【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ
90年代のシアトルから世界中を席巻した音楽ムーブメント「グランジ」。
荒々しくも繊細な音の響きと、内面の葛藤を赤裸々に歌い上げる歌詞は、今なお多くの音楽ファンの心を捉えて離しません。
2020年代の現在はグランジとシューゲイザーを融合させたグランジゲイズといった言葉が生まれるほどに、後続のバンドたちにも影響を与え続けているのですね。
今回の記事では、そんなグランジという音楽に興味を持ち始めた方に向けて、黎明期の80年代からブームが爆発した90年代前半にリリースされたジャンルを代表する名曲を中心に紹介します!
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【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ(11〜20)
Pretend We’re DeadL7

アメリカのロックバンドL7が1992年に発表した名盤『Bricks Are Heavy』の収録曲である、彼女たちのキャリアを象徴する一曲。
社会への無関心を「死んだふり」という痛烈なユーモアで描いた、メッセージ性の強い楽曲です。
ニルヴァーナの作品で知られるブッチ・ヴィグさんがプロデュースした、歪んだギターリフとキャッチーなサビの対比が鮮やか!
本作はビルボードのモダン・ロック・チャートで最高8位を記録したほか、人気ゲーム『グランド・セフト・オート:サンアンドレアス』でも流れ、多くの人に知られるきっかけとなりました。
日常に息苦しさを感じた時に聴くと、彼女たちの反骨精神が背中を押してくれるでしょう。
BackwaterMeat Puppets

乾いた砂漠の空気を感じさせるサウンドが、グランジのイメージを塗り替えるミート・パペッツ。
アメリカのアリゾナ州で結成され、パンクにカントリーやサイケデリアを融合させた音楽性で、ニルヴァーナなど多くのバンドに影響を与えたのだそうです。
この楽曲は、よどんだ水辺のような停滞した状況で感じる焦燥感や、抜け出せない閉塞感をテーマにしているのかもしれませんね。
それでいて気だるさを纏ったカート・カークウッドさんの歌声と力強い演奏が、複雑な心境を巧みに表現しています。
本作は1994年に発売された名盤『Too High to Die』からのシングルで、全米のロックチャートで2位を記録しました。
王道グランジとは一味違う、乾いたロックに浸りたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?
Honey BucketMelvins

オルタナティブロックやグランジの先駆者としても知られるアメリカのロックバンド、メルヴィンズが1993年にリリースした名盤『Houdini』の収録曲です。
スラッジメタルの重厚さとパンクの疾走感を併せ持ったサウンドは、まさに音の暴力とも言えるほどの迫力!
脳内に直接響くようなギターリフと猛烈なドラムビートが、聴く者の理性を吹き飛ばします。
歌詞は断片的な言葉が連なるミステリアスなもので、作り手自身も明確な意味を語らないのだそうです。
この捉えどころのなさが、かえって想像力を刺激するのかもしれませんね。
本作を収録したアルバムはチャートで29位を記録し、バンドの知名度を大きく押し上げました。
頭を空っぽにして、ただ轟音に身を委ねたい時にぴったりの一曲でしょう。
Chloe Dancer / Crown of ThornsMother Love Bone

後のパール・ジャムの母体ともなった、アメリカのロックバンド、マザー・ラヴ・ボーン。
彼らが1989年3月に公開したEP『Shine』に収められた、約8分におよぶ大作です。
ボーカルのアンドリュー・ウッドさんの実体験が基になっているとされ、愛と依存に苦しむ切実な思いが込められた歌詞に、心を掴まれるという方も多いのではないでしょうか。
ピアノの美しい調べで幕を開け、徐々に感情が爆発していくような劇的な展開は圧巻。
グランジの憂いとグラムロックの華やかさが融合した本作は、1992年の映画『Singles』の劇中歌として世界に紹介されました。
メランコリックな気分の夜に、この幻想的な音の世界へじっくりと身を委ねてみるのもよいかもしれませんね。
Celebrity SkinHole

カート・コバーンの妻として有名な、コートニー・ラブがフロントマンを務めているバンドです。
カート・コバーンがフロントマンを務めている、NIRVANAにも負けず劣らずのラウドな音像とニヒルな佇まいが魅力的です。
TodayThe Smashing Pumpkins

2025年の9月には久々の来日公演も控えている、スマパンことスマッシング・パンプキンズが生み出してきた数多くの名曲の中でも、やはり紹介しておきたいのがこちらの『Today』でしょう。
最初のクリーントーンのギターのフレーズを耳にすれば、どこかで一度は聴いたことがあると感じられる方もきっと多いはず。
1993年にリリースされた彼らの出世作『Siamese Dream』からのセカンドシングルであり、明るいサウンドながら徹底的に暗い歌詞といういかにも90年代らしい楽曲は大成功を収め、日本も含めて多くのバンドに影響を与えました。
シンプルな楽曲構成ながら、スマパンらしい静と動のアンサンブルで紡がれる名曲中の名曲でさり、グランジというジャンルの枠内をこえた楽曲と言えましょう。
【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ(21〜30)
Best of YouFoo Fighters

NIRVANAのフロントマンカート・コバーンの死後、ドラムのデイブ・グロールがフロントマンとして組んだバンドが「Foo Fighters」となります。
NIRVANAのアンダーグラウンドなサウンドとは違い、王道でオーセンティックなロックが基盤となっており、彼らはこの楽曲をきっかけにアメリカの国民的バンドとなりました。
ライブでもアンセムソングとして演奏されています。





