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【高齢者向け】心に染みる冬の名曲。懐かしい歌謡曲や唱歌で温まるひととき

冬の寒さがしみる季節、懐かしい歌の調べが心にそっと寄り添ってくれますよ。

凛と澄んだ空気の中で聴く昭和の名曲や懐かしい唱歌には、心を温かく包み込む不思議な力があります。

北国の寒さや恋心、ふるさとへの思いが織り込まれた冬の楽曲が、高齢者の方の心に深く響くことでしょう。

今回は高齢者の方と一緒に楽しめる、心に染み入る冬の名曲をご紹介します。

思い出話に花を咲かせながら語り合う時間も良いですし、目を閉じて歌詞に浸ってみるのもすてきです。

冬の名曲とともにゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【高齢者向け】心に染みる冬の名曲。懐かしい歌謡曲や唱歌で温まるひととき(21〜30)

かあさんの歌窪田聡

かあさんの歌(歌詞付) Song of the mother
かあさんの歌窪田聡

母を想う気持ちが静かに胸を打つ、窪田聡さんが手がけた童謡です。

1956年に作られ、1962年にはペギー葉山さんの歌唱でNHK『みんなのうた』でも放送されました。

窪田さんご自身の疎開体験や、母からの手編みの品が届いたときの思い出が重なって生まれた本作。

夜なべして手袋を編む母の姿や、ふるさとから届く便りのぬくもりが描かれています。

かつて母に支えられた日々を思い返したり、ご自身が子どもを育てた頃の記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。

母への感謝の気持ちを改めて感じられる、心温まる一曲です。

小樽のひとよ鶴岡雅義と東京ロマンチカ

鶴岡雅義と東京ロマンチカが1967年9月に発表したデビュー曲は、北海道小樽市を舞台にした情緒豊かなラブソングです。

北国の冬の寒さと恋人との別れの悲しみを織り込んだ哀愁漂う歌詞が特徴的。

メンバーの実体験をもとに制作されたこの楽曲は、粉雪舞う小樽の駅や塩谷の浜辺など、美しい情景描写も魅力の一つです。

本作は大ヒットを記録し、1968年度オリコン年間ランキングで4位を獲得。

1969年には東映制作のテレビドラマ『霧のロマン 小樽の女』の主題歌としても使用され、多くの人々に愛されました。

冬の夜、窓の外を眺めながらゆっくり聴いてみるのはいかがでしょうか。

【高齢者向け】心に染みる冬の名曲。懐かしい歌謡曲や唱歌で温まるひととき(31〜40)

冬景色唱歌

クリスマス会では、合唱を通じて親睦を深めるという施設も多いですよね。

そこで悩ましいのが選曲です。

誰もが知っていて、なおかつ冬を感じられるような楽曲が望ましいですよね。

そこで紹介したいのが、『冬景色』。

小学校で歌っていたという方も多いですよね。

これなら誰もが知っているし、美しい歌詞から冬の雰囲気も味わえます。

ちなみに『冬景色』はピアノ初心者の練習曲としても有名なんです。

ピアノがある場合は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

雪山賛歌唱歌

日本の唱歌の中でもとくに親しまれている曲の一つに数えられる『雪山賛歌』。

アメリカ民謡のメロディに詞をつけたこの曲は、1959年にダークダックスが歌ったレコードが発売され、大流行しました。

山や自然を讃える歌詞は作詞者の西堀榮三郎さんの体験に基づいており、山岳生活の荒々しさと美しさが称賛されています。

とくに登山家や自然愛好家の間で人気が高く、発祥の地の嬬恋村では時報やメロディロードとして親しまれているほか、観光案内や列車内チャイムにも使用されてきました。

冬の自然の中で、この曲を口ずさみながら雄大な景色を楽しむのもオススメです。

北空港桂銀淑、浜圭介

冬の情景を鮮やかに描き出すこの曲。

桂銀淑さんと浜圭介さんが紡ぎだす心温まるデュエットは、高齢者の方の心に寄り添う1曲です。

北国の空港を舞台に、愛する2人の別れと新たな旅立ちを描いた歌詞が胸を打ちます。

1987年11月に発売された本作は、カラオケで長年人気を誇る名曲。

新千歳空港には歌碑も建立されていて、ボタンを押すとメロディが流れる仕掛けになっているんですよ。

冬の夜、窓の外を眺めながらゆったりと聴いていただきたい。

きっと懐かしい思い出がよみがえってくるはずです。

銀色の道ダークダックス

ダークダックスの『銀色の道』は、希望と勇気を描いた心温まる1曲ですね。

冬の嵐に見舞われる険しい道のりを通して、人生の試練と美しさを重ね合わせています。

どんなにつらい坂道も、いつかは新しい始まりにつながると歌う前向きなメッセージに、思わず背中を押されるような気持ちになります。

この曲はザ・ピーナッツとの競作で、ダークダックスが歌うものとザ・ピーナッツが歌うものの2種類がリリースされました。

冬の寒さに負けそうな日や人生の岐路に立ったとき、この曲を聴いて一緒に歩んでいく勇気をもらえそうですね。

北の旅人石原裕次郎

石原裕次郎さんが晩年に制作した珠玉のウインターソング。

北国の切ない情景と旅人の心情を重ね合わせた、哀愁漂う歌詞に心を打たれます。

1987年のリリース後、その年の年間シングルチャート1位を獲得し、以降オムニバスアルバムにも数多く収録されるなど、冬の名曲の仲間入りを果たしました。

寂しさや孤独を感じやすい冬の季節、ふるさとを思う気持ちや大切な人への思いにじっくり浸りたいときにぜひ聴いていただきたい1曲です。