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【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ

90年代のシアトルから世界中を席巻した音楽ムーブメント「グランジ」。

荒々しくも繊細な音の響きと、内面の葛藤を赤裸々に歌い上げる歌詞は、今なお多くの音楽ファンの心を捉えて離しません。

2020年代の現在はグランジとシューゲイザーを融合させたグランジゲイズといった言葉が生まれるほどに、後続のバンドたちにも影響を与え続けているのですね。

今回の記事では、そんなグランジという音楽に興味を持ち始めた方に向けて、黎明期の80年代からブームが爆発した90年代前半にリリースされたジャンルを代表する名曲を中心に紹介します!

【初心者向け】まずはここから!洋楽グランジの名曲まとめ(31〜40)

My HeroFoo Fighters

Foo Fighters – My Hero (Official HD Video)
My HeroFoo Fighters

1994年にカート・コバーンさんがこの世を去った後、残されたニルヴァーナのメンバーでドラムを担当していたデイヴ・グロールさんは、ひそかに作り続けていた楽曲をほとんど1人で完成させ、翌年にフー・ファイターズとしてシーンに戻ってきました。

その後はアメリカン・ロックを代表するバンドにまで成長した彼らにとって、出世作となった1997年リリースのセカンド・アルバム『The Colour and the Shape』に収録された名曲を紹介します。

タイトなドラムスから始まり、ドラマティックでエモーショナルなメロディが炸裂する感動的な楽曲となっており、2000年代以降のエモ・バンドに好んでカバーされているというのも興味深いですね。

ここで言う「ヒーロー」とは誰を差しているのか……気になった方はぜひ調べてみてください!

SundaySonic youth

ニューヨーク出身のソニックユースもオルタナシーンを作り上げた原点と言えるバンドです。

同郷のザベルベットアンダーグラウンドからの影響も感じさせるアートポップとパンクサウンドを融合させ、独自の音楽を作り出しました。

セールス面で大成功を手にしたバンドではありませんが、のちのシーンにも大きな影響を与え、いまだにロックリスナーから愛されるバンドとして君臨しています。

この「商業的成功よりも音楽性の追求を大事にする姿勢」こそがオルタナの原点であり、メジャーシーンとの決定的な違いといえます。

PlushStone Temple Pilots

Stone Temple Pilots – Plush (Official Music Video)
PlushStone Temple Pilots

1990年代のオルタナムーブメントの中でも、特に商業的に大成功を収めたバンドの一つがStone Temple Pilots(ストーンテンプルパイロッツ)。

アメリカでの人気はNirvanaやPearl Jamにも匹敵する程であり、デビューアルバムから4作連続でミリオンヒットとなりました。

初代ボーカルのスコット・ウェイランドの脱退と死を乗り越え、Linkin Parkのチェスターを新ボーカルに迎え活動を続けていたのですが、残念ながらそのチェスターも亡くなり、今は将来が不透明な状況となっています。

ですが、オルタナムーヴメントの荒波やメンバーの死という大きな困難を乗り越えたSTPなら、きっとまた復活してくれると信じています。

Honey BucketsMelvins

1980年代初頭に結成されたメルヴィンズは、ボーカルとギターを担うバズ・オズボーンさんとドラマーのデイル・クローヴァーさんという不動のメンバーを軸として、長きに渡り活動を続ける「グランジの父」とも称されるバンドです。

ニルヴァーナのカート・コバーンさんがメルヴィンズとは親しい仲であり、熱狂的なファンであったということでも有名ですね。

そんなメルヴィンズが鳴らすサウンドは決して万人受けするものではなく、重々しいノイジーなリフや実験的なアプローチなども含めて、グランジに限らず1990年代以降のあらゆるヘビーロックに影響を与えたと言えましょう。

今回紹介している楽曲は、バンドにとってのメジャー第1弾となった名作アルバム『Houdini』の収録曲です。

彼らの音楽にしては聴きやすい部類と言えますし、初心者の方にもオススメの楽曲ですよ。

おわりに

今回紹介した楽曲はあくまで「グランジ」と呼ばれるジャンルの中でも代表的な名曲が中心ですから、ジャンルを深掘りしていけばマイナーながら熱心なファンの中で愛されている名曲もまだまだ多く発見できますよ。

グランジの魅力に気付かれた皆さま、本記事を足掛かりとしてぜひグランジやオルタナティブロックの世界を探究してみてくださいね!