70年代グラムロックの魅力!きらびやかな音楽史を彩った名曲の数々
グリッターをまとった派手なメイクと衣装で、70年代に一世を風靡したグラムロック。
それは単なるファッションにとどまらず、ジェンダーレスな表現やアート性の高い楽曲で音楽シーンに革命を起こしました。
今でこそロックの重要なサブジャンルとして認識されていますが、当時は既存の価値観を大きく覆す衝撃的な存在でした。
この記事では、グラムロックの誕生から発展、そして黄金期を築いた代表的な楽曲までを紹介します。
派手な衣装の裏に秘められた音楽的な革新性と、時代を超えて色褪せない魅力をぜひお楽しみください!
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70年代グラムロックの魅力!きらびやかな音楽史を彩った名曲の数々(11〜20)
TrashNew York Dolls

アメリカ・ニューヨークで結成され、後のパンクシーンに多大な影響を与えたニューヨーク・ドールズ。
本作は1973年7月に、『Personality Crisis』との両A面シングルとして発売された、グラムパンクの金字塔です。
退廃的な街を舞台に、刹那的な愛と生き様を歌い上げたこの楽曲は、荒々しい演奏の中に光る甘く切ないメロディが印象的。
NBCのテレビ番組『The Midnight Special』でも披露されました。
既存の価値観に縛られず、自分らしくありたいと感じたこと、ありませんか?
何かに抗いたい衝動に駆られた夜、この危険な香りと純粋さが同居するサウンドに浸ってみてはいかがでしょうか?
The Ballroom BlitzSWEET

1960年代後半にデビューを果たし、1970年代にグラムロックブームの波に乗って成功を収めるも、その後は独自の路線でバンドとして進化した姿を見せたイギリスのバンド、スウィート。
彼らのグラムロック期の代表曲といえばやはり1973年リリースの『The Ballroom Blitz』でしょう。
なんといっても『ロックン・ロールに恋狂い』というすごい邦題が記憶に残りますが、最高にキャッチーで歯切れの良いギターのリフが際立つこの楽曲は多くのバンドがカバーするなど、時代をこえた名曲として語り継がれています。
All The Young DudesMOTT THE HOOPLE

『すべての若き野郎ども』というインパクト大な邦題でもおなじみ、デヴィッド・ボウイさんが提供したことでも知られているモット・ザ・フープルが1972年にリリースしたヒット曲『All the Young Dudes』もグラムロック時代の名曲として必ず取り上げられる名曲ですね。
本国イギリスのみならず、アメリカでもヒットしたことでバンドの代表曲となりました。
アンセミックなメロディと印象的なオルガンの音色、どこか退廃的な雰囲気も最高にかっこいいですよね。
Cum On Feel The NoizeSlade

ダイナミックなリフと一度聴いたら忘れられないサビのコーラスは、どこかできっと耳にしているはず!
グラムロックとハードロックの中間をいくようなスタイルで人気を博した実力はバンド、スレイドの代表的な名曲『Cum On Feel The Noize』はやはりグラムロックを語る上で欠かせない楽曲の一つでしょう。
後にクワイエット・ライオットがカバーして大ヒットさせたことからも分かるように、メタル系のバンドにも愛されるアグレッシブさとグラマラスな雰囲気がどちらも兼ね備えている、というのがかっこいいですよね。
作詞と作曲はスレイドのボーカリスト、ノディ・ホルダーさんとベーシストのジム・リーさんが手掛けています。
This Town Ain’t Big Enough For Both Of Us (This Town Ain’t Big Enough For Both Of Us)Sparks

結成50周年!
つい最近スパークスが来日公演を行ったと聴いて驚きました。
美形のラッセル・メイルと口ひげおじさんのロン・メイル。
みかけも凸凹なメイル兄弟が作った1974年のアルバム「キモノ・マイハウス」は、奇抜なメイクとゆるゆるな着付けをした着物姿の女性のジャケ写が今でも印象に残っている作品です。
「ディス・タウン」(This Town Ain’t Big Enough For Both Of Us)は、全英チャート2位まで上がったヒット曲。
今聴いても十分楽しめます。
Personality CrisisNew York Dolls

1973年に発表されたニューヨーク・ドールズのデビューアルバムのリードトラックです。
グラムロックの世界観を存分に表現した一曲で、派手な衣装と華やかなパフォーマンスが魅力的。
ギターのリフは耳に残りやすく、独特な魅力を放ちます。
声の掠れたボーカルは情熱的で、リスナーを曲の雰囲気に引き込みますよね。
自己同一性の危機や社会の期待との葛藤を歌った歌詞は、多くの人の共感を呼びました。
本作は『Trash』とのダブルA面シングルとしてリリースされ、その後も様々な形で再リリースされています。
自分らしさを追求したい人にぴったりの一曲です。
70年代グラムロックの魅力!きらびやかな音楽史を彩った名曲の数々(21〜30)
Metal GuruT-REX
日本では映画「20世紀少年」のテーマソングとして使われた「20thセンチュリー・ボーイ」(20th Century Boy)の方が有名かもしれません。
しかしTレックスと言ったら1972年発売のアルバム「ザ・スライダー」(THE SLIDER)に収録されていた本作は絶対に外せない楽曲です。
フロントマンのマーク・ボラン(Marc Bolan)のルックス、スタイル、歌い方、そして生きざま(若くして交通事故死を遂げた)まで全てをひっくるめて、まさにグラムロックを体現していたような存在でした。