【初心者向け】洋楽ポストロックの人気曲。おすすめの名曲まとめ
ポストロック、と呼ばれるジャンルの定義は曖昧ながら、従来のロックの枠組みを超えた実験的な音楽として世界的に注目を集めました。
ギターやドラムといった楽器編成はロックバンドと同じでありながらも独特のサウンドスケープと展開で、まるで映画のサウンドトラックのような広がりのある音楽性を持っていますし、大胆にエレクトロニクスを活用したバンドも多いですよね。
この記事では、現在も多くのバンドがその手法を取り入れ続けているポストロックという音楽ジャンルの中でも、本格的にジャンルが広まった90年代から00年代の代表的なバンドたちの人気曲や名曲を中心に、音楽の世界がぐっと広がるような作品をお届けします。
【初心者向け】洋楽ポストロックの人気曲。おすすめの名曲まとめ(1〜10)
Never MeantAmerican Football

絡み合う2本のギターが生み出す繊細なフレーズが、心の奥まで染み渡る感動的な1曲。
アメリカのインディ・ロック・バンド、アメリカン・フットボールが1999年に発表したアルバム『American Football』のオープニングを飾る楽曲です。
終わりかけの恋の切ない心情が描かれていますが、変拍子を基調としたアンサンブルと、終盤で静かに響くトランペットの音色が、感傷的な気持ちを優しく包み込んでくれますよね。
リリースから15年後の2014年に公式MVが公開され話題となりました。
この楽曲のように、過ぎ去った思い出に静かに浸りたい夜に聴けば、切なさの中にどこか温かいカタルシスを感じられるでしょう。
Last Day of WinterPELICAN

厳しい冬の終わりと、希望に満ちた春の訪れを音だけで描き出す壮大なインストゥルメンタルナンバーです!
アメリカ・シカゴ出身のバンド、ペリカンによるこの楽曲は、静かなアコースティックギターで幕を開け、徐々に重厚なサウンドへと展開していきます。
声がないからこそ、聴く人それぞれの物語が心に浮かぶのが魅力ですよね。
本作は、2005年5月に公開された名盤『The Fire in Our Throats Will Beckon the Thaw』に収録され、アルバムは音楽誌Decibelで年間第1位に輝きました。
彼らのアプローチはポストロック的手法を取り入れたメタルということで「ポストメタル」とも呼ばれますが、静と動を行き来するタイプの轟音ポストロック好きなら確実に気に入るはずですよ!
Breadcrumb TrailSlint

アメリカのケンタッキー州ルイビルで結成され、ポストロックの道を切り拓いた伝説のバンド、スリント。
彼らが1991年当時に残した名盤『Spiderland』の冒頭を飾る本作は、静寂と激情が交錯する、まるで一本の短編映画のような楽曲です。
囁くような語りから魂を絞り出す絶叫へと劇的に変化するボーカルは、聴く人の心を強く揺さぶりますよね。
カーニバルで占い師と出会う少年の物語が描かれていますが、その牧歌的な風景の裏には、青春時代の淡い不安や抗えない運命を感じさせる退廃的な美しさが潜んでいます。
2014年には本作のタイトルを冠したドキュメンタリー映画も公開されました。
日常の喧騒を忘れ、物語性の高い音楽の世界にどっぷりと浸りたいときに聴けば、きっと新たな発見があるはずです。
StormGodspeed You! Black Emperor

静寂と轟音が織りなす音の叙事詩で世界を圧倒する、カナダの音楽集団ゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラーの楽曲。
2000年10月に世に出た名盤『Lift Your Skinny Fists Like Antennas to Heaven』の幕開けを飾るこの楽曲は、言葉がないからこそ、聴き手の心に壮大な物語を映し出します。
穏やかな旋律から始まり、幾重にも音が重なり合って嵐のようなクライマックスへと到達する展開は圧巻の一言。
2025年12月には貴重な来日公演も決定している彼らですから、ポストロックに興味があるという方はぜひチェックしてみてくださいね。
Mogwai fear SatanMogwai

スコットランド出身のロックバンド、モグワイ。
静寂と轟音を巧みに操る彼らの音楽は、ポストロックというジャンルを象徴する存在ですよね。
デビュー・アルバム『Mogwai Young Team』の最後を飾る本作は、16分を超える壮大なインストゥルメンタルです。
歌詞はないものの、ベーシストの個人的な「悪魔への恐怖」というテーマが、静と動のコントラストをより劇的にしています。
可憐なフルートの旋律から、すべてを飲み込むような轟音の洪水へと展開する様は、まるで一本の映画のよう。
1997年10月に世に出たこの作品は、ドキュメンタリー映画『The 11th Hour』でも使用されました。
日常から離れてじっくり音楽の世界に浸りたい時や、壮大な物語を感じたい方にぴったりの一曲ではないでしょうか。



