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【初心者向け】洋楽ポストロックの人気曲。おすすめの名曲まとめ

ポストロック、と呼ばれるジャンルの定義は曖昧ながら、従来のロックの枠組みを超えた実験的な音楽として世界的に注目を集めました。

ギターやドラムといった楽器編成はロックバンドと同じでありながらも独特のサウンドスケープと展開で、まるで映画のサウンドトラックのような広がりのある音楽性を持っていますし、大胆にエレクトロニクスを活用したバンドも多いですよね。

この記事では、現在も多くのバンドがその手法を取り入れ続けているポストロックという音楽ジャンルの中でも、本格的にジャンルが広まった90年代から00年代の代表的なバンドたちの人気曲や名曲を中心に、音楽の世界がぐっと広がるような作品をお届けします。

【初心者向け】洋楽ポストロックの人気曲。おすすめの名曲まとめ(1〜10)

Svefn-g-englarSigur Rós

アイスランド出身のバンド、シーガー・ロスが紡ぐ、夢の中を旅しているかのような一曲。

ヨンシーさんの透き通るファルセットと、チェロの弓で奏でられるギターの幻想的な響きは、まさに癒やしの音景そのもの!

本作は、意図的に意味をぼかした歌詞によって、言葉を超えた感情が聴き手の心の奥まで直接響いてきます。

この曲は1999年6月に発表された名盤『Ágætis byrjun』に収録されており、映画『バニラ・スカイ』を彩ったことでも広く知られています。

静かな夜に一人でじっくりと耳を傾ければ、壮大なサウンドスケープに包まれて、まるで映画の主人公になったような気分を味わえるでしょう。

TNTTortoise

シカゴの音楽シーンから登場したポストロックの先駆者、トータス。

1998年3月に発売された彼らの名盤『TNT』に収録されているタイトル曲です。

歌詞のないインストゥルメンタル作品ですが、その代わりに多彩な楽器が物語を紡ぎ出すサウンドが大きな魅力ですよね。

本作は、クールなジャズの雰囲気から始まり、ギターやマリンバの音色が重なり合って、心地よいグルーヴを生み出していきます。

当時まだ珍しかったハードディスク上で演奏を編集するという手法で制作され、生演奏の温もりとデジタルな構築美が見事に融合しています。

音楽だけで情景が目に浮かぶような本作は、読書やドライブのお供にも最適。

普段あまりインスト曲を聴かない方にもぜひ体験してほしい、世界が広がる1曲ですよ。

AtlasBattles

ニューヨークを拠点とする実験ロックバンド、バトルスのデビューアルバム『Mirrored』に収録されている楽曲。

2007年5月当時のリリースながら、今なお色褪せない革新性を持っています。

機械のように正確なドラムと、催眠的な反復フレーズが絡み合うサウンドは「難しそう」と思われるかもしれませんが、これこそが彼らの真骨頂ですよね。

ゲーム『LittleBigPlanet』の音楽にも起用されたので、知らずに耳にしていた方も多いかもしれません。

バトルスはさまざまなフィールドで活躍している凄腕のミュージシャンたちによるスーパーバンドで、現在はデュオ編成ですが00年代以降のポストロックシーンを語る上で欠かせない存在ですから、ぜひチェックしてみてくださいね。

Last Day of WinterPELICAN

厳しい冬の終わりと、希望に満ちた春の訪れを音だけで描き出す壮大なインストゥルメンタルナンバーです!

アメリカ・シカゴ出身のバンド、ペリカンによるこの楽曲は、静かなアコースティックギターで幕を開け、徐々に重厚なサウンドへと展開していきます。

声がないからこそ、聴く人それぞれの物語が心に浮かぶのが魅力ですよね。

本作は、2005年5月に公開された名盤『The Fire in Our Throats Will Beckon the Thaw』に収録され、アルバムは音楽誌Decibelで年間第1位に輝きました。

彼らのアプローチはポストロック的手法を取り入れたメタルということで「ポストメタル」とも呼ばれますが、静と動を行き来するタイプの轟音ポストロック好きなら確実に気に入るはずですよ!

Ascension DayTalk Talk

シンセポップで人気を博しながら、やがてポストロックの礎を築いたと評されるイギリスのバンド、トーク・トーク。

彼らが活動の最後に残したアルバム『Laughing Stock』に収録された、まさにジャンルの本質を体現するような楽曲です。

静寂の中、ジャズを思わせるドラムが響き渡り、やがて空間を引き裂くようなギターノイズが轟く展開は圧巻のひと言。

歌詞では昇天する日の光景が描かれているといわれ、静と動の極端な対比は、まるで魂の葛藤と解放のようです。

1991年当時にシングルとしても扱われた本作ですが、その制作はスタジオを暗幕で覆い、即興演奏を膨大な時間をかけて編集したのだそうです。

日常から離れ、じっくりと音楽の世界に没入したい。

そんな夜にぴったりの一曲といえるでしょう。