90代の方にオススメの冬の歌。昭和の冬曲まとめ
90代の方にとって、昭和の名曲の数々はなじみ深い曲が多いと思います。
この記事では、そうした昭和時代の楽曲の中から90代の方にあらためて聴いていただきたい冬の名曲を一挙に紹介していきますね!
とくに演歌の名曲の中には冬をテーマにした曲も多く、世代を超えて高い知名度を誇っている曲も多いんですよね。
この記事をご覧の方は身近な90代の方にこれから紹介する曲をオススメしていただき、音楽を通して皆さんで冬の空気感を味わってみてくださいね。
90代の方にオススメの冬の歌。昭和の冬曲まとめ(1〜10)
かあさんの歌窪田聡

母を想う気持ちが静かに胸を打つ、窪田聡さんが手がけた童謡です。
1956年に作られ、1962年にはペギー葉山さんの歌唱でNHK『みんなのうた』でも放送されました。
窪田さんご自身の疎開体験や、母からの手編みの品が届いたときの思い出が重なって生まれた本作。
夜なべして手袋を編む母の姿や、ふるさとから届く便りのぬくもりが描かれています。
かつて母に支えられた日々を思い返したり、ご自身が子どもを育てた頃の記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。
母への感謝の気持ちを改めて感じられる、心温まる一曲です。
新雪作詞:佐伯孝夫/作曲:佐々木俊一

1942年に公開された大映映画の主題歌として、作詞を佐伯孝夫さん、作曲を佐々木俊一さんが手がけ、灰田勝彦さんが歌唱した1曲です。
紫色にかすむ雪の峰を仰ぎ見る心や、朝日に輝く清らかな雪景色に若者への祈りを重ねた歌詞が印象的で、青春の希望と未来への決意が雪山のイメージとともに描かれています。
灰田さんの伸びやかなテノールと穏やかなメロディーが調和し、戦後も紅白歌合戦で歌い継がれるなど、世代をこえて愛されてきました。
雪の降る季節に、冬の情景を思い浮かべながら口ずさんでみてはいかがでしょうか。
山や自然を愛する方にもオススメの、心温まる冬の名曲です。
雪國吉幾三
吉幾三さんの『雪國』は、1986年2月25日にリリースされた名曲です。
切ない恋心と雪国の風景を情感豊かに描いた歌詞が、多くの人の心に響きました。
この曲をきっかけに、吉幾三さんは本格的な演歌歌手としての地位を確立しました。
雪国の寒い夜に一人で過ごす寂しさや、言えなかった思いへの後悔など、高齢者の方の心に寄り添う歌詞が魅力です。
穏やかな冬の日に、静かに聴いてみるのはいかがでしょうか。
もちつき作詞: 天野蝶/作曲:一宮道子

お正月の風物詩である餅つきの様子を、元気いっぱいに歌った童謡です。
天野蝶さんの作詞、一宮道子さんの作曲により、幼児教育の現場で長く愛されてきました。
杵で臼をつく音を表す擬音語が弾むように繰り返され、餅をつく動作そのものが音楽になったような楽しいリズムが特徴です。
明るい長調のメロディと覚えやすい歌詞で、自然と体が動き出すような曲調になっています。
2004年の保育用音楽集に収録されるなど、お正月行事の定番曲として親しまれてきました。
みんなで向かい合って歌いながら、手をたたいたり餅つきのまねをしたりすれば、昔懐かしいお正月の思い出がよみがえってくるのではないでしょうか。
ペチカ唱歌

『ペチカ』は、雪降る満州の寒い夜を温かく包み込む唱歌です。
暖炉の前で柔らかな温もりを感じながら、家族や友人と語り合う様子が目に浮かびます。
厳しい冬を乗り越えて春を待つ人々の姿に、高齢者の方も心を寄せられるのではないでしょうか。
懐かしさとともに、生きる勇気をくれる曲として、ぜひ聴いていただきたいですね。
冬の星座作詞:堀内敬三

澄んだ冬の夜空を見上げたくなる、学校唱歌として親しまれてきた一曲です。
堀内敬三さんの作詞により、木枯らしが止んだ静かな冬の夜、凍てつく空から降り注ぐ星の光が情景豊かに描かれています。
アメリカの作曲家ウィリアム・ヘイスさんによるメロディーに日本語の歌詞をのせ、1947年の教科書に掲載されてから、多くの方に歌い継がれてきました。
2007年には日本の歌百選にも選ばれ、季節の移ろいを感じる冬の名曲として今も変わらず愛されています。
冬の夜、窓辺で星空を眺めながら口ずさんでみてはいかがでしょうか。
透きとおるような旋律が、寒い季節を温かく彩ってくれますよ。
雪山賛歌ダークダックス

『雪山賛歌』は、ダーク・ダックスが歌う冬の名曲。
1959年にリリースされ、雪山の美しさや厳しさを歌った曲です。
高齢者の方にとって懐かしい思い出の1曲かもしれません。
歌詞には、山を愛する人の気持ちがたくさん詰まっていて、聴くだけで雪山の景色が目に浮かびます。
冬の寒さが厳しくなる季節、窓の外を眺めながら『雪山賛歌』を聴いてみませんか?
きっと心が温かくなりますよ。
高齢者の方と一緒に歌って、昔の思い出話に花を咲かせるのもオススメです。






