男性ボーカリストにおすすめする発声練習曲
今回は男性ボーカリストの方へ向けて、発声の練習になる楽曲をご紹介したいと思います。
ボイスコントロールに適した曲にはいくつかのポイントがありますので、ぜひチェックしてみてください。
平井堅「瞳を閉じて」
喉に無理な負担をかけずに歌の練習をするときに大切なのが「選曲」です。
「どんな曲を練習したらいのか分からない……」と悩んだことはないでしょうか?
特に、いつも喉に負担をかけてしまう人の場合、正しい発声を習得する時の練習曲は、慎重におこなわなければなりません。
ノリや勢いで歌える曲、キーが低すぎる曲、キーが高すぎる曲、音域の幅が狭い曲、そういった曲は、練習曲としてはあまり向いていません。
そこで今回、男性にオススメしたいのが、平井堅「瞳を閉じて」です。
言わずと知れた名曲で、メロディーラインも美しく「キー」も一般男性でも無理なく歌える曲だと思います。
ここがオススメポイント
練習曲としてオススメできるポイントは、何といっても「バラード調であること」です。
喉が力んでしまう人は、ついつい無茶をして歌ってしまうので、頑張って歌うと雰囲気が作れないようなバラード調がオススメ!
ていねいに語りかけるような歌声で、優しく歌う必要があるので、ボイスコントロールの練習にはピッタリです。
そして、裏声と地声のチェンジがあることもオススメの理由です。
サビ前の「your love forever~」の部分ですね。
この部分の切り替えがスムーズにできるかどうか、音色に極端な違いが出ないで歌えるかどうかも、正しい発声法を習得するうえで、いい練習になります。
サビの高音で苦しくなったり、張り上げてしまわないように、小さい声で練習するのがコツです。
とくに曲の後半、間奏あけに、サビのメロディーを声量を小さく下げて歌う部分があります。
この部分を裏声にせずに地声で優しく歌えるように練習してみてください。
ボイスコントロールができているかどうかを判断する材料になる、とてもよい曲だと思いますので、ぜひあなたも挑戦してみてくださいね!
ライタープロフィール
仙台のボイストレーナー
KAN
東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。
喉の構造を、科学的視点から専門研究。
喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。
現在は、宮城県仙台で指導しています。
LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。
実際に、あなたの声を聞かせて頂き、アドバイスいたします。
また、出張レッスンも対応しておりますので、ご依頼頂ければ、あなたの街にもお伺いいたします。
ぜひ、あなたの夢を応援させてください。
その他、質問、お問合せも、お気軽にお寄せ下さい。
ウェブサイト:https://www.loosevoice.com
ブログ:http://loosevoice.hatenablog.com
Twitter:loosevoice