【カバレフスキーのピアノ曲】子供向け作品の巨匠が遺した名曲たち
子供向けのピアノ作品集を数多く遺した20世紀ロシアの作曲家、ドミトリー・カバレフスキーさん。
彼のかわいらしいピアノ小品は、ピアノを習ったことがある方なら一度は弾いたことがあるといっても過言ではないほど、発表会やレッスンの定番曲として浸透しています。
本記事では、そんなカバレフスキーさんのピアノ曲のなかから、演奏される機会の多い作品をピックアップ!
ピアノ独奏曲からコンチェルトまで幅広く選曲していますので、ぜひ最後までお楽しみください。
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【カバレフスキーのピアノ曲】子供向け作品の巨匠が遺した名曲たち(1〜10)
24の子供のためのやさしい小品 Op.39 第20曲「道化師」Dimitri Kabalevsky

子ども向けの楽曲を多く世に送り出した近代のロシアの著名な作曲家、ドミトリー・カバレフスキーの『道化師』は、1944年に作曲されて翌年に出版された作品集『24の子供のためのやさしい小品』の中の1曲です。
4分の2拍子で臨時記号を用いた半音で変化していく旋律と、スタッカートを活用した躍動的な左手の伴奏が特徴で、短いながらもインパクトを与えられる楽曲です。
単に音符を追うだけではなく、さまざまなパフォーマンスを繰り出すピエロのように次々と変化していく楽曲の展開を楽しみながら弾いてみましょう。
ソナチネ 第1番 Op.13-1Dmitri Kabalevsky

多くの優れた子供向けピアノ作品を作曲したことで知られる、ロシアの作曲家兼ピアニスト、ドミトリー・カバレフスキー。
なかでも『ソナチネ Op.13-1』は発表会などで演奏される機会の多い作品で、コロコロと表情を変える楽しげな曲調が、多くの子供たちの心をつかんでいます。
特に、華やかな和音から始まる第一楽章は、変化に富んでいてインパクト大!
歯切れのよい冒頭と、なんともいえない緩い雰囲気の中間部、再び快活さを取り戻す再現部を弾き分けることで、メリハリのある演奏に仕上がりますよ!
ピアノソナタ 第3番 ヘ長調 Op.46Dmitri Kabalevsky

20世紀ロシアの巨匠、ドミトリー・カバレフスキーさんの『ピアノソナタ 第3番 ヘ長調 Op.46』は、彼の音楽的才能と形式への堪能さが遺憾なく発揮された作品。
3つの楽章それぞれが、独自の魅力と感情表現を持ち合わせています。
第1楽章はプロコフィエフさんの影響を受けつつも、カバレフスキーさん独自の音楽的アイデンティティを感じさせる活気に満ちた楽章。
第2楽章は穏やかで歌心豊かな抒情的な世界が広がり、第3楽章では再び元気で活発な音楽が展開されます。
ロシアの民謡的な要素を取り入れつつ、親しみやすく愛国的な雰囲気も感じられる本作は、ピアニストなら一度は触れておきたい名曲といえるでしょう。
【カバレフスキーのピアノ曲】子供向け作品の巨匠が遺した名曲たち(11〜20)
ピアノ協奏曲 第3番 ニ長調 Op.50Dmitri Kabalevsky

ロシアの作曲家ドミトリ・カバレフスキーさんは、子供向けのピアノ作品を数多く遺した教育者でもありました。
彼の『ピアノ協奏曲 第3番 ニ長調 Op.50』は、若い演奏家を想定して作曲された、明るく旋律的な曲調が印象的な作品です。
この協奏曲は3つの楽章から成り、第1楽章はトランペットのファンファーレから始まるドラマティックな展開、第2楽章は厳かなスタイルのアンダンテ、最終楽章は疾走感あふれるプレストと、それぞれ特色のある音楽が魅力です。
技巧的にはそれほど高い難易度ではないものの、若々しい情熱がみなぎる作風は、学生や若手演奏家の意欲を高めてくれることでしょう。
カバレフスキーさんならではの教育的配慮と芸術性が融合した秀作です。
ソナチネ 第2番 Op.13-2Dmitri Kabalevsky
ソビエト連邦の作曲家ドミトリー・カバレフスキーさんは、子供向けのピアノ作品を数多く遺した巨匠です。
『ソナチネ 第2番』は彼の代表作の一つで、3つの楽章から成るピアノ独奏曲。
短調の調性とソナチネ特有の構造が特徴的で、ロシア音楽らしい暗さや軍事的な要素も感じられます。
一方で子供向けらしい親しみやすさもあり、ピアノ学習者の技術的な発展を促す良い教材となっています。
ピアノを学ぶ全ての方にオススメしたい作品です。
4つのロンド Op.60 第1曲「行進曲」Dmitri Kabalevsky

20世紀のロシアを代表する作曲家、ドミトリー・カバレフスキーさん。
彼が手がけた子供向けピアノ作品のなかでも『4つのロンド Op.60』は人気の高い曲集の一つです。
第1曲『行進曲』は、躍動感あふれるリズムと明るいメロディが印象的。
ロンド形式で展開される本曲は、演奏者の技術向上や楽曲形式の理解にもつながるでしょう。
カバレフスキーさんが音楽教育に情熱を注いだのも頷けます。
多彩な表情を楽しみながら、演奏に挑戦してみては?
ピアノ協奏曲 第4番「プラハ」Op.99Dmitri Kabalevsky

ロシアの作曲家ドミトリー・カバレフスキーさんが1975年に作曲した『ピアノ協奏曲 第4番「プラハ」Op.99』は、ソビエト連邦時代の政治的・社会的背景を反映しつつも、作曲家自身の独自の作風が感じられる意欲作です。
3つの楽章で構成され、第1楽章は活気に満ちた速いテンポ、第2楽章は柔和で感情的な即興的要素、第3楽章は快活で活力に満ちたフィナーレと、演奏者の表現力が存分に発揮できる作品となっています。
カバレフスキーさんが敬愛していたプラハの街へのオマージュとしても知られ、チェコの民俗的なリズムを随所に感じることができます。
クラシック音楽が好きな方はもちろん、ロシア・東欧の文化や歴史に興味がある方にもぜひ聴いていただきたい1曲です。



