【クラシック】極上の音色、パイプオルガンの名曲&人気曲
数ある楽器の中でも「楽器の王様」と呼ばれ、その起源はなんとギリシャ神話に登場する楽器「パン・パイプ」と言われるほどの古い歴史を持つパイプオルガン。
教会やコンサートホールに、大きな存在感を放ちながら現在も佇んでいます。
パイプオルガンの音色が持つ響きはとても神聖かつ荘厳で、手で弾く鍵盤と足で弾く鍵盤があり、さまざまな音色を組み合わせることでオーケストラのような迫力のあるサウンドを生み出せます。
今回はそんなパイプオルガンが主役の、クラシック音楽の名曲たちを一挙ご紹介します!
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もくじ
- 【クラシック】極上の音色、パイプオルガンの名曲&人気曲
- トッカータとフーガ ニ短調 BWV565J.S.Bach
- 3つのコラール第3番 イ短調César Franck
- パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582J.S.Bach
- 主よ、人の望みの喜びよ BWV147J.S.Bach
- バッハの名による前奏曲とフーガFranz Liszt
- オルガン・ソナタ 変ロ長調 Op. 65 No. 4 MWV W59 IV. Allegro maestoso e vivaceFelix Mendelssohn
- オルガン交響曲第5番Charles-Marie Widor
- 前奏曲とフーガ ハ短調 Op. 37 No. 1: FugueFelix Mendelssohn
- 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542J.S.Bach
- オルガン交響曲第8番 Finale – Tempo giustoChristoph Maria Moosmann
- トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529J.S.Bach
- 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552J.S.Bach
- トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564J.S.Bach
- 教区のためのミサ曲François Couperin
- 前奏曲とフーガ ロ長調 Op.7-1Marcel Dupré
- 前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18César Franck
- 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 548J.S.Bach
- 自動オルガンのための幻想曲 K.608Wolfgang Amadeus Mozart
- 交響曲第3番「オルガン付き」Saint-Saens
- オルガン交響曲第1番 ニ短調 第6楽章 フィナーレLouis Vierne
- G線上のアリアJ.S.Bach
- オルガン・ソナタ イ長調 Op. 91 No. 8 II. Adagio con affettoAlexandre Guilmant
- バッハの主題による幻想曲とフーガMax Reger
- Festive Trumpet TuneDavid German
- 前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543J.S.Bach
- いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659J.S.Bach
- 水上の音楽 第2組曲 ニ長調 HWV 349 第2曲「アラ・ホーンパイプ」George Frideric Handel
- オルガンのための12の小品 第3曲 トッカータTheodore DUBOIS
- オルガン組曲 第2曲 LamentoDenis Bédard
- Fiat LuxKeith Wright
- Six piéces d’orgue: VI. Grand choeur dialoguéEugène Gigout
- カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21Johann Sebastian Bach (arr. Virgil Fox)
- Batalla ImperialJuan Cabanilles
- L’Ascension: III. Transports de joie d’une ame devant la gloire du Christ qui est la sienneOlivier Messiaen
- Symphony No. 3 in C Minor, Op. 78, R. 176 “Organ”: IIc. MaestosoCamille Saint-Saëns
- 12 Pieces, Op. 59: VI. Fugue in D MajorMax Reger
- Toccata [Songs of Praise theme]Stephen Cleobury
【クラシック】極上の音色、パイプオルガンの名曲&人気曲(1〜20)
前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18César Franck

パイプオルガンの荘厳な音色がさえ渡る名曲です。
セザール・フランクが1862年に発表した本作は、前奏曲、フーガ、変奏曲の3部構成で、優美で物憂げなメロディが印象的。
特に前奏曲部分のオーボエ管による柔らかな旋律は、一度聞くと忘れられないほど心に染みます。
サント・クロチルド聖堂のカヴァイエ=コル製オルガンに触発されて生まれたそう。
フランスのロマン派音楽を代表する作品として、今なお多くのオルガニストに愛され続けています。
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 548J.S.Bach

バッハが1727年から1731年の間にかいたとされる曲で、自筆の楽譜もベルリン国立図書館に存在します。
前奏曲はきちんとした伝統の書き方を守ったつくりで、華やかなイメージを持っています。
フーガのほうは3部構成になっており、1部と3部は4声のフーガ、2部は技巧的な表現が光るトッカータのような作りです。
4声のフーガの主題が音の度数が少しずつ開いていくようなメロディなので、『くさび』という愛称で親しまれています。
自動オルガンのための幻想曲 K.608Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが作ったオルガン曲というのは意外なイメージもありますね。
こちらは自動オルガンのための幻想曲であり、演奏者が弾くのではなく、オルゴールのようにもともと入力された曲をゼンマイや手回しにより、自動的に演奏する機械のために作られた曲です。
お金持ちの美術収集家の貴族の依頼により作ったそう。
そういった意味でもとても興味深いですね。
曲の内容はモーツァルトらしさは感じられるものの、オルガンに合うように作られており、彼のすばらしい才能を感じます。
交響曲第3番「オルガン付き」Saint-Saens

荘厳なオルガンの響きから始まる『交響曲第3番「オルガン付き」』は、1886年フランスの作曲家シャルル・カミーユ・サン=サーンスが手がけた交響曲です。
交響曲の第2楽章第2部にあたるこちらは、一般的に『オルガン付き』という愛称で親しまれています。
重厚なオルガンの和音の後に続く美しい管弦楽器が輪唱形式でテーマを奏でるこの曲は、優れたオルガン奏者でもあったサン=サーンスの代表作でもあり、壮麗で威風堂々とした楽曲は映画に使用されるなど今なお非常に親しまれています。
オルガン交響曲第1番 ニ短調 第6楽章 フィナーレLouis Vierne

フランスのオルガン奏者、作曲家であるルイ・ヴィエルヌ。
視覚障害を持っており弱視であったにもかかわらず、あたかも完成された楽曲を演奏しているかのような即興演奏や、とりわけ楽式を尊重した精緻で洗練された作曲様式に定評があります。
彼は生涯で6つのオルガン交響曲を残しており、第1番は師のヴィドールの影響から作曲された6つの楽章からなる傑作。
それぞれの楽章によってカラーが変わりながらも、1つの曲としての統一感もある作品で、そのなかの最終楽章、フィナーレは最も有名な作品です。