【クセになる】変拍子が使われているアニソンまとめ
まずはめちゃくちゃ簡単に変拍子について説明をします。
みなさんがよく耳にするJ-POPなどの音楽は、ざっくりと表現しますが基本的には4拍子。
曲に合わせて手拍子を4回すると、メロディーなんかとそのリズムがループするみたいに合います。
が、変拍子は合いません。
「あれ、いつのまにサビに入ったの?」「ノリノリだったのにタイミングがいきなりずれてびっくりした」などと混乱してしまうビート……この体験がね、聴いているうちクセになっちゃうんですよ。
今回は変拍子が登場するアニソン特集です。
ぜひ最後までお付き合いください。
【クセになる】変拍子が使われているアニソンまとめ(1〜10)
Phantom JokeUNISON SQUARE GARDEN

特徴的なハイトーンボイスと緻密に計算された楽曲でファンを熱狂させている3ピースロックバンド・UNISON SQUARE GARDENの16作目のシングル曲。
テレビアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』のオープニングテーマに起用された曲で、軽快でありながら影のあるサウンドがクールですよね。
イントロから続く疾走感のあるアレンジから突然スロウな3拍子のBメロに展開し、サビ前でさらに複雑になる変拍子が曲の緊張感を高めています。
スリリングなアンサンブルがサビの爽快感や解放感とのコントラストを生み出している、激しくもミステリアスなロックチューンです。
帰り道八九寺真宵((CV;加藤英美里)
テレビアニメ『化物語』内のキャラクター・八九寺真宵による、作品の第3話から第5話として放送されたストーリー「まよいマイマイ」のオープニングテーマ。
裏打ちの軽快なビートとエレクトリックなサウンドがキュートな、まさにキャラクターソングというイメージを感じさせますよね。
2サビ後に入る7拍子は、高度なアレンジというよりはメロディーの流れやキャラを生かした自然な進行と言えるのではないでしょうか。
変拍子によるフックを残しながらも違和感なく聴ける、ハイテンションなアニソンです。
絶滅危愚少女!千菅春香

その高い歌唱力で数々のテレビアニメやゲームのテーマソングを歌ってきたシンガー・千菅春香さんの3作目のシングル曲。
オリジナルビデオアニメ『絶滅危愚少女 Amazing Twins』のオープニングテーマとして起用された楽曲で、作品とリンクするダーティーな表現力が聴きどころのナンバーです。
ピアノをフィーチャーした透明感のあるサウンドと1フレーズ毎に変化する拍子の違和感が中毒性を生み出していますよね。
また、変拍子のインパクトがあるからこそサビでの疾走感が際立っている、キュートな歌声とアレンジのコントラストが秀逸なポップチューンです。
Buddy坂本真綾

8歳から子役としての活動をスタートし、現在では声優、女優、ラジオパーソナリティ、エッセイストなどマルチなフィールドで活躍しているシンガー・坂本真綾さんの19作目のシングル曲。
テレビアニメ『ラストエグザイル-銀翼のファム-』のオープニングテーマとして起用されている楽曲で、目まぐるしく繰り返される転調が心地いい違和感を生み出しています。
効果的な緊張感を演出している変拍子のアクセントは、疾走感の中に独特のフックを生み出していますよね。
ストレートの中にある引っ掛かりがキャッチーさを生み出している、ドラマチックなナンバーです。
真っ白諸星すみれ

3歳から劇団ひまわりに所属し、音楽活動以外に声優や女優としても活動するシンガー・諸星すみれの楽曲。
1stミニアルバム『smile』に収録されている曲で、テレビアニメ『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』のオープニングテーマとして起用されました。
4拍子のスタンダードなバラードと思わせるイントロから複雑な変拍子をまじえたAメロに進行していくアレンジは、変拍子の曲が好きな人にとって嬉しい誤算と感じられるのではないでしょうか。
華やかなアンサンブルでありながら終始緊張感のあるビートがクセになる、クラシカルなアニソンです。