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【難易度低め】モーツァルトの簡単なピアノ曲。おすすめのモーツァルトの曲

教科書でもおなじみの作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

神童と呼ばれたクラシック界の天才で、オペラ、協奏曲、交響曲、室内楽、ソナタとあらゆる音楽を得意としていました。

その作品の数は600を超えると言われています。

今回はそんなモーツァルトの作品のなかでも、難易度が低めのピアノ作品をピックアップしました。

どういった部分が簡単なのか、また、その簡単ななかでもどういった部分が難しいかというところにも言及しているので、ぜひチェックしてみてください。

【難易度低め】モーツァルトの簡単なピアノ曲。おすすめのモーツァルトの曲(11〜20)

ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545 第3番Wolfgang Amadeus Mozart

【ロンド形式解説】モーツァルト ソナタハ長調 第3楽章 K.545
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545 第3番Wolfgang Amadeus Mozart

明るく華やかな雰囲気が漂う3拍子のロンド形式で、優雅で親しみやすいメロディが印象的な楽曲です。

1788年6月に書かれた本作は、明快な構成と軽やかなリズムが心地よく、左手のアルベルティ・バスと呼ばれる分散和音が安定感を与えています。

透明感のある旋律は、聴いている人の心を和ませて、明るい気持ちにさせてくれます。

映画『恋はデジャ・ブ』や『大統領の執事の涙』でも使用され、多くの人々に愛されています。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトらしい優美な表現と繊細なタッチが求められますが、ゆっくり練習を重ねることで徐々に演奏できるようになる作品です。

ピアノを始めたばかりの方や、クラシック音楽に興味を持ち始めた方におすすめの一曲といえます。

ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K. 280(K6. 189e) 第2番Wolfgang Amadeus Mozart

3楽章構成のこの曲は、若干18歳のときに書かれた意欲作です。

明るく活気に満ちた第1楽章、ゆったりとしたシチリアーノのリズムをもとにした情感があふれる第2楽章、そして軽快で華やかな第3楽章と、変化に富んだ構成が魅力です。

フランス音楽の影響を受けた優雅な旋律とハイドンから学んだ緻密な構成が融合し、若き天才の才能を感じさせます。

第2楽章はモーツァルトのピアノソナタの中では唯一短調で書かれた中間楽章で、深い感情表現を持つ美しい旋律が印象的です。

ピアノを始めたばかりの方でも取り組みやすく、クラシック音楽の魅力を存分に味わえる1曲といえるでしょう。

ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ発表会の定番曲、そしてヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノ曲の中でも人気の高い作品として知られている『トルコ行進曲』。

もとは『ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331』の第3楽章ですが、演奏会や発表会ではソナタとしてではなく、単独で演奏されることも多い名曲です。

おなじみのメロディが変奏曲のようにアレンジされ、後半になるにつれて難易度が上がっていきます。

途中で軽やかさや勢いを失わず最後まで弾けるよう、細かいテクニックの練習を丁寧に行いながら仕上げていきましょう。

ナンネルの音楽帳よりアレグロ ハ長調 K. 1bWolfgang Amadeus Mozart

親しみやすい短い曲がお好みなら、ぜひ試してほしい1曲です。

生涯で600を超える作品を残した天才作曲家が、わずか5歳のときに姉マリア・アンナ・モーツァルトのために作った作品で、約9秒という短い演奏時間ながら、明快で軽快なリズムが心地よい印象を与えます。

ハ長調で書かれたシンプルな二部形式の楽曲は、和音進行も理解しやすく、練習しやすい曲になっています。

ピアノを学び始めた方やクラシック音楽に興味をお持ちの方におすすめです。

本作を弾いていると、幼少期の天才作曲家の音楽的感性や表現力の原点に触れることが可能です。

モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ピアニスト 近藤由貴/Mozart: Ave Verum Corpus Piano, Yuki Kondo
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618Wolfgang Amadeus Mozart

ゆったりとした演奏が魅力的なモーツァルトの作品『アヴェ・ヴェルム・コルプス』。

今回はその中からこちらの『モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618』を紹介したいと思います。

この『アヴェ・ヴェルム・コルプス』の難易度は中級と言われることが多いですが、K.618においては初級といっても問題ないでしょう。

しっかりとペダルの操作とリズムを徹底すれば、初心者でも良い演奏に聴こえると思います。

特別、難しい部分もないので、基礎的なトレーニングを終えた方は、ぜひ挑戦してみてください。

アレグロ 変ロ長調 K. 3Wolfgang Amadeus Mozart

A1級 W.A.モーツァルト:アレグロ 変ロ長調 K.3(2021ピティナコンペ課題曲)  pf. 嶌村 直嗣:Shimamura, Naotsugu
アレグロ 変ロ長調 K. 3Wolfgang Amadeus Mozart

コンクールの課題になることの多い楽曲『アレグロ 変ロ長調 K. 3』。

モーツァルトの定番ですね。

楽しく軽快な雰囲気で演奏しなければならないため、軽いタッチと歯切れの良いレガートなど、初心者にとって必要な技術がつめこまれているのが特徴です。

1小節目、1拍目の右手でスラーをかけなければいけないため、初っぱなから緊張する作品ですが、短い作品なので反復練習を繰り返してなんとかモノにしましょう。

弦楽的な表現をイメージしながら弾くと、コツをつかみやすいと思うので、ぜひ意識してみてください。

【難易度低め】モーツァルトの簡単なピアノ曲。おすすめのモーツァルトの曲(21〜30)

「魔笛」より 序曲Wolfgang Amadeus Mozart

W.A.Mozart : Die Zauberflöte – Overture [piano solo] / モーツァルト「魔笛」序曲(ピアノソロ)
「魔笛」より 序曲Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの有名なオペラ作品『魔笛』。

今回は『「魔笛」より 序曲』を紹介したいと思います。

バイオリンでのソロが一般的ですが、ピアノ曲としても演奏されることもあります。

原曲のままでは明らかに演奏が不可能な部分が登場するため、そういう意味では難易度の高い作品といえますが、多くの楽譜はそういう部分を簡略化しています。

難易度としては中級者程度で、左手の指が回る方であればすんなりと弾けると思います。

連弾の部分も弾いてみると意外にも簡単ですので、ぜひチェックしてみてください。