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【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ

90年代のシアトルから世界中を席巻した音楽ムーブメント「グランジ」。

荒々しくも繊細な音の響きと、内面の葛藤を赤裸々に歌い上げる歌詞は、今なお多くの音楽ファンの心を捉えて離しません。

2020年代の現在はグランジとシューゲイザーを融合させたグランジゲイズといった言葉が生まれるほどに、後続のバンドたちにも影響を与え続けているのですね。

今回の記事では、そんなグランジという音楽に興味を持ち始めた方に向けて、黎明期の80年代からブームが爆発した90年代前半にリリースされたジャンルを代表する名曲を中心に紹介します!

【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ(11〜20)

OutshinedSoundgarden

見た目は自信に満ち溢れているのに、心の中は不安でいっぱい。

そんな内面と外面のギャップに苦しむ心情を赤裸々に描いた、アメリカのロックバンド、サウンドガーデンによる楽曲です。

自信があるように振る舞いながらも、内面では自己不信に苛まれるという、誰しもが抱えうる葛藤が歌われています。

7/4拍子という変則的なリズムと重苦しいギターサウンドが、不安定な心象風景を巧みに表現しており、クリス・コーネルさんの力強くも切ない歌声が、そのやるせない感情を増幅させているようです。

本作は1991年10月発表のアルバム『Badmotorfinger』に収録され、歌詞の象徴的な一節は映画『Feeling Minnesota』のタイトルにもなりました。

周りと比べて落ち込んだ時に聴くと、心の澱を轟音で洗い流してくれるかもしれませんね。

Swallow My PrideGreen River

グランジの源流をたどるなら欠かせないバンドが、アメリカ・シアトル出身のグリーン・リヴァー。

後のパール・ジャムやマッドハニーのメンバーが在籍した、まさに「グランジの祖」と呼ばれる存在です。

ご紹介する本作は、パンクの攻撃性とハードロックの重厚なリフが融合した、荒々しくも心を掴む楽曲。

歌詞の世界では、当時の社会に漂う軽薄な愛国主義への強い嫌悪が、恋愛関係を通して赤裸々に描かれています。

その反骨精神あふれる内容は、今も多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。

この楽曲は1985年のEP『Come On Down』で世に出て、サウンドガーデンらにもカバーされました。

1993年11月にはパール・ジャムの公演で再結成を果たし本作を演奏したという逸話は、伝説として語り継がれているのだそうです。

Chloe Dancer / Crown of ThornsMother Love Bone

後のパール・ジャムの母体ともなった、アメリカのロックバンド、マザー・ラヴ・ボーン。

彼らが1989年3月に公開したEP『Shine』に収められた、約8分におよぶ大作です。

ボーカルのアンドリュー・ウッドさんの実体験が基になっているとされ、愛と依存に苦しむ切実な思いが込められた歌詞に、心を掴まれるという方も多いのではないでしょうか。

ピアノの美しい調べで幕を開け、徐々に感情が爆発していくような劇的な展開は圧巻。

グランジの憂いとグラムロックの華やかさが融合した本作は、1992年の映画『Singles』の劇中歌として世界に紹介されました。

メランコリックな気分の夜に、この幻想的な音の世界へじっくりと身を委ねてみるのもよいかもしれませんね。

BackwaterMeat Puppets

乾いた砂漠の空気を感じさせるサウンドが、グランジのイメージを塗り替えるミート・パペッツ。

アメリカのアリゾナ州で結成され、パンクにカントリーやサイケデリアを融合させた音楽性で、ニルヴァーナなど多くのバンドに影響を与えたのだそうです。

この楽曲は、よどんだ水辺のような停滞した状況で感じる焦燥感や、抜け出せない閉塞感をテーマにしているのかもしれませんね。

それでいて気だるさを纏ったカート・カークウッドさんの歌声と力強い演奏が、複雑な心境を巧みに表現しています。

本作は1994年に発売された名盤『Too High to Die』からのシングルで、全米のロックチャートで2位を記録しました。

王道グランジとは一味違う、乾いたロックに浸りたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?

Honey BucketMelvins

Melvins – Honey Bucket (Official Video)
Honey BucketMelvins

オルタナティブロックやグランジの先駆者としても知られるアメリカのロックバンド、メルヴィンズが1993年にリリースした名盤『Houdini』の収録曲です。

スラッジメタルの重厚さとパンクの疾走感を併せ持ったサウンドは、まさに音の暴力とも言えるほどの迫力!

脳内に直接響くようなギターリフと猛烈なドラムビートが、聴く者の理性を吹き飛ばします。

歌詞は断片的な言葉が連なるミステリアスなもので、作り手自身も明確な意味を語らないのだそうです。

この捉えどころのなさが、かえって想像力を刺激するのかもしれませんね。

本作を収録したアルバムはチャートで29位を記録し、バンドの知名度を大きく押し上げました。

頭を空っぽにして、ただ轟音に身を委ねたい時にぴったりの一曲でしょう。