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【クラシック】極上の音色、パイプオルガンの名曲&人気曲

数ある楽器の中でも「楽器の王様」と呼ばれ、その起源はなんとギリシャ神話に登場する楽器「パン・パイプ」と言われるほどの古い歴史を持つパイプオルガン。

教会やコンサートホールに、大きな存在感を放ちながら現在も佇んでいます。

パイプオルガンの音色が持つ響きはとても神聖かつ荘厳で、手で弾く鍵盤と足で弾く鍵盤があり、さまざまな音色を組み合わせることでオーケストラのような迫力のあるサウンドを生み出せます。

今回はそんなパイプオルガンが主役の、クラシック音楽の名曲たちを一挙ご紹介します!

もくじ

【クラシック】極上の音色、パイプオルガンの名曲&人気曲(21〜40)

G線上のアリアJ.S.Bach

J.S.バッハ / 管弦楽組曲第3番 BWV1068「G線上のアリア」
G線上のアリアJ.S.Bach

緩やかな旋律と優美な和声が織りなすバロック音楽の傑作。

J・S・バッハが1720年代に作曲したこの楽曲は、教会や宮殿で演奏されていた世俗音楽をもとに生まれました。

繊細な弦楽器の響きと、深い余韻を持つ低音が見事に調和し、聴く人の心を穏やかな気持ちへと導いてくれます。

19世紀には、ドイツのヴァイオリニスト、アウグスト・ヴィルヘルミによって編曲され、より親しみやすい形で世に広まりました。

本作は、TBS系ドラマ『G線上のあなたと私』でも取り上げられ、新たな注目を集めています。

落ち着いた環境で集中したい時や、心を静めたい時にオススメの一曲です。

オルガン・ソナタ イ長調 Op. 91 No. 8 II. Adagio con affettoAlexandre Guilmant

アレクサンドル・ギルマンは19世紀に活躍したフランスのオルガニスト・作曲家。

リストに代表されるような超絶技巧の演奏家であるヴィルトゥオーソとしての道を歩み、ヨーロッパの各地で演奏旅行をし、オルガン音楽のレパートリー拡大と普及に尽力した人物です。

残して作品はオルガンのためのものが多く、充実した和声語法や堅固で保守的な形式が特徴的です。

『オルガンソナタ第8番』は5つの楽章からなっており、この第2楽章はゆっくりなテンポで、フーガのように旋律を紡いでいきます。

バッハの主題による幻想曲とフーガMax Reger

同じタイトルでリストも曲を作っていますが、こちらはマックス・レーガーさんが作った曲です。

バッハは音楽の父と呼ばれるだけあって、後世の演奏家に敬愛されています。

確かにバッハの音楽は何百年もたっているとは思えないほど新しく美しいままです。

この曲はマックス・レーガーさんのバッハへの愛と敬意にあふれています。

そしてバッハの主題を使いながらも彼の独自の世界観が表現されているところがとても聴いていて興味深いです。

Festive Trumpet TuneDavid German

The Trumpets of Villa Cortese – David German, Festive Trumpet Tune
Festive Trumpet TuneDavid German

トランペットの音色が天高くまい上がっていくようなこの華やかな曲はエドワード・ジャーマンの『Festive Trumpet Tune』です。

とっても晴れやかな気分にさせてくれますよね。

結婚式にも合うのではないでしょうか?作曲者は1862年にイングランドで生まれ、バイオリン奏者として管弦楽団をもって活動していました。

その後才能がみとめられ、数々の演劇音楽や音楽監督を務めました。

生まれた町では2006年から彼の名前のついた音楽祭が開かれているほど有名な方なんですよ。

この曲を聴けばそこまで語りつがれる理由がよく分かりますね!

前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543J.S.Bach

17世紀から18世紀にかけて活躍したドイツの作曲家。

宮廷のオルガン奏者や学長に任命されプロテスタント音楽の伝承を継承しながら、1000以上の曲を残しました。

多声音楽を基本としつつも各地の音楽を取り入れながら、音楽の対位法を極限まで高めたため「音楽の父」と称されています。

この曲のプレリュードは、情熱的な気分や鋭い緊張、不協和音に満ちたており、ペダルの保持音上で速い音の動きが続きます。

フーガの主題は、前奏曲の主題と関係しつつも、プレリュードとは対照的に静かな情緒をたたえています。