ハードコアパンクの名曲。おすすめの人気曲
イギリスのディスチャージ、アメリカのバッド・ブレインズなど、1970年代後半に海外で盛り上がり始めたハードコアパンク。
これまでもパンクというジャンルの枠で活動するバンドは存在していましたが、このハードコアパンクはより攻撃的なサウンドや歌詞、楽曲構成が特徴で、1980年代には日本でもシーンを築き上げましたね。
この記事では、そうした国内のハードコアパンクバンドによる名曲を一挙に紹介していきますね!
速くて激しくて鋭い、そんな楽曲がたくさん!
また、中にはそこからさらに一歩進んだ派生ジャンルの楽曲もピックアップしていますので、ぜひさまざまな楽曲を楽しんでくださいね!
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ハードコアパンクの名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
ロマンチックTHE STALIN

2020年7月、結成40周年を記念して伝説的なデビューアルバムが再発されたことが話題となったザ・スターリン。
日本のパンク、ハードコア界におけるレジェンドにして、国立大卒という異色の経歴と破天荒な行動で、音楽界において常にその動向が注目されていたフロントマンの遠藤ミチロウさんは、平成から令和へと時代が移り変わる節目の2019年に亡くなられてしまった記憶に新しいですね。
そんな遠藤さん率いるザ・スターリンが1982年、メジャーというフィールドで発表した名曲がこの『ロマンチスト』です。
一度聴いたら耳にこびりついて離れないサビの歌詞の一節は、多くの媒体でパロディとして引用されるほどに有名なものです。
ハードコアパンクとはいえかなりキャッチーなメロディでポップな面も大いにありますし、まずはこの曲からザ・スターリンの世界に飛び込んでみては?
GERONIMOGASTUNK

特異な音楽性と存在感で、ハードコアのみならずヘビーメタル、ヴィジュアル系とされるバンドにも影響を与え続けるGASTUNK。
ジャパニーズハードコアの伝説、THE EXECUTEのベーシストだったBABYさんを中心として1983年に結成されるも、初期のメンバーは流動的だったそうです。
翌年には同じくTHE EXECUTEを脱退したボーカリストのBAKIさんが加入、メンバーが固定されて本格的に活動を開始。
数々の逸話を残しながら、海外進出も果たすなど、日本のロックシーンにおける貢献度は計り知れないものがあります。
そんな彼らの音楽性は一言で語れるようなものではありませんが、ラストライブのアンコールラストを飾った名曲『GERONIMO』を聴くだけでも、バンドが持つ突出した個性と才能が理解できるはずです。
ChangesNEW!Hi-STANDARD

彼らが伝説的ヘヴィメタルバンド、ブラック・サバスが生んだ名バラードを再構築したのがこの楽曲です。
原曲の持つ物悲しくも美しい旋律はそのままに、歪んだギターと性急なビートが加わることで、切なさの中にも確かな力強さが宿っていますよね。
本作は1999年6月に発売され、65万枚以上を売り上げた金字塔的アルバム『MAKING THE ROAD』に収録。
大切な女性が自分の元を去ってしまった深い悲しみと、2人の関係性の変化を受け入れようとする男性のやるせない思いが描かれており、そのストレートな感情表現に胸が締めつけられます。
どうしようもない喪失感を抱えた夜に、そっと寄り添ってくれる1曲です。
ハードコアパンクの名曲。おすすめの人気曲(11〜20)
NO MERCYNumb

ハードコアパンクの真髄を体現するこの楽曲。
攻撃的なギターリフと重厚感のあるサウンドとフレーズ、シャウトするようなボーカルが特徴的です。
NUMBの音楽性が余すところなく詰まっており、ライブでの熱狂的な雰囲気が目に浮かびます。
2004年7月にリリースされたアルバム『Death.Co』に収録されているこの曲は、バンドの代表作として多くのファンに愛されています。
ハードコアパンクの魅力を存分に味わいたい方にぜひオススメしたい1曲ですよ。
X/絶望白

白と書いて「クロ」と読ませる、80年代の九州が生んだ伝説のハードコアパンクバンド。
アンダーグラウンドなハードコアパンクのイメージを地で行くような、バイオレンスな逸話に事欠かない彼らは1981年に結成され、1983年には初の音源となるソノシートをリリース。
1984年には名盤と名高いミニアルバム『WHO THE HELPLESS』を発表するも、メンバーの脱退などにより活動停止。
その後活動を再開、1996年には新音源となる作品をリリースしています。
2020年現在の時点で彼らの音源集は廃盤となっており入手困難ではありますが、今回紹介している楽曲『X絶望』に満ちた危険で暴力的な空気感に魅せられた方々は、頑張ってレコード屋などに通ってバンドの音源を探してみてください!
FrustrationZOUO

「憎悪」という意味を持つバンド名だけでも、その強烈さがわかるというものでしょう。
大阪のハードコアシーンが生んだ伝説のバンドZOUOは、当時10代だったメンバーによって1981年に結成。
短い活動期間の中で残された音源は20曲にも満たないものでしたが、ジャパニーズハードコアの歴史において重要な作品として位置付けられています。
今回は1984年にリリースされた、日本のハードコア史における最重要なオムニバス作品『ハードコア不法集会』に提供され、2011年に7インチシングルとして再リリースされた名曲『Frustration』をご紹介。
若さゆえの闇雲なパワーだけでなく、雑踏のコラージュに口笛から始まるイントロ、ノイジーなギターや邪悪なボーカル、独特のダークネスも相まって、楽曲としての完成度の高さに驚かされるでしょう。
人間狩りTHE COMES

1980年代初頭に登場し、日本のハードコアパンクの幕開けを担い、東京の「ハードコア四天王」と称されたバンドがTHE COMESです。
メンバーには、後にLip Creamを結成するギタリストのNAOKIさんとベーシストのMINORUさんなどが在籍しておりました。
そんなTHE COMESの最大の特徴は、CHITOSEさんという女性ボーカリストを擁していたということでしょう。
1983年にリリースされたデビューアルバム『NO SIDE』は、初期メンバーの濃すぎる個性が爆発したとんでもない傑作となっています。
捨て曲などはないアルバムの中でも、タイトルからして衝撃的な『人間狩り』は、メタリックかつキャッチーなギターとメロディックなベースライン、焦燥感にかられる2ビート、とんでもない歌詞と叫びが襲いかかってくる最高の名曲です!





