【高齢者向け】心に染みる冬の名曲。懐かしい歌謡曲や唱歌で温まるひととき
冬の寒さがしみる季節、懐かしい歌の調べが心にそっと寄り添ってくれますよ。
凛と澄んだ空気の中で聴く昭和の名曲や懐かしい唱歌には、心を温かく包み込む不思議な力があります。
北国の寒さや恋心、ふるさとへの思いが織り込まれた冬の楽曲が、高齢者の方の心に深く響くことでしょう。
今回は高齢者の方と一緒に楽しめる、心に染み入る冬の名曲をご紹介します。
思い出話に花を咲かせながら語り合う時間も良いですし、目を閉じて歌詞に浸ってみるのもすてきです。
冬の名曲とともにゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【高齢者向け】心に染みる冬の名曲。懐かしい歌謡曲や唱歌で温まるひととき(1〜10)
北酒場細川たかし

酒場での出会いとほろ苦い恋心を歌った、細川たかしさんが1982年にリリースした楽曲です。
演歌というジャンルにとらわれない軽やかなメロディーと、煙草の火を貸してくれた人との恋の始まりや、破れた恋の数だけ人にやさしくなれるという歌詞が印象的です。
第24回日本レコード大賞や第15回全日本有線放送大賞グランプリなど数々の賞を受賞し、約77万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
テレビ番組での連続歌唱をきっかけに人気を集めた本作は、北国の情景と大人の恋が織りなす世界観が魅力です。
お酒や恋の思い出を語りあいながら聴いてみてはいかがでしょうか。
冬の色山口百恵

1974年に発売された山口百恵さんの7枚目のシングルで、オリコンで6週間1位を記録し、彼女にとって初のシングル首位獲得作となりました。
千家和也さん作詞、都倉俊一さん作曲によるこの作品は、許された口紅の色や清らかな恋心など、抑制された情緒を冬の寒さや色彩感と結びつけて表現しています。
静かな導入から感情が深まっていく曲調は、若き日の切ない恋心を思い起こさせてくれます。
冬の静けさの中で繰り広げられる純粋な恋愛模様を描いた本作は、ふるさとへの思いや青春時代の記憶とともに楽しんでいただける名曲です。
高齢者の方との思い出話のきっかけにもなりますね。
落葉が雪に布施明

力強い歌声で数々の名曲を世に残してきた布施明さん。
彼が1976年に自ら作詞・作曲を手がけた楽曲は、落葉が雪へと移り変わる季節の情景を通して、内省的な心情が綴られています。
人恋しさから書き始めた日記の中で、もうひとりの自分と出会うという静かな世界観。
フォーク調の素朴さと歌謡曲らしい温かみが織りなす本作は、サントリー「ゴールドラベル」のCM曲として広く知られ、1976年にはオリコン週間チャート1位を獲得しました。
冬の寒さが心にしみる季節、ご自身の記憶や思い出を振り返りながら聴いてみてはいかがでしょうか。
外は白い雪の夜吉田拓郎

フォークソングの第一人者である吉田拓郎さんと、松本隆さんのタッグで生まれた本作は、1978年のアルバム『ローリング30』に収録されました。
別れゆく男女の最後の会話を描いており、しんしんと降り積もる雪が二人の心情を映しだします。
煙草を並べながら語りあう場面や、傷つけあうよりもなぐさめあって別れようとする切ない決意が、冬の夜の静けさとともに胸に響きますよ。
本作はカラオケでも歌われる定番曲として、長年にわたり愛されてきました。
窓の外に雪が舞う夜、思い出話に花を咲かせながら聴いてみてはいかがでしょうか。
冬の稲妻アリス

1977年11月に発売されたアリスの6枚目のシングルで、オリコンチャートで最高位2位を記録しました。
冬空にひときわ輝く稲妻のように、強烈で瞬間的な恋の衝動を描いた作品です。
谷村新司さんと堀内孝雄さんの力強いボーカルからは、激しい感情の高まりと切なさが伝わってきます。
冬の冷たく澄んだ空気の中で燃え上がる恋心、そして訪れる別れの予感。
本作は、フォークとロックを融合させたアリス独自のサウンドが印象的で、ドラマチックなメロディーとギターリフが心に深く響きます。
昭和の名曲として今も多くの方に歌い継がれていますので、思い出話に花を咲かせながら聴いてみてはいかがでしょうか。
さらばシベリア鉄道太田裕美

松本隆さんが作詞を手がけ、大瀧詠一さんが作曲したこの楽曲は、シベリア鉄道に乗って遠い北国へ旅立つ人を見送る切ない別れが描かれた冬の名曲です。
1980年11月に発売されたシングルで、当初は大瀧さん自身が歌う予定でしたが、女性の視点で書かれた詞だったことから太田裕美さんへ提供されました。
白い氷原や凍てつく寒さといった冬景色の中で、大切な人との別れを受け入れようとする主人公の心情が胸に迫ります。
太田さんの透明感ある歌声が、哀愁漂う情景を繊細に表現しており、じっくり聴き入りたくなる作品です。
寒い季節の夕暮れ時に、静かに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
針葉樹野口五郎

冬の恋の切なさを雪景色と重ねあわせた、野口五郎さんが1976年にリリースした楽曲です。
作詞を麻生香太郎さん、作曲を筒美京平さんが手がけ、オリコン週間チャートで2位を記録しました。
凛として立つ針葉樹のように、別れたあとも相手を思いやる男性の心が描かれており、悲しみと優しさが交差します。
木枯らしにも枯れない強さと、雪のように冷たいため息という対比が印象的ですね。
本作で野口五郎さんは日本レコード大賞の歌唱賞を受賞し、紅白歌合戦でも披露されました。
昔の恋を思い出したり、冬の情景を思い浮かべながら聴いてみてはいかがでしょうか。
施設のお仲間と思い出話を語りあうきっかけにもなりますよ。






