世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで
柔らかい音色を持ち、幅広い音域をカバーできるクラリネットは、吹奏楽やクラシック、ジャズなど、あらゆるジャンルで高い人気を誇る楽器です。
また、アンサンプルからソロまで、さまざまな演奏形態に適応できるのも、クラリネットの特徴といえるでしょう。
有名な童謡『クラリネットをこわしちゃった』で存在を知った、という方も多いかもしれませんね。
こちらの記事では、クラシックやジャズの世界で活躍する世界のクラリネット奏者を集めてみました。
これを読めば、クラリネットのことがもっと身近に感じられるかも?
世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで(21〜30)
クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 第2楽章/Wolfgang Amadeus MozartJulian Bliss

イギリス出身の若きクラリネット奏者。
20歳のころにすでに世界最高のクラリネッティストとして評価されており、彼が制作に関わったルブラン・ブリスというクラリネットも大変有名になっています。
この映像では、モーツァルトが作曲したそのままの楽譜で演奏することができる(通常のBクラリネットでは出ない低音が出せる)バセットクラリネットが使用されています。
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581/Wolfgang Amadeus MozartMichel Arrignon

フランス出身のクラリネット奏者であり、教育者でもあります。
クラリネット一本と、弦楽四重奏のために作られた五重奏曲です。
メインの旋律はクラリネットが担当しています。
小さな編成の曲ではありますが、それでも華やかさがあり聴いていてリラックスできるような楽曲です。
世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで(31〜40)
Frenesi/Alberto DomínguezArtie Shaw

アーティ・ショウは、アメリカ・ニューヨーク生まれのジャズクラリネット奏者。
「ジャズ界における最も素晴らしいクラリネット奏者」の一人と見なされ、30~40年代のポピュラーなビッグバンドのリーダーとして君臨しました。
このフレネシの他にも「ビギン・ザ・ビギン」や「スターダスト」などの有名曲もヒットさせている。
クラリネットソナタ 第2番 変ホ長調 Op.120-2 第2楽章/Johannes BrahmsAlfred Prinz

オーストリア生まれの有名なクラリネット奏者。
この映像では全曲は流れませんが、それでも十分に彼の音色の魅力は伝わってきます。
このブラームスのソナタ2番の2楽章は特にドラマティックな曲で、長い曲ではないがファンもかなり多くいます。
ディスコ・キッド/東海林修谷口英治

吹奏楽出身のクラリネット奏者。
ジャズ~ポップスの分野において大変有名です。
この映像でも、吹奏楽をバックにクラリネットソロを演奏しています。
このディスコ・キッドという曲はもともと吹奏楽コンクールの課題曲でしたが、今日でも演奏される機会が非常に多い曲です。
クラリネット5重奏 変ロ長調 Op.34 第4楽章/Carl Maria von WeberRichie Hawley

クラリネット五重奏は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが作曲したクラリネットと弦楽四重奏のための室内楽曲です。
この第4楽章(ロンド、アレグロ・ジョコーソ)は、2/4拍子で、速いテンポと華やかなパッセージが特徴です。
クラリネット小協奏曲 変ホ長調 Op.26/Carl Maria von Weber吉田誠

カール・マリア・フォン・ウェーバーが1811年に作曲した作品、『ウェーバー/コンチェルティーノ』。
ウェーバーの作品といえばクラリネットを重視したものが中心ですが、この作品はそんな彼の最初のクラリネットを主体とした作品です。
3部に分かれた小品で、切れ目のない演奏でありながら、変わりゆく描写がハッキリと描かれています。
音楽大学の課題に選ばれることの多い難易度の高い作品ですが、聴く方としては非常にリラックスして楽しめるるため、ぜひ初心者の方にも聴いていただきたい曲です。