5月は新緑が美しくなり、お出かけしたい気持ちが湧いてきますよね。
この記事では、そんな5月にぴったりな歌の中から、高齢者の方にオススメの歌をご紹介します。
季節感あふれる歌詞が盛り込まれた『こいのぼり』をはじめ、母の日にぴったりな曲、そしてお出かけの際に聴きたい明るく元気な曲など、さまざまな曲を集めました。
5月にぴったりな歌を歌って、季節感を深めてくださいね。
声を出すことは心身ともに豊かになるそうでなので、高齢者施設の音楽レクリエーションに取り入れてみてはいかがでしょうか。
【高齢者向け】新緑輝く爽やかな5月に歌ってほしい歌(1〜10)
靴が鳴る作詞:清水かつら/作曲:弘田龍太郎

目を輝かせながら、手をつないで野道を歩く子供たちの光景を描いた大正時代の名曲です。
清水かつらさんの詩に、弘田龍太郎さんが優しく軽やかなメロディを付けており、2007年には「日本の歌百選」に選ばれました。
童謡でありながら、大人の心にも深く響く作品です。
高齢者の方にもなじみ深く、音楽レクリエーションにピッタリですよ。
みなさんで一緒に歌えば、心が和らぎ、昔を懐かしむすてきな時間になるはずです。
北国の春千昌夫

季節の移ろいを優しく描いた名曲が、日本の美しい自然と故郷を思う心情を表現しています。
都会で暮らす主人公が母親から届いた小包をきっかけに、白樺やこぶしの花、せせらぎや朝霧といった北国の風景を思い出す心情に共感を覚えます。
千昌夫さんの温かみのある歌声が、懐かしい思い出と家族への愛情を優しく包み込んでいます。
1977年4月のリリース以来、紅白歌合戦に3年連続で出場するなど、多くの方に親しまれてきました。
本作は施設での音楽レクリエーションの際に、高齢者の方々と一緒に歌うことで、懐かしい思い出を分かち合える、そんな心温まる1曲です。
おお牧場はみどりチェコスロバキア民謡

緑豊かな牧場の風景を優しく歌い上げたチェコスロバキアの民謡です。
心地よい自然の風景が目に浮かぶような親しみやすいメロディと爽やかな歌詞に、一緒に口ずさみたくなる魅力があふれています。
1961年4月、『みんなのうた』の第1回放送で紹介されてから、日本でも多くの方に愛されてきた名曲です。
NHKの番組で東京放送児童合唱団が歌唱したことでも知られています。
牧場の美しい風景や、若者たちが歌う様子を思い描きながら、音楽レクリエーションの時間に、みなさんで一緒に歌ってみてはいかがでしょうか。
懐かしい思い出話に花が咲くきっかけにもなりそうです。
ピクニック作詞:荻原英一/作曲:イギリス民謡

元気いっぱいで軽快なメロディが印象的な名曲です。
リズミカルで親しみやすく、優しい歌詞が心に響きますね。
楽しげな動物の鳴き声も盛り込まれており、自然の素晴らしさを感じられる1曲に仕上がっています。
本作は1935年3月にコロムビアレコードから発売され、中野忠晴さんとコロムビア・リズム・ボーイズが歌いました。
1962年には『みんなのうた』でも放送され、スリーグレイセスやボニージャックスが歌って話題となりました。
高齢者の方と一緒に季節を感じながら歌うのにピッタリな曲です。
思い出を語り合いながら口ずさむと、心が明るく温かくなりますよ。
麦の唄中島みゆき

スコットランドの情緒あふれるバグパイプの音色から始まり、日本の叙情的な旋律が溶け込んでいく中島みゆきさんの心温まる楽曲です。
異国での生活や大切な人との別れ、そして新しい出発への希望を優しく歌い上げる本作は、人生の機微に触れる深い内容となっています。
2014年10月にリリースされたこの曲は、NHK連続テレビ小説『マッサン』の主題歌として書き下ろされ、日本のウイスキー誕生を支えた実在の夫婦の物語を音楽で彩りました。
同年の第65回NHK紅白歌合戦でも披露され、多くの視聴者の心を揺さぶりました。
音楽レクリエーションの時間に、みんなで一緒に口ずさんでみませんか?
優しい曲調と深い歌詞が、きっと心に響くはずです。
この道作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰

美しい四季の移り変わりを表現した名曲は、北原白秋さんの詩に山田耕筰さんが曲をつけた日本の抒情歌の傑作です。
明るく優しいメロディと、情景豊かな詩が見事な調和を生み出しています。
心を癒やす穏やかな曲調は、歌うことの喜びを思い出させてくれますよ。
1927年に藤原義江さんの歌唱でリリースされて以来、多くの方々に愛され続けています。
みなさんで一緒に楽しむ音楽レクリエーションにピッタリな1曲です。
懐かしい思い出話に花を咲かせながら、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
野に咲く花のようにダ・カーポ

優しく爽やかなメロディにのせて、野花のたくましさと生命力を歌い上げた心温まる楽曲です。
誰もがどこかで経験する人生の困難を、自然の情景に重ねながら歌い上げています。
一人ひとりの人生に寄り添うようなメッセージは、きっと心に響くことでしょう。
1983年7月、ダ・カーポの代表曲として多くの方々に愛されています。
ドラマ『裸の大将放浪記』の主題歌として親しまれてきました。
本作は、みんなで一緒に歌うことで、よりいっそう素晴らしい時間を共有できる楽曲です。
穏やかな日差しの中でのレクリエーションや、お散歩の前後に口ずさむのもいいかもしれませんね。