70年代グラムロックの魅力!きらびやかな音楽史を彩った名曲の数々
グリッターをまとった派手なメイクと衣装で、70年代に一世を風靡したグラムロック。
それは単なるファッションにとどまらず、ジェンダーレスな表現やアート性の高い楽曲で音楽シーンに革命を起こしました。
今でこそロックの重要なサブジャンルとして認識されていますが、当時は既存の価値観を大きく覆す衝撃的な存在でした。
この記事では、グラムロックの誕生から発展、そして黄金期を築いた代表的な楽曲までを紹介します。
派手な衣装の裏に秘められた音楽的な革新性と、時代を超えて色褪せない魅力をぜひお楽しみください!
70年代グラムロックの魅力!きらびやかな音楽史を彩った名曲の数々(1〜10)
The Ballroom BlitzSWEET

1960年代後半にデビューを果たし、1970年代にグラムロックブームの波に乗って成功を収めるも、その後は独自の路線でバンドとして進化した姿を見せたイギリスのバンド、スウィート。
彼らのグラムロック期の代表曲といえばやはり1973年リリースの『The Ballroom Blitz』でしょう。
なんといっても『ロックン・ロールに恋狂い』というすごい邦題が記憶に残りますが、最高にキャッチーで歯切れの良いギターのリフが際立つこの楽曲は多くのバンドがカバーするなど、時代をこえた名曲として語り継がれています。
Ziggy StardustDavid Bowie

1972年6月に発売された、イギリス出身のデヴィッド・ボウイさんの名盤『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』を象徴する作品です。
この楽曲は、宇宙から来たロックスターの栄光と破滅を描いた物語の核心を担っています。
異星から来た主人公がバンドを従え、ギターを激しくかき鳴らす姿が目に浮かぶよう。
その圧倒的なカリスマ性と、どこか破滅的な危うさを感じさせる魅力に、聴く者は一瞬で心を奪われてしまいます。
1973年7月の公演で、ボウイさん自身がこの役柄の終わりを告げた逸話はあまりにも有名ですよね。
既成概念を打ち破るような、強烈な個性に触れたい時に聴いてみてはいかがでしょうか。
Rock And Roll (Part 1 & 2)Gary Glitter

グリッターをまとった衣装で70年代を象徴する、英国出身のゲイリー・グリッターさんのデビュー曲です。
1972年3月に発売され、UKチャートで3週連続2位を記録しました。
本作はロックンロールへの賛歌ともいえるボーカルパートと、躍動的なリズムと「Hey」の掛け声だけで構成されたインストパートの二部構成になっています。
理屈抜きの高揚感が、聴く人を一瞬で熱狂の渦に巻き込んでしまう魅力がありますね。
デビューアルバム『Glitter』にも収録され、映画『Joker』の印象的なシーンで使われたのを覚えている方も多いかもしれません。
スタジアムを揺るがすような一体感を味わいたいときに聴いてみてはいかがでしょうか?
All The Young DudesMOTT THE HOOPLE

『すべての若き野郎ども』というインパクト大な邦題でもおなじみ、デヴィッド・ボウイさんが提供したことでも知られているモット・ザ・フープルが1972年にリリースしたヒット曲『All the Young Dudes』もグラムロック時代の名曲として必ず取り上げられる名曲ですね。
本国イギリスのみならず、アメリカでもヒットしたことでバンドの代表曲となりました。
アンセミックなメロディと印象的なオルガンの音色、どこか退廃的な雰囲気も最高にかっこいいですよね。
Queen BitchDavid Bowie

変幻自在のスタイルで音楽シーンに革命を起こし続けたイギリス出身のアーティスト、デヴィッド・ボウイさん。
1971年12月発売のアルバム『Hunky Dory』に収録された本作は、グラムロック期への華麗なる序曲といえる一曲です。
ミック・ロンソンの攻撃的なギターリフが鳴り響くと、嫉妬と憧れが渦巻く倒錯的な世界が目の前に広がります。
自分を振った相手が夜の街をさまよう姿をアパートから見つめる主人公の複雑な心境。
その退廃的な美しさに魅了されてしまいますよね。
この楽曲は後にシングル『Rebel Rebel』のB面にもなり、映画『Milk』で使用されたことでも知られています。
華やかさの裏に潜む70年代の危うい空気を感じたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?
Cum On Feel The NoizeSlade

ダイナミックなリフと一度聴いたら忘れられないサビのコーラスは、どこかできっと耳にしているはず!
グラムロックとハードロックの中間をいくようなスタイルで人気を博した実力はバンド、スレイドの代表的な名曲『Cum On Feel The Noize』はやはりグラムロックを語る上で欠かせない楽曲の一つでしょう。
後にクワイエット・ライオットがカバーして大ヒットさせたことからも分かるように、メタル系のバンドにも愛されるアグレッシブさとグラマラスな雰囲気がどちらも兼ね備えている、というのがかっこいいですよね。
作詞と作曲はスレイドのボーカリスト、ノディ・ホルダーさんとベーシストのジム・リーさんが手掛けています。
Search and DestroyIggy & The Stooges

プロトパンクのゴッドファーザーと称される、アメリカのバンド、イギー・アンド・ザ・ストゥージズの一曲です。
1973年6月にシングルとして登場し、グラムロックの象徴デヴィッド・ボウイさんがミックスを手がけた名盤『Raw Power』にも収められました。
社会に見捨てられたと感じる若者が、自らを「ストリートを歩くチーター」と称し、破滅的な衝動と承認欲求の間で叫ぶ心情が歌われています。
機関銃をほうふつとさせるギターリフと荒々しいボーカルが、きらびやかなグラムロックとは一線を画す、生々しいエネルギーを放っていますよね。
ウェス・アンダーソン監督の映画『ライフ・アクアティック』でも印象的に使われました。
現状を破壊したい衝動に駆られたとき、この轟音にすべてを委ねてみてはいかがでしょうか?


