィング・ジャズの曲を演奏しました。

ベニー・グッドマンのバンドのピーナッツ・ハッコーが彼らを気に入り、それをきっかけにニューヨークでの公演も行われました。

Putty Boy Strut/Flying LotusAnat Cohen

Anat Cohen Quartet – Putty Boy Strut (Flying Lotus)
Putty Boy Strut/Flying LotusAnat Cohen

1975年生まれ、イスラエル出身でニューヨークを拠点としてワールドワイドな活躍を見せるアナット・コーエンさんは、現代ジャズ界において最も重要なクラリネット奏者の1人です。

同じくジャズ・ミュージシャンとして世界的に著名なトランペッターのアヴィシャイ・コーエンさん、サックス奏者のユヴァル・コーエンさんとともに「3 Cohens」という兄妹バンドの紅一点としても知られているアナットさんは、ジャズやブラジル音楽にアフリカ音楽、自身のルーツとなるイスラエルの音楽まで自在に行き来するスタイルでクラリネットの新たな可能性を引き出すだけではなく、マルチ・リード奏者として多くの分野で才能を発揮しているミュージシャンなのですね。

ジャズやクラシック音楽のみならず欧州や中東、中南米の民族音楽などにも使われているクラリネットという楽器の重要性を語る彼女の豊潤な音楽を聴いていると、思わずクラリネットを練習してみたいと感じてしまうかもしれません!

G線上のアリア/Johann Sebastian BachRichard Stoltzman

現代のクラシック音楽界の中でも最も著名なクラリネット奏者として知られる、アメリカはネブラスカ州オマハ生まれのリチャード・ストルツマンさん。

数え切れないほどのオーケストラとの共演やソロ活動をこなして多くの録音を残し、ジャズやラテン音楽にポップス、現代音楽にいたるまで従来のクラシック音楽の枠内に収まらないクロスオーバーな音楽活動も展開してクラリネットという楽器の可能性を大幅に広げて、さらには2度のグラミー賞受賞経験を持つといったように、文句なしの世界最高峰のソリストとして2020年代の今もバリバリの現役として活躍する偉大な開拓者です。

2012年には日本人マリンビストの吉田ミカさんと結婚、お二人は夫婦で「リチャード&ミカ・ストルツマン」としての活動も行っており、ジャンルをこえた作品はもちろん純然たるクラシック音楽作品、ジャズ作品の両方をリリースするなど精力的に作品を発表し続けています。

クラシック愛好家でもジャズ愛好家でも楽しめる、ストルツマンさんの卓越したクラリネット奏者としての実力をぜひ味わってみてくださいね。

主題と変奏/Jean FrançaixJoë Christophe

Jean Françaix : Thème et Variations (Joë Christophe / Alexandre Lory)
主題と変奏/Jean FrançaixJoë Christophe

フランス出身のクラリネット奏者ジョエ・クリストフさんは、クラシック音楽の世界で輝かしい才能を発揮しています。

6歳でクラリネットを始めた彼は、2019年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、一躍注目を集めました。

デビューアルバム『Idylle』では、ピアニストのヴァンサン・ミュサさんと共演し、美しいレパートリーを披露。

繊細で詩情豊かな音色と、高い技巧を兼ね備えた演奏スタイルで、聴く人の心を魅了しています。

Hurry, Benjamin!益田英生

Hurry, Benjamin! ~ジャズクラリネット奏者 益田 英生~
Hurry, Benjamin!益田英生

日本で活躍するジャズクラリネット奏者です。

ヤマハの講師として、後進の指導にもあたっています。

クラリネット、ギター、ピアノ、ベース、ドラムで構成された楽曲。

それぞれのソロでの活躍があり、とても聴きごたえがあります。