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世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで

柔らかい音色を持ち、幅広い音域をカバーできるクラリネットは、吹奏楽やクラシック、ジャズなど、あらゆるジャンルで高い人気を誇る楽器です。

また、アンサンプルからソロまで、さまざまな演奏形態に適応できるのも、クラリネットの特徴といえるでしょう。

有名な童謡『クラリネットをこわしちゃった』で存在を知った、という方も多いかもしれませんね。

こちらの記事では、クラシックやジャズの世界で活躍する世界のクラリネット奏者を集めてみました。

これを読めば、クラリネットのことがもっと身近に感じられるかも?

世界の有名クラリネット奏者~クラシックからジャズまで(41〜50)

哀愁のミュゼット/Santana赤坂達三

哀愁のミュゼット (赤坂達三、桑山哲也)
哀愁のミュゼット/Santana赤坂達三

日本が誇る世界的クラリネット奏者、赤坂達三さん。

国立音楽大学卒業後、パリ国立高等音楽院でクラリネットと室内楽の両方で1位を獲得。

さらに、トゥーロン国際音楽コンクール3位など、輝かしい受賞歴を持つ彼は、国際クラリネット協会のパメラ・ウェストン女史から「40年来の偉才」と絶賛されたことでも知られています。

また、ソロアルバムも多数リリースし、クラシック音楽ファンから絶大な支持を獲得。

2012年から2020年までエリザベト音楽大学教授を務め、後進の育成にも尽力しています。

第1狂詩曲/Claude DebussyFlorent Héau

Claude Debussy / Florent Héau, clarinet & Pascal Godart, piano / REMUSICA 2004
第1狂詩曲/Claude DebussyFlorent Héau

フランス出身のクラリネット奏者。

コンクールの課題曲にも使用される大変有名な楽曲で、流れるようなしっとりとした旋律から始まりだんだんと激しく狂ったような旋律へと移行していきます。

フランス出身の作曲家ドビュッシーの時代に相応しく、印象派的なイメージを思わせます。

交響曲 第7番「未完成」/Franz SchubertAlois Brandhofer

Schubert Unvollendete 2 Satz – Berliner Philharmoniker – Barenboim
交響曲 第7番「未完成」/Franz SchubertAlois Brandhofer

弦楽団首席クラリネット奏者のルドルフ・イェッテルに師事。

ウィーン交響楽団の首席クラリネット奏者を経て、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者です。

シューベルトの交響曲第7番では、オーボエと語り合うようなソロが印象的です。

ノクターン 第2番 Op.9-2/Frederic ChopinMarten Altrov

言わずと知れたショパンの名曲です。

ピアノの詩人といわれたショパンらしさが感じられるこのノクターン第2番をクラリネットアレンジしています。

ショパンの優しい旋律と、クラリネットの温かい音色がうまく絡み合っています。

ラプソディー・イン・ブルー/George GershwinBenjamin Christ

Gershwin Rhapsody in Blue – Opening clarinet solo – 2014 European Union Youth Orchestra, Amsterdam
ラプソディー・イン・ブルー/George GershwinBenjamin Christ

ラプソディー・イン・ブルーは、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが作曲しました。

冒頭の低音からのグリッサンドで始まるクラリネットソロは有名です。

当初はグリッサンドでなく、17音の上昇音階で記されていたそうですが、ホワイトマン・バンドのクラリネット奏者がふざけてグリッサンドで演奏したところ、ガーシュウィンが気に入り書き改められたと伝えられています。

クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 第1楽章/Wolfgang Amadeus MozartAndrew Marriner

イギリスのクラリネット奏者で、ロンドン交響楽団の首席奏者。

モーツァルトのクラリネット協奏曲は、コンクールの最終審査で使用されることが多くクラリネット奏者としては外せない一曲です。

演奏しているプレイヤーも非常に多いため、勉強するにはさまざまなプレイヤーの演奏を聴くのがいいと思います。

Yesterdays/Jerome KernBuddy DeFranco

アメリカ出身のジャズのクラリネット、バスクラリネット奏者、バディ・デフランコさん。

ジャズクラリネットといえばスウィング・ジャズを象徴するような楽器でした。

彼が活動を開始したのはちょうどスウィング・ジャズが衰退してきた時期でしたが、彼は楽器を持ちかえることをせず、クラリネットでジャズの次の時代、ビバップの曲を演奏しました。

また彼は1966年から1974年までグレン・ミラー・オーケストラのバンドリーダーとして活躍、その後のグレン・ミラー・オーケストラに大きな影響を与えました。